【Primaveraに降る雪】 30 ラキ編 7 「★」
「ん・・・、 ふ・・・ぁ」
唇を重ねて触れるだけのキスから徐々に深く熱く貪っていく。
それでも触れる力は優しくて、ラキは力が抜けてしまわないように彼の肩を銀糸の髪ごとぎゅぅと握りこんだ。
その仕草が可愛くてシンは口付けをしながら目を細める。
ラキの後ろに手を突いたままゆっくりとベッドに押し倒していくと最後にふわりと背中に手を差し込んで寝かせた。
ギシ・・・と硬いベッドが鳴って、二人分の重さを受け止める。
乱れた黒髪を指で梳きながらラキの唇をペロリと舐めて今度は舌を絡めてもっと深く貪っていった。
「んん・・・ ん、ん・・・っ」
「ラキ・・・ ラキ・・・」
唇を合わせて愛しい人の名を何度も呼んだ。
呼ばれる度に身体がピクンと震えて熱を持っていく。
その素直な反応に更に煽られて、舌で口を抉じ開けると、もう一度彼の名を唾液と共に流し込んだ。
「ぁ・・・ んく、んん 」
「・・・ラキ 灯り 点ける? ・・・暗闇、苦手でしょう 私はもう平気だから」
少しだけ離れて、それでも唇同士はくっ付けたまま薄暗い部屋の中でシンが囁いた。
カーテンを締め切って電気が消えていても、銀の髪と紅い瞳はほんのり光って見える。
「・・・いらねぇ このままでいい」
暗闇は怖いけど、シンが傍に居れば大丈夫な気がしていた。
何より、灯りを点けに行く為に、抱き合った身体を離すのが堪らなく嫌だった。
「ラキがこのままで平気なら・・・。 私はどんなに暗くても貴方の気持ちいい顔がはっきり見えるのでどちらでも楽しめますし・・・」
「いいから もっと舌くれよ」
銀の髪を引っ張って強請るラキに「はい♡」とニッコリ微笑んで再び唇を重ね合わせた。
自分が小さい頃からシンは誰よりも強くて 負ける所なんて見たこと無くて
常に余裕の表情で 何でもこなして どんなものからも自分を護ってくれて・・・
そんなシンの強さを羨ましいと思っていた。
俺も、これでも少しは強くなった方だと思うけど、シンのそれにはまだまだ届かない。
護ってもらってばっかじゃなくて いつか きっと
「俺も・・・ お前みたいに」
「エロくなりたい?」
「違うわ!」
すかさず突っ込まれて楽しそうにクククと笑うと、血の滲む左手を掴んで口元に持っていき、深紅の瞳をキラリと光らせてラキを見詰めた。
「ラキ、この部屋は何をする為の場所か分かる・・・?」
「・・・ぇ、何って・・・」
「ここは『ほけんしつ』といって、怪我や簡単な病気を治療したり、時には先生が生徒の相談に乗ってあげたりする、学校には無くてはならない部屋・・・。今はその先生が不在だから、代わりに私がラキの傷を癒してあげる」
「んあ・・・っ」
そう言うと左手の傷を下から上へゆっくりと舐め上げた。
「っあ、・・・ぁ ぁ ぁあ・・・ん・・・」
一瞬ツキンと痛みが走ったが、すぐにそれが快感に変わっていく。
指を曲げてその感覚に耐えようと力を込めると余計にふるふると震えてしまう。
「気持ちいいでしょう」
「んぁ・・・ 何で・・・だ、 そこ切れてんのに・・・ 気持ち・・」
「忘れたの・・・? 吸血鬼に血を吸われると 吸われた相手は性的な快楽を得る・・・ って、そういえば言ったこと無かったかな」
「そ、んなの、 知らな・・・ ぁ、ゃぁ・・・」
今迄、シンに自分の血を与えたことなんて何度もあるけど、何となく力が抜ける感じがしただけでそれ以上は特に気にも留めなかった。
それを今、そんな事を言われたら嫌でも意識して、自覚して、益々感じてしまうじゃねーか・・・。
「まぁ私も 貴方の血で相当興奮するんだけど・・・」
「あ・・・ シ・・・ シン 早く・・・ もっと・・・ 触れよ」
「・・・ラキ 気持ち良さそう 脱がせてもいい?」
「ん・・・」
肩で荒く息をするラキを優しく抱き起こして、するすると衣服を脱がせていく。
自分の服を脱がされながら、ラキも彼の胸元に手を当てて目の前のシャツのボタンを外していく。
肌蹴たシャツから覗くシンの胸にこつんと額を置いて、服の間から背中に腕を回した。
胸に納まる彼の頭に頬を寄せ、自分より小さい愛しい人の身体をきつく抱き締めると、腰を持ち上げて膝の上に座らせた。
向かい合わせに抱き合い揺れる瞳同士見詰め合いながら再び唇を重ねてお互いを求め合った。
「ん、んぁ・・・ ぉ俺、やばい・・・ 今・・・、 凄ぇ したい」
「私も・・・ ラキが可愛くて愛しくて我慢できない。 ここも・・・ 触ってないのに もう限界・・・でしょう?」
「・・・うん 早く・・・ はゃ・・・く」
「ラキ・・・ 好き・・・ 好き過ぎて狂ってしまいそう・・・ 濡れて潤んだその瞳も 熱い液が漏れるその唇も しっとりと汗ばんだ艶かしい身体も 全部私の為だけにラキがこんな風にしてくれてるんだと思うと、それだけでイケそう・・・」
「・・・煩ぇよもう、 お前も下、外せよ ・・・勃ってんだろ」
「ええ もう完勃ちです♡ ラキ、外して。 このままだと股間のジッパーが壊れてしまうかも・・・」
「馬鹿やろ 自分でやれや」
「私はラキを愛でるのに忙しいので 自分の事まで手が回りません♡ 早く したいんでしょう?」
ニッコリと微笑んでラキの胸を指先で撫で回すとつつつ・・・とその手をみぞおちからヘソを伝ってその下へ潜り込ませ、一際熱いそこをきゅっと握りこんだ。
ビクッと身体を震わせて、何いきなり触ってんだよと言おうとしたけど、同時に湧いたやっと触ってくれたという思いに掻き消され、開いた口から甘い声が漏れてしまう。
何か 前もこうやってシンのペースに流されて、言う事を聞いてしまったような気がする。
「・・・挟んでも知らねぇぞ」
「挟んで血が出たら ラキが舐めて・・・」
「馬鹿過ぎ・・・」と呟いてブツブツと悪態をつきながらも、シンの熱く猛った大きく膨らむ股間に手を当てフックとボタンを外してジッパーを下ろしていく素直なラキ。
その様子をじっと眺めていたシンは、微笑みながら熱い溜め息を漏らした。
◆追記でコメントお返事♪
◆E様♪
こんにちは! ご訪問ありがとうございます☆
少しでも楽しんで頂けるようにこれからも頑張ります♪
またお越し下さると嬉しいです♪♪
唇を重ねて触れるだけのキスから徐々に深く熱く貪っていく。
それでも触れる力は優しくて、ラキは力が抜けてしまわないように彼の肩を銀糸の髪ごとぎゅぅと握りこんだ。
その仕草が可愛くてシンは口付けをしながら目を細める。
ラキの後ろに手を突いたままゆっくりとベッドに押し倒していくと最後にふわりと背中に手を差し込んで寝かせた。
ギシ・・・と硬いベッドが鳴って、二人分の重さを受け止める。
乱れた黒髪を指で梳きながらラキの唇をペロリと舐めて今度は舌を絡めてもっと深く貪っていった。
「んん・・・ ん、ん・・・っ」
「ラキ・・・ ラキ・・・」
唇を合わせて愛しい人の名を何度も呼んだ。
呼ばれる度に身体がピクンと震えて熱を持っていく。
その素直な反応に更に煽られて、舌で口を抉じ開けると、もう一度彼の名を唾液と共に流し込んだ。
「ぁ・・・ んく、んん 」
「・・・ラキ 灯り 点ける? ・・・暗闇、苦手でしょう 私はもう平気だから」
少しだけ離れて、それでも唇同士はくっ付けたまま薄暗い部屋の中でシンが囁いた。
カーテンを締め切って電気が消えていても、銀の髪と紅い瞳はほんのり光って見える。
「・・・いらねぇ このままでいい」
暗闇は怖いけど、シンが傍に居れば大丈夫な気がしていた。
何より、灯りを点けに行く為に、抱き合った身体を離すのが堪らなく嫌だった。
「ラキがこのままで平気なら・・・。 私はどんなに暗くても貴方の気持ちいい顔がはっきり見えるのでどちらでも楽しめますし・・・」
「いいから もっと舌くれよ」
銀の髪を引っ張って強請るラキに「はい♡」とニッコリ微笑んで再び唇を重ね合わせた。
自分が小さい頃からシンは誰よりも強くて 負ける所なんて見たこと無くて
常に余裕の表情で 何でもこなして どんなものからも自分を護ってくれて・・・
そんなシンの強さを羨ましいと思っていた。
俺も、これでも少しは強くなった方だと思うけど、シンのそれにはまだまだ届かない。
護ってもらってばっかじゃなくて いつか きっと
「俺も・・・ お前みたいに」
「エロくなりたい?」
「違うわ!」
すかさず突っ込まれて楽しそうにクククと笑うと、血の滲む左手を掴んで口元に持っていき、深紅の瞳をキラリと光らせてラキを見詰めた。
「ラキ、この部屋は何をする為の場所か分かる・・・?」
「・・・ぇ、何って・・・」
「ここは『ほけんしつ』といって、怪我や簡単な病気を治療したり、時には先生が生徒の相談に乗ってあげたりする、学校には無くてはならない部屋・・・。今はその先生が不在だから、代わりに私がラキの傷を癒してあげる」
「んあ・・・っ」
そう言うと左手の傷を下から上へゆっくりと舐め上げた。
「っあ、・・・ぁ ぁ ぁあ・・・ん・・・」
一瞬ツキンと痛みが走ったが、すぐにそれが快感に変わっていく。
指を曲げてその感覚に耐えようと力を込めると余計にふるふると震えてしまう。
「気持ちいいでしょう」
「んぁ・・・ 何で・・・だ、 そこ切れてんのに・・・ 気持ち・・」
「忘れたの・・・? 吸血鬼に血を吸われると 吸われた相手は性的な快楽を得る・・・ って、そういえば言ったこと無かったかな」
「そ、んなの、 知らな・・・ ぁ、ゃぁ・・・」
今迄、シンに自分の血を与えたことなんて何度もあるけど、何となく力が抜ける感じがしただけでそれ以上は特に気にも留めなかった。
それを今、そんな事を言われたら嫌でも意識して、自覚して、益々感じてしまうじゃねーか・・・。
「まぁ私も 貴方の血で相当興奮するんだけど・・・」
「あ・・・ シ・・・ シン 早く・・・ もっと・・・ 触れよ」
「・・・ラキ 気持ち良さそう 脱がせてもいい?」
「ん・・・」
肩で荒く息をするラキを優しく抱き起こして、するすると衣服を脱がせていく。
自分の服を脱がされながら、ラキも彼の胸元に手を当てて目の前のシャツのボタンを外していく。
肌蹴たシャツから覗くシンの胸にこつんと額を置いて、服の間から背中に腕を回した。
胸に納まる彼の頭に頬を寄せ、自分より小さい愛しい人の身体をきつく抱き締めると、腰を持ち上げて膝の上に座らせた。
向かい合わせに抱き合い揺れる瞳同士見詰め合いながら再び唇を重ねてお互いを求め合った。
「ん、んぁ・・・ ぉ俺、やばい・・・ 今・・・、 凄ぇ したい」
「私も・・・ ラキが可愛くて愛しくて我慢できない。 ここも・・・ 触ってないのに もう限界・・・でしょう?」
「・・・うん 早く・・・ はゃ・・・く」
「ラキ・・・ 好き・・・ 好き過ぎて狂ってしまいそう・・・ 濡れて潤んだその瞳も 熱い液が漏れるその唇も しっとりと汗ばんだ艶かしい身体も 全部私の為だけにラキがこんな風にしてくれてるんだと思うと、それだけでイケそう・・・」
「・・・煩ぇよもう、 お前も下、外せよ ・・・勃ってんだろ」
「ええ もう完勃ちです♡ ラキ、外して。 このままだと股間のジッパーが壊れてしまうかも・・・」
「馬鹿やろ 自分でやれや」
「私はラキを愛でるのに忙しいので 自分の事まで手が回りません♡ 早く したいんでしょう?」
ニッコリと微笑んでラキの胸を指先で撫で回すとつつつ・・・とその手をみぞおちからヘソを伝ってその下へ潜り込ませ、一際熱いそこをきゅっと握りこんだ。
ビクッと身体を震わせて、何いきなり触ってんだよと言おうとしたけど、同時に湧いたやっと触ってくれたという思いに掻き消され、開いた口から甘い声が漏れてしまう。
何か 前もこうやってシンのペースに流されて、言う事を聞いてしまったような気がする。
「・・・挟んでも知らねぇぞ」
「挟んで血が出たら ラキが舐めて・・・」
「馬鹿過ぎ・・・」と呟いてブツブツと悪態をつきながらも、シンの熱く猛った大きく膨らむ股間に手を当てフックとボタンを外してジッパーを下ろしていく素直なラキ。
その様子をじっと眺めていたシンは、微笑みながら熱い溜め息を漏らした。
◆追記でコメントお返事♪
◆E様♪
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Re: No title
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コメントありがとうございます! 嬉しいです^^
文章書くのとってもとっても苦手なので読んで下さった方に伝わってるかいつもドキドキしております><
もっともっとエロいお話が書けるように頑張りたいです♪
書くのも読むのも楽しいですよねー^^
これからもお暇な時でいいので遊びに来てやって下さい!
お待ちしております♡
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もっともっとエロいお話が書けるように頑張りたいです♪
書くのも読むのも楽しいですよねー^^
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rhuzuvy@gmail.com
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こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま~す。よろしくお願いします