【Primaveraに降る雪】 1 「いきなり★」
「ラキ・・・ 好きです。 愛してる・・・」
「あ、そんな大胆な・・・ ラキ・・・」
「ぇ・・・ いいんですか・・・? そんな事言うと本気にしますよ」
「・・・・はぁ ・・・はぁ あ、駄目ですよラキ・・・まだ十分に解れてないでしょう」
「そんな・・・ そんな格好で!?」
「何という腰使い・・・ 私を喰い殺す気ですか・・・」
「喰い殺すのは吸血鬼の私の特権・・・なのに・・・」
「あ・・・ ラキ・・・ 愛しすぎて・・・ 熱くて・・・ 私・・・」
「・・・日焼けしてしまいます!!」
「ぅうるっせえよ!!!!!!!!! この変態エロバカ野郎がぁぁぁああーーーっ!!!!」
「ーーー・・・ ・・・・え?」
「てめぇ・・・ 勝手に人の布団に潜り込んで来て 如何わしい夢見てんじゃねえよ!!!」
「は・・・? ここは・・・」
「何時だと思ってんだバカたれ夜中だぞ でっけぇ声でエロい寝言言いやがって・・・っ」
夜に着いた新しい街の宿屋に泊まったラキとシン。
先に寝たシンに続いて、酒場で情報収集を済ませたラキも奴の隣のベッドに潜り込んだ。
程無く 寝たはずのシンがもぞもぞとラキの布団に入ってきたのに気付いたが、まぁいいかと放っといた。
しばらくしてうとうとし始めた途端これだ・・・。
「・・・ ぁ・・・ なんだ・・・ 夢だったんですね・・・ どうりで、やけに素直なラキだなぁ~って・・・」
「ったく、勝手に寝るならまだ我慢してやったっつのに うるさくて眠れねぇよ 出て行け」
「っえ~・・・ 嫌です。ラキに巻き付いて寝たいです。」
「巻くなよ きめえな」
「大体何で別のベッドで寝なきゃいけないのですか。 こんなに愛してるのに。」
「何で一緒に寝なきゃいけねぇんだよ。 親子か!」
「恋人です♡」
「・・・お前なぁ」
こいつはあれからますます調子に乗るようになって、今まで以上にベタベタしてくるようになった。
「俺は眠いんだよ。 分かったから横で大人しく寝ろ」
「・・・・」
「何だよ」
「・・・眠れますか?」
「は?」
さっき怒鳴りながら捲った布団を口元まで引っ張ってきて、寝直そうと目を閉じかけると シンの深紅の瞳が覗き込んできた。
見詰め返すと互いの額がこつんとぶつかった。
「だってほら・・・ ラキ、少し赤くなってますよ」
「・・・っ! バッ・・・」
「さっきの私の寝言を聞いて、想像しちゃいました? もしかして・・・」
「ん・・・なわけねぇだろ お前じゃあるまいしっ」
「よく分かりましたね あの夢の途中で目が覚めたので、私ムラムラしっ放しなんですけど」
「お前はいつでも盛ってるだろが・・・。 おい・・・ 触らせんなよ 離せって」
「じゃあ・・・ 触っていいですか?」
「じゃあって何だよじゃあって! バカッ・・・ やめろっ ・・・・ぁっ」
そりゃあ 俺だって男だし、シンは変態でエロくて馬鹿でうぜぇけど嫌いってわけじゃないし。
夢とはいえ真横でそんな寝言言われたら気になるに決まってるだろ。
「ラキ・・・ いいですか? 今日は・・・ 抱かせてくれますか?」
「ぅ・・・っ」
「ラキだって溜まってるでしょう あれからもう随分経ちますよ 我慢できません。
だから私あんな夢見ちゃうんですよ・・・」
そう 実はあれからまだ1回もヤッてなかったりする。
毎日毎晩絡まってくるシンを、あれこれと理由をつけてかわしていた。
今日もわざと酒場で時間を潰してきたラキだった。
「待・・・て」
「ラキ・・・ ほら ラキのここも、私と同じになってますよ」
ラキの手を掴んでシンのそこを握らせてくる。
反対にシンの手はラキのそこを握ってきた。
少しためらいながら握る様子からシンなりに気を遣ってるんだろう。
また今日も拒否られるかもしれないって思ってるのかもしれない。
いつも強引に絡んでくるくせに・・・。余裕な顔をして実はラキの気をうかがってるのがバレバレだ。
「・・・ん ・・・っ」
「ね・・・? ラキ・・・ ・・・」
「だ・・・っ やめ・・・」
「何故? 私 もう我慢できませんよ」
何だよ。そんな目で見るなよ。
こいつだって男だ。何日も我慢させられたらそろそろ限界なのも分かってる。
俺だってそうだ。
でも・・・
「ャ・・・ ヤルと・・・」
「はい・・・?」
「ヤルと、 ・・・っ 次の日動けなくなんだよ・・・っ!」
「・・・!」
「朝、日課の腹筋ができなくなる から 困る・・・っ!!」
「は・・・ はあ!? それが・・・ 理由ですか?」
細かった奴の瞳が大きく見開かれて、同時に口もぽかんと開いている。
ラキのそこを握る手もピタリと止まっていた。
「あ? 何だよ・・・」
「・・・ はぁ~~~~~~~~~~~~~・・・」(深い溜め息)
「あぁ??」
「何だ そういうことでしたか・・・。 私はてっきり、あの時以来嫌われてしまったのかと・・・」
「あぁぁ?? 何でだよ・・・」
「それは・・・ あの時はまあ割と強引でしたし・・・ 初めてなのに少しやり過ぎましたし・・・
あれ以降何となく避けられてる気もして、私なりに反省してました。」
「・・・ それは・・・」
「あんな事をしてしまったわけですから、でももう昔のようには戻れないと思い、それならこのままこの想いを貫こうと普段通りでいたんですが、最近少ししつこ過ぎたかもとも考えていました。」
「・・・考え過ぎだ 馬鹿」
「それだけあなたが好きなんですよ ラキ」
何だよこいつ そんな事考えてたのかよ
こいつの頭の中はほとんどが変な妄想ばっかりだと思ってたのに
シンって・・・ 俺が思ってるより 俺の事を想ってくれてんのか?
「・・・ぁ シ・・・ン」
「はい ・・・溢れてきましたね ここ」
「そう言うお前だって・・・ さっきよりでかくなってんぞ」
「当然です。 ラキの手に扱かれてるんですから」
「んあ・・・ あ・・・」
「これからは・・・ 無理はさせませんから せめて・・・ 一緒にイカせて・・・ ラキ・・・」
そう言うと切ない瞳で見つめてくる。
その瞳からの視線に耐えられなくて、ラキからシンにキスをしてしまった。
上唇をペロリと舐めるとすぐにシンの舌が出てきてラキの中に入ってくる。
尖った舌が歯の裏と上あごをなぞって、次にラキの舌に絡みつく。
口の隙間から液が漏れてポタポタ零れ落ちても全く気にならなくなっていた。
久しぶりのキス。奴の舌は熱くていやらしくて、それだけでもう出てしまいそうだ。
心臓が勝手にバクバク鳴って煩い。
こんなのがシンに聞かれたらまた調子こくに決まってる。
「ふぁ・・・ あ・・・ ヤバ・・・」
「ほら 一緒に握って・・・ そう 上下に・・・ あなたの一番感じる強さでいいですよ・・・ 」
「うるせ・・・っ も、黙れって・・・ ハァ・・・」
「シーツがビショビショですね どっちの液の所為でしょうね・・・」
「黙れって・・・!」
静かにクスクスと声を漏らして笑う憎たらしい口を塞ぐ為にもう一度キスをする。
ちゅくちゅくと貪られ我慢できずに今度はラキの口から声が漏れる。
恥ずかしくて堪らないのに、凄く気持ちよくて、勝手に感じて悦んでしまう自分の身体に腹が立った。
「あ、そんな大胆な・・・ ラキ・・・」
「ぇ・・・ いいんですか・・・? そんな事言うと本気にしますよ」
「・・・・はぁ ・・・はぁ あ、駄目ですよラキ・・・まだ十分に解れてないでしょう」
「そんな・・・ そんな格好で!?」
「何という腰使い・・・ 私を喰い殺す気ですか・・・」
「喰い殺すのは吸血鬼の私の特権・・・なのに・・・」
「あ・・・ ラキ・・・ 愛しすぎて・・・ 熱くて・・・ 私・・・」
「・・・日焼けしてしまいます!!」
「ぅうるっせえよ!!!!!!!!! この変態エロバカ野郎がぁぁぁああーーーっ!!!!」
「ーーー・・・ ・・・・え?」
「てめぇ・・・ 勝手に人の布団に潜り込んで来て 如何わしい夢見てんじゃねえよ!!!」
「は・・・? ここは・・・」
「何時だと思ってんだバカたれ夜中だぞ でっけぇ声でエロい寝言言いやがって・・・っ」
夜に着いた新しい街の宿屋に泊まったラキとシン。
先に寝たシンに続いて、酒場で情報収集を済ませたラキも奴の隣のベッドに潜り込んだ。
程無く 寝たはずのシンがもぞもぞとラキの布団に入ってきたのに気付いたが、まぁいいかと放っといた。
しばらくしてうとうとし始めた途端これだ・・・。
「・・・ ぁ・・・ なんだ・・・ 夢だったんですね・・・ どうりで、やけに素直なラキだなぁ~って・・・」
「ったく、勝手に寝るならまだ我慢してやったっつのに うるさくて眠れねぇよ 出て行け」
「っえ~・・・ 嫌です。ラキに巻き付いて寝たいです。」
「巻くなよ きめえな」
「大体何で別のベッドで寝なきゃいけないのですか。 こんなに愛してるのに。」
「何で一緒に寝なきゃいけねぇんだよ。 親子か!」
「恋人です♡」
「・・・お前なぁ」
こいつはあれからますます調子に乗るようになって、今まで以上にベタベタしてくるようになった。
「俺は眠いんだよ。 分かったから横で大人しく寝ろ」
「・・・・」
「何だよ」
「・・・眠れますか?」
「は?」
さっき怒鳴りながら捲った布団を口元まで引っ張ってきて、寝直そうと目を閉じかけると シンの深紅の瞳が覗き込んできた。
見詰め返すと互いの額がこつんとぶつかった。
「だってほら・・・ ラキ、少し赤くなってますよ」
「・・・っ! バッ・・・」
「さっきの私の寝言を聞いて、想像しちゃいました? もしかして・・・」
「ん・・・なわけねぇだろ お前じゃあるまいしっ」
「よく分かりましたね あの夢の途中で目が覚めたので、私ムラムラしっ放しなんですけど」
「お前はいつでも盛ってるだろが・・・。 おい・・・ 触らせんなよ 離せって」
「じゃあ・・・ 触っていいですか?」
「じゃあって何だよじゃあって! バカッ・・・ やめろっ ・・・・ぁっ」
そりゃあ 俺だって男だし、シンは変態でエロくて馬鹿でうぜぇけど嫌いってわけじゃないし。
夢とはいえ真横でそんな寝言言われたら気になるに決まってるだろ。
「ラキ・・・ いいですか? 今日は・・・ 抱かせてくれますか?」
「ぅ・・・っ」
「ラキだって溜まってるでしょう あれからもう随分経ちますよ 我慢できません。
だから私あんな夢見ちゃうんですよ・・・」
そう 実はあれからまだ1回もヤッてなかったりする。
毎日毎晩絡まってくるシンを、あれこれと理由をつけてかわしていた。
今日もわざと酒場で時間を潰してきたラキだった。
「待・・・て」
「ラキ・・・ ほら ラキのここも、私と同じになってますよ」
ラキの手を掴んでシンのそこを握らせてくる。
反対にシンの手はラキのそこを握ってきた。
少しためらいながら握る様子からシンなりに気を遣ってるんだろう。
また今日も拒否られるかもしれないって思ってるのかもしれない。
いつも強引に絡んでくるくせに・・・。余裕な顔をして実はラキの気をうかがってるのがバレバレだ。
「・・・ん ・・・っ」
「ね・・・? ラキ・・・ ・・・」
「だ・・・っ やめ・・・」
「何故? 私 もう我慢できませんよ」
何だよ。そんな目で見るなよ。
こいつだって男だ。何日も我慢させられたらそろそろ限界なのも分かってる。
俺だってそうだ。
でも・・・
「ャ・・・ ヤルと・・・」
「はい・・・?」
「ヤルと、 ・・・っ 次の日動けなくなんだよ・・・っ!」
「・・・!」
「朝、日課の腹筋ができなくなる から 困る・・・っ!!」
「は・・・ はあ!? それが・・・ 理由ですか?」
細かった奴の瞳が大きく見開かれて、同時に口もぽかんと開いている。
ラキのそこを握る手もピタリと止まっていた。
「あ? 何だよ・・・」
「・・・ はぁ~~~~~~~~~~~~~・・・」(深い溜め息)
「あぁ??」
「何だ そういうことでしたか・・・。 私はてっきり、あの時以来嫌われてしまったのかと・・・」
「あぁぁ?? 何でだよ・・・」
「それは・・・ あの時はまあ割と強引でしたし・・・ 初めてなのに少しやり過ぎましたし・・・
あれ以降何となく避けられてる気もして、私なりに反省してました。」
「・・・ それは・・・」
「あんな事をしてしまったわけですから、でももう昔のようには戻れないと思い、それならこのままこの想いを貫こうと普段通りでいたんですが、最近少ししつこ過ぎたかもとも考えていました。」
「・・・考え過ぎだ 馬鹿」
「それだけあなたが好きなんですよ ラキ」
何だよこいつ そんな事考えてたのかよ
こいつの頭の中はほとんどが変な妄想ばっかりだと思ってたのに
シンって・・・ 俺が思ってるより 俺の事を想ってくれてんのか?
「・・・ぁ シ・・・ン」
「はい ・・・溢れてきましたね ここ」
「そう言うお前だって・・・ さっきよりでかくなってんぞ」
「当然です。 ラキの手に扱かれてるんですから」
「んあ・・・ あ・・・」
「これからは・・・ 無理はさせませんから せめて・・・ 一緒にイカせて・・・ ラキ・・・」
そう言うと切ない瞳で見つめてくる。
その瞳からの視線に耐えられなくて、ラキからシンにキスをしてしまった。
上唇をペロリと舐めるとすぐにシンの舌が出てきてラキの中に入ってくる。
尖った舌が歯の裏と上あごをなぞって、次にラキの舌に絡みつく。
口の隙間から液が漏れてポタポタ零れ落ちても全く気にならなくなっていた。
久しぶりのキス。奴の舌は熱くていやらしくて、それだけでもう出てしまいそうだ。
心臓が勝手にバクバク鳴って煩い。
こんなのがシンに聞かれたらまた調子こくに決まってる。
「ふぁ・・・ あ・・・ ヤバ・・・」
「ほら 一緒に握って・・・ そう 上下に・・・ あなたの一番感じる強さでいいですよ・・・ 」
「うるせ・・・っ も、黙れって・・・ ハァ・・・」
「シーツがビショビショですね どっちの液の所為でしょうね・・・」
「黙れって・・・!」
静かにクスクスと声を漏らして笑う憎たらしい口を塞ぐ為にもう一度キスをする。
ちゅくちゅくと貪られ我慢できずに今度はラキの口から声が漏れる。
恥ずかしくて堪らないのに、凄く気持ちよくて、勝手に感じて悦んでしまう自分の身体に腹が立った。
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