【番外編】【 another x another 】アース×ラキ 再会 第3話★R18
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こちらの記事はR18となっております。18歳未満の方、高校生の方の閲覧は禁止です。
切実にお願い申し上げます。
条件を満たしている方のみどうぞ↓
「ん・・・っ、・・・・っ」
「唇冷てぇ・・・ 薄着してっからだ・・・」
「壁が・・・っ 冷てぇから・・・」
「ふうん」
背中を押し付けられ 深夜の気温で冷やされた壁が俺の体温を奪っていく。
壁との仲を引き裂くようにアースの腕が腰に回ってぐいっと引き寄せられると、もう一度唇を塞がれた。
啄む様にキスをしながら 指が髪に触れて優しく梳かされる。
アースが触れる場所から彼の熱が流れてきて 身体がぞくぞくと震えた。
「ん・・・ぁ・・・、っ・・・」
後頭部を撫でる熱い指がぎゅうっと握り込まれて、後ろに引かれた反動で口を開かされ、その中にアースの舌が割り込んでくる。
柔らかくて熱いそれが中の舌を絡めて、くちゅくちゅと唾液を混ぜ合わせてきた。
「ぅ、んあ、・・・・ハァ」
俺はいつのまにかアースの腕にしがみ付いていて、されるがままのキスを目を閉じて受け入れていた。
今日はあの一杯だけでまだまだ素面なのに、アースとのキスを嫌だと思っていない自分に驚愕する。
じゃあやっぱりあの日もキスをしていたのかもしれない・・・
布越しにアースの温もりが伝わってきて、段々身体が火照っていく。
自分より体格のいいその身体と力強い腕に包み込まれて悔しいのに 心臓はドキドキと鼓動を速めていた。
「思い出したか?」
「・・・・・っ ・・・・分かんね・・」
「こんなんじゃまだ足りねぇか」
「・・・・、・・・もっかい しても いい・・・」
「お前キス好きだもんな」
「はあ? ん・・・んんっ、ぁ、」
「・・・・・」
「・・・っ、ん・・・、ハァ・・・」
「・・・それ 癖か」
「・・・・・ぁ?」
「無自覚かよ」
「何が・・・」
「キスの度に舌で俺の歯なぞってくる」
「えっ・・・ ・・・ッ」
「確かめてんの? 尖ってる歯が良かったか? シンみたいに・・・」
「なっ・・・、ばっ・・・、ちがっ・・・!」
本当に無意識にやってしまっていた
自分でも知らなかった癖を指摘され 恥ずかしくて頭が沸騰しそうになる。
言われてから気付いた、そういえばいつもあの引っ掛かりのある歯に自分の舌を纏わせていたかもしれない・・・
鋭い先端で舌を擦られる感触が痛いのに気持ち良くて、無意識に気に入っていたのかもしれない
こんな思わぬ所で自分の癖を自覚して かつてない程の羞恥で汗が滲む背中を アースが優しく撫でてくる。
引き寄せる力に促され アースの胸元に吸い込まれるように顔を埋めた。
「しょうがねえ・・・」
「・・・・・ 酒 飲む」
「ぁあ? だぁめ、・・・これでも後悔してんだよ」
「・・・ 何」
「・・・・・ 忘れさすんじゃなかった」
「・・・なら また 忘れるほど飲めばいいだろ」
「今度はちゃんと憶えてろよ」
「・・・・・っ」
「俺の身体、頭でもちゃんと憶えてろ・・・ 俺の味、匂い、声も・・・」
「っ、 ・・・・・ハァ、・・・・・ッ」
「ぁー・・・、・・・どうすっかな」
「・・・・?」
「俺ね、今凄ぇムカついてる」
「は・・・っ?」
「忘れてんなら優しくしてやろうと思ったけど・・・ やっぱやめだ 苛めてやる」
「何だそれ・・・、 ・・・何だそれっ! 意味分からん!」
「誘ったのはお前だろ」
「はあ?仕掛けたのはあんただろ」
「ぁあ?俺は髪が触りたかっただけだ」
「はああ? 何・・・、ぅわむかつくなーその顔」
鼻先が触れる程の近距離で喧嘩腰で睨み合う。
いちいち腹が立つのに お互いに離れようとはしないのが何だかおかしかった。
そう思っていると、青い瞳が近付いてきてこつんと額をくっつけられる。
「いつも大事に大事に丁寧に可愛がられてんだろ 今夜は俺の言う通り動け」
「・・・・ふざけんな」
「身体で払って欲しいんだろ やり方は俺が決める」
「そっちこそ いつも素直で従順で可愛い奴の相手してんだろ 今夜はそうはいかねぇぞ」
「・・・・面白ぇ」
「・・・なぁ、もうしねぇの・・・? キス・・・ ・・・・ん、んぅ・・・っ・・・」
遠慮無く挿し込まれた肉厚な舌が口内を蹂躙する。
こちらの舌の動きを妨害して口蓋全体を舐められ、歯列をなぞられ、喉の奥まで入ってこようとするアースの舌に戸惑って、相手の両肩を力一杯押し上げた。
結構な力を込めたのにアースの身体はびくともせず、逆に強く抱き締められてしまう。
「ん・・・ぅッ、む・・・ぐっ、・・・ァッ・・・ッ」
動き回る熱い舌に翻弄されて、開いたままの口の端から唾液が零れ落ち、首筋を伝って着物を濡らした。
力が抜けて、肩を押した掌が段々と握り込まれていくと、ようやくアースのキスも柔らかくなる。
「・・・・・ ふっ・・・」
「ハァ・・・ッ、・・・ハァ・・・」
ちゅっちゅ・・・っ と音を立てて唇を吸われ、今度は優しく全体を舐められる。
ゆっくり入り直してくる舌に、痺れた舌を掬われてねちねちと絡められ、流れ込んできたアースの唾液をこくりと飲み下した。
「・・・顔・・・、くく・・・」
「るさぃ・・・ ・・・っ」
「ベッド・・・、連れてって」
「っ自分で 行け・・・」
「お前の部屋だろが ここで最後までやりてぇのか、俺はそれでもいいけどなぁ」
「・・・・・、最後まで・・・って・・・」
「・・・・・・・ お前がイクまで」
「ッ・・・、それって・・・、やっぱ・・・ぅわっ!」
俺の言葉を遮るように突然アースに担がれる。
広くない部屋を少し歩いて寝室を見付けると、ベッドに下ろされて押し倒された。
「キスは・・・嫌だったか?」
「・・・・・っ? ・・・、・・・・・嫌じゃねぇ」
「前もしたんだ 思い出したか?」
「・・・・・・・ 何となく・・・」
俺を見下ろすアースの瞳が少し優しくてドキドキする。
答え合わせをするように、ひとつひとつ試していくつもりなのか
たまに俺の反応を窺うような仕草をするアースに 憶えていないという罪悪感でチクリと胸が痛んだ。
「ん・・・・、ん・・・ぁ」
ひとつ確かになった思い出を証明する様にもう一度キスをする。
アースの口元から息が漏れて、それを聞いた俺の耳がみるみる真っ赤になった。
段々と暴かれていく 夢か現実か分からないまま胸の奥に仕舞い込んでいた不確かなこの記憶
真実を知っているアースに一言はっきりと訊いてしまえばすぐに答えをくれるかもしれない
さっきは腹を括る覚悟も無いまま曖昧に訊ねたから アースは多分 濁した
意地悪で 冷たくて 無関心・・・ そんなアースが後悔して俺の記憶を戻そうと所々で気遣ってくる
ムカつく物言いをしながらも、ふとした時に扱いが優しくなってつい委ねそうになってしまう
何だよそれ・・・ 何でだよ・・・ そんなんずるい・・・ それじゃあまるで・・・
つづく⇒【番外編】【 another x another 】アース×ラキ 再会 第4話★R18 (24日12時頃)

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「ん・・・っ、・・・・っ」
「唇冷てぇ・・・ 薄着してっからだ・・・」
「壁が・・・っ 冷てぇから・・・」
「ふうん」
背中を押し付けられ 深夜の気温で冷やされた壁が俺の体温を奪っていく。
壁との仲を引き裂くようにアースの腕が腰に回ってぐいっと引き寄せられると、もう一度唇を塞がれた。
啄む様にキスをしながら 指が髪に触れて優しく梳かされる。
アースが触れる場所から彼の熱が流れてきて 身体がぞくぞくと震えた。
「ん・・・ぁ・・・、っ・・・」
後頭部を撫でる熱い指がぎゅうっと握り込まれて、後ろに引かれた反動で口を開かされ、その中にアースの舌が割り込んでくる。
柔らかくて熱いそれが中の舌を絡めて、くちゅくちゅと唾液を混ぜ合わせてきた。
「ぅ、んあ、・・・・ハァ」
俺はいつのまにかアースの腕にしがみ付いていて、されるがままのキスを目を閉じて受け入れていた。
今日はあの一杯だけでまだまだ素面なのに、アースとのキスを嫌だと思っていない自分に驚愕する。
じゃあやっぱりあの日もキスをしていたのかもしれない・・・
布越しにアースの温もりが伝わってきて、段々身体が火照っていく。
自分より体格のいいその身体と力強い腕に包み込まれて悔しいのに 心臓はドキドキと鼓動を速めていた。
「思い出したか?」
「・・・・・っ ・・・・分かんね・・」
「こんなんじゃまだ足りねぇか」
「・・・・、・・・もっかい しても いい・・・」
「お前キス好きだもんな」
「はあ? ん・・・んんっ、ぁ、」
「・・・・・」
「・・・っ、ん・・・、ハァ・・・」
「・・・それ 癖か」
「・・・・・ぁ?」
「無自覚かよ」
「何が・・・」
「キスの度に舌で俺の歯なぞってくる」
「えっ・・・ ・・・ッ」
「確かめてんの? 尖ってる歯が良かったか? シンみたいに・・・」
「なっ・・・、ばっ・・・、ちがっ・・・!」
本当に無意識にやってしまっていた
自分でも知らなかった癖を指摘され 恥ずかしくて頭が沸騰しそうになる。
言われてから気付いた、そういえばいつもあの引っ掛かりのある歯に自分の舌を纏わせていたかもしれない・・・
鋭い先端で舌を擦られる感触が痛いのに気持ち良くて、無意識に気に入っていたのかもしれない
こんな思わぬ所で自分の癖を自覚して かつてない程の羞恥で汗が滲む背中を アースが優しく撫でてくる。
引き寄せる力に促され アースの胸元に吸い込まれるように顔を埋めた。
「しょうがねえ・・・」
「・・・・・ 酒 飲む」
「ぁあ? だぁめ、・・・これでも後悔してんだよ」
「・・・ 何」
「・・・・・ 忘れさすんじゃなかった」
「・・・なら また 忘れるほど飲めばいいだろ」
「今度はちゃんと憶えてろよ」
「・・・・・っ」
「俺の身体、頭でもちゃんと憶えてろ・・・ 俺の味、匂い、声も・・・」
「っ、 ・・・・・ハァ、・・・・・ッ」
「ぁー・・・、・・・どうすっかな」
「・・・・?」
「俺ね、今凄ぇムカついてる」
「は・・・っ?」
「忘れてんなら優しくしてやろうと思ったけど・・・ やっぱやめだ 苛めてやる」
「何だそれ・・・、 ・・・何だそれっ! 意味分からん!」
「誘ったのはお前だろ」
「はあ?仕掛けたのはあんただろ」
「ぁあ?俺は髪が触りたかっただけだ」
「はああ? 何・・・、ぅわむかつくなーその顔」
鼻先が触れる程の近距離で喧嘩腰で睨み合う。
いちいち腹が立つのに お互いに離れようとはしないのが何だかおかしかった。
そう思っていると、青い瞳が近付いてきてこつんと額をくっつけられる。
「いつも大事に大事に丁寧に可愛がられてんだろ 今夜は俺の言う通り動け」
「・・・・ふざけんな」
「身体で払って欲しいんだろ やり方は俺が決める」
「そっちこそ いつも素直で従順で可愛い奴の相手してんだろ 今夜はそうはいかねぇぞ」
「・・・・面白ぇ」
「・・・なぁ、もうしねぇの・・・? キス・・・ ・・・・ん、んぅ・・・っ・・・」
遠慮無く挿し込まれた肉厚な舌が口内を蹂躙する。
こちらの舌の動きを妨害して口蓋全体を舐められ、歯列をなぞられ、喉の奥まで入ってこようとするアースの舌に戸惑って、相手の両肩を力一杯押し上げた。
結構な力を込めたのにアースの身体はびくともせず、逆に強く抱き締められてしまう。
「ん・・・ぅッ、む・・・ぐっ、・・・ァッ・・・ッ」
動き回る熱い舌に翻弄されて、開いたままの口の端から唾液が零れ落ち、首筋を伝って着物を濡らした。
力が抜けて、肩を押した掌が段々と握り込まれていくと、ようやくアースのキスも柔らかくなる。
「・・・・・ ふっ・・・」
「ハァ・・・ッ、・・・ハァ・・・」
ちゅっちゅ・・・っ と音を立てて唇を吸われ、今度は優しく全体を舐められる。
ゆっくり入り直してくる舌に、痺れた舌を掬われてねちねちと絡められ、流れ込んできたアースの唾液をこくりと飲み下した。
「・・・顔・・・、くく・・・」
「るさぃ・・・ ・・・っ」
「ベッド・・・、連れてって」
「っ自分で 行け・・・」
「お前の部屋だろが ここで最後までやりてぇのか、俺はそれでもいいけどなぁ」
「・・・・・、最後まで・・・って・・・」
「・・・・・・・ お前がイクまで」
「ッ・・・、それって・・・、やっぱ・・・ぅわっ!」
俺の言葉を遮るように突然アースに担がれる。
広くない部屋を少し歩いて寝室を見付けると、ベッドに下ろされて押し倒された。
「キスは・・・嫌だったか?」
「・・・・・っ? ・・・、・・・・・嫌じゃねぇ」
「前もしたんだ 思い出したか?」
「・・・・・・・ 何となく・・・」
俺を見下ろすアースの瞳が少し優しくてドキドキする。
答え合わせをするように、ひとつひとつ試していくつもりなのか
たまに俺の反応を窺うような仕草をするアースに 憶えていないという罪悪感でチクリと胸が痛んだ。
「ん・・・・、ん・・・ぁ」
ひとつ確かになった思い出を証明する様にもう一度キスをする。
アースの口元から息が漏れて、それを聞いた俺の耳がみるみる真っ赤になった。
段々と暴かれていく 夢か現実か分からないまま胸の奥に仕舞い込んでいた不確かなこの記憶
真実を知っているアースに一言はっきりと訊いてしまえばすぐに答えをくれるかもしれない
さっきは腹を括る覚悟も無いまま曖昧に訊ねたから アースは多分 濁した
意地悪で 冷たくて 無関心・・・ そんなアースが後悔して俺の記憶を戻そうと所々で気遣ってくる
ムカつく物言いをしながらも、ふとした時に扱いが優しくなってつい委ねそうになってしまう
何だよそれ・・・ 何でだよ・・・ そんなんずるい・・・ それじゃあまるで・・・
つづく⇒【番外編】【 another x another 】アース×ラキ 再会 第4話★R18 (24日12時頃)
