【Earth x Kaito】ある夜のふたり 3 ★
アースのキスは最初だけ強引で、後はゆっくりと優しいキスになる。
初めは無理に唇を奪われるカイトも、毎回すぐにその虜になってしまう。
アースも、カイトがそうやってされるのが好きで、すぐに大人しくなるということを知っている。
「んー? もう降参か? いつもより早ぇじゃねぇか ・・・あ、やっぱ酒きつかったか」
少し長くキスをしてやっただけでカイトは真っ赤になってくったりとしてしまった。
飲んでも問題無い年なのに、こいつは見た目通り酒に弱くて、
大した事無いアルコール入りのお菓子でもすぐ酔っ払う。
ただでさえ大きい瞳が余計に潤んでいた。
「アース・・・」
「何だ? 続けるか? それとも寝るか?」
「ね・・・ 眠くない・・・もっとしてよ」
「酔ってヤルの初めてだから興奮してんだろ 気持ちいいか」
「うん・・・ ん・・・ぁあ」
もう一度キスをしてカイトの左耳を舐める。
そのまま舌を這わせて左の首筋をねっとり舐め回すとほんの少しだけ吸い付いた。
「あ! やっぁぁ・・・ ―――・・・っ!」
カイトの感じる場所を知り尽くした舌が、
いつの間にかあらわになった左の胸へと続けて攻めていく。
大きく息をしながら声にならない声で喘ぐカイト。
アースの肩を掴んで引き離そうと必死にもがくが力が入らない。
そんな事には全くお構い無しにアースの舌は動く事を止めないのだった。
「はっ・・・・ も・・やめ ・・・お腹ツる・・・っ」
「お前 感じ過ぎ。 もうイきそうじゃねぇか」
「だっ・・・て ・・・ア」
「あ?」
「アースの・・・舌も・・・ 手も・・・ 匂いも・・・ 俺好きだも・・・ん」
「知ってるよ」
「あ! そこ駄目・・・」
「何だよこれ もうこんなにしやがって もう駄目か 1回イッとけ 話にならん」
寝ているカイトの身体をアースが上からすっぽりと包み込んでいるので身動きが取れない。
跨っているアースの足に引っ掛かって 自分の足が自由にならないのがもどかしくて、
カイトは力の抜けた瞳で目の前の男を睨み付けた。
アースの裏モモを蹴っても どいてくれるはずもなく、たまらなくてモジモジしてしまう。
アースはその事にとっくに気付いていたが、 わざと知らない振りをしてカイトのそれを強弱をつけて握る。
「あっ あ・・・ ゃぁ・・・ アー・・ス・・・ ん、くぅ・・・―――っ!」
カイトの首筋に顔を沈めてちゅくちゅくと舐めながらだんだん強く速くその手を動かしていく。
卑猥な音を立てながら、握っている手に一層熱いものが上ってくるのを感じ取ると
その唇を耳元に移してピッタリとくっつけた。
「カイト・・・」
低く、熱のこもった声で、ゆっくりとその名を呼んでやる。
「・・・っ!! ぁっ・・・イク・・・ ぁああっ ―――・・・っ!!」
耳の中で自分の名前を呼ばれ、一際高い声で喘いだカイトは我慢できずにあっさり達してしまった。
「気持ちいいだろ まだ足りねぇって顔してるな エロい顔」
「ん・・・ 俺・・・ アースの声も 好き・・・」
「知ってるって」
「・・・俺もする」
息を切らして汗だくになったカイトがむくりと起きる。
四つん這いになると、胡坐を掻いたアースの股座に顔をうずめた。
ベルトを外して下着の奥にある 半分硬くなったそれを見つけると迷わず咥え込んだ。
「酔ってるお前は素直でいいな・・・」
「ん・・・ んぐぅあごぇあぐ○%▽×□・・・」
「だから口に何か入れたまま喋んなって・・・分かってるよ 酔ってねぇんだろ?」
「んん・・・」
「・・・変なとこ頑固だよなお前」