【アース×カイト】カイトが熱を出した日★R18
こちらの記事は後半からR18になっております。
申し訳ありませんが、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
切実にお願い申し上げます。
「何か欲しいのあるか」
「・・・、大丈夫・・・ ごめんアース」
「何が」
「また俺熱出したね」
「新しい所来て熱出さなかった方が少ねぇだろ、いいから寝とけお前は」
「うん・・・」
初めて訪れた新たな街の宿で、頭から湯気を上げたカイトが布団に包まって横になっている。
黄金色の大きな瞳はいつもより力無く、潤んで半分閉じかけていて今にも溶け出しそうだ。
溶け掛けの飴玉が申し訳無さそうにこちらを見上げている。
この街に着いて食事や買い出しを一通り済ませた頃、カイトが突然熱を出し、アースが荷物ごとカイトを抱えて宿に運んできた。
こんな展開は初めてでは無く、カイトは実はよく熱を出す。
長い間一度も自分の街から出た事の無い者が、突然見知らぬ土地を訪れたりするとその土地の風土が身体に合わず体調を崩すことがよくある。
カイトはそれが顕著に表れる体質で、初めてアースと逢った初めての街でも熱を出して倒れた事があった。
今日のこれもいつもの恒例行事と、既に慣れたアースは特に気にしてはいない。
毎回一日ゆっくり休めば次の日にはケロッと回復していつものふわふわのわたあめに戻るのだ。
それでも熱を出す度に律儀にごめんねをするカイトを見ると、分かっていても心なしか無意識に優しくしてしまいそうになるこの恥ずかしさというかくすぐったさというか何と言っていいのか分からないあぁもう面倒臭いこの説明口調もうやめやめ
「ねぇ やっぱり俺欲しいのある」
なんてグルグル考えてたら首まですっぽり収まったカイトが小さくこう呟いた。
小声でも聞き取れるように頭の横に移動して「何だよ」と聞いてみる。
「手、ちょうだい」
「・・・・・」
言われるままに手を差し出すと、首元に挟み込んでスリスリしてきて「冷たくてきもちぃ♪」と嬉しそうに笑った。
猫か・・・
カイトの熱い体温を吸って指先がじわっと暖かい
寒空で冷えた身体にちょうどいいな、と思ったけど、カイトが俺の手を気に入って離そうとしないから動けない とカイトの所為にして、腕を預けたまま枕元に腰掛けた。
「仕事が明日にズレたから今日はのんびりだな」
「!じゃあ一緒に居られるんだ♪」
「そうだな」
「・・・・? いつも一緒にいるだろばーか、とか言わないの?」
「熱出してるお前を虐めても面白くねぇだろ」
「・・・っ」
「こら潜んな、熱上がる」
「やだ、潜る・・・っ」
何なのこいつ 病人とは思えない速さで布団かまくらを錬成して立て籠もったぞ
あんなにスリスリしてた俺の手をあっさり見捨てやがって 中途半端に余計寒い
訳が分からないので隙間から腕を侵入させて首を掴んでやるとビクッとかまくらが跳ねた。
「首あっつ・・・ 騒ぐな馬鹿、放り出すぞお前」
「アースのせいだろっ」
「はあ? ・・・ったく、真っ赤な顔しやがって、治りたくねぇのか」
「これは熱のせいだけど、今のはアースのせい」
「何言ってんだ沸いてんのか」
「アースのせいだよ」
少々イラッとしたので「殴るぞ」と低音で凄んだら、更に奥に引っ込んでしまった。
何?俺何かしたか?
いつもだったらガバーっと布団を剥いで振り回したりする所だけど今回はやめておく。
「出て来いよ」と声を掛けて胸に仕舞った煙草を取り出して咥えると、暫くしてもぞもぞと息の上がった中身が顔を出した。
「熱い・・・ ごめん大人しくする」
「しとけしとけ」
「ねぇ、背中熱いから触って」
「・・・あいよ」
「ぅひぁっ、つめた、あはは♪」
「ほっぺた真っ赤」
何か今回はいつもより平気そうだな
赤い顔は熱の所為かそれともかまくらった所為かは知らねぇけど・・・
こんな調子ならすぐ元気になるかもしれない
いつもの事で既に慣れてると言っても、だからってこいつを置いて俺だけ酒場で思いっ切り飯を食っても正直面白くないし、仕事に行ったってどうしてもどっかで考えちまうだろうし、いつも元気なカイトがたまにしぼんで一日寝てたりすんのはやっぱつまんねぇ
言葉や表情では絶対に表さない自信はあるのに頭ん中は正直で、この俺がカイトなんかにちぐはぐさせられてんのが悔しい。
服の裾から手を突っ込んで熱い背中を撫でていると、うつ伏せで枕に半分顔を埋めながらカイトがこちらをじっと見詰めているのに気付いて視線を合わせた。
「・・・アースの瞳、青くて気持ちいいね」
「何だそれ」
こいつは何でこう突拍子もなく何ともよく分からない事を言い出すのか
青くて綺麗って事か? 何を今更・・・
青いから涼しく見えるって事か? 気のせいだ
見てると落ち着いて気持ちがいいって事か? うるせぇよ
バカイトが 黙って寝ていればいいものを・・・
そんな顔で煽るなら ちょっと遊んでやる
「・・・アース」
「あ?」
「そこ背中じゃない」
「尻も熱いじゃねぇか」
「そうだけど・・・」
「気持ちいいだろ」
「・・・何で揉むの」
「暇だから」
背中を上下にさすっていた掌の向きを逆にして、その勢いのままするっと腰を通り過ぎてその先まで滑らせる。
今まで無防備だった柔らかい丘をくっと掴むと、カイトがそこに力を込めたのが分かって思わず口の端が緩んだ。
何とも言えない表情で耐えるカイトを無視して、暖かい双丘をやんわりと撫で続けてやった。
暫く揉んだり撫でたりを繰り返していると、さっきとは違う瞳でカイトがこちらを見詰めてきた。
違った意味で熱っぽく、違った意味で浅くなった息と声で俺の名前を呼ぶ。
「・・・・・・、・・・・・アース」
「ん・・・? 何だ?カイト・・・」
甘い声で呼ばれたから、俺もお返しに低くゆっくり呼んでやると、カイトが益々真っ赤になって息を呑んだ。
この音程で名前を呼ばれるのが弱いんだよな
この弱点を見付けてから、不意打ちでわざとこう呼んでやるのが楽しみになっている。
「・・・っ 意地悪・・・」
「望んだくせに」
「・・・っ そ、んなわ・・・んぅ・・・」
「舌もあちぃ・・・」
赤い顔が枕から離れたと同時に屈んでカイトの口を塞いだ。
突然唇を奪われて驚いたもののすぐに俺の舌を受け入れて素直に絡めてくる。
身体を支える腕の力が徐々に弱くなり、ゆっくりとベッドに沈み込んだ。
「ん・・・っ ハァ・・・」
「・・・・ようやく静かになったな、少し寝ろよ」
「・・・・・・」
「いつもみたくじっとしてればすぐ熱引くって、な?」
溢れた唾液を舐め上げて離れると、カイトが名残惜しそうに俺の袖を握り込む。
ちょっとやり過ぎたかも・・・なんて思いながら柔らかい金髪をぽんぽんしながらなだめてやるが、それが逆効果だったらしく更に瞳が蕩けてしまった。
「・・・・・もっと触って、冷たくて気持ちぃから、もっと・・・」
今度は横向きになって俺の手を掴んで胸元に移動させる。
上がった体温を下げるつもりなのかまだ冷たい掌を両手で挟み込んで押し当てた。
が・・・・
「・・・お前、触る毎に益々熱くなるじゃねぇか、氷持ってく・・・」
「やだ、アースの手がいい・・・っ アースの大きい手でなでなでされるとふわぁってなるんだよ、じわぁって嬉しくなるんだよ」
「・・・・そうか」
「こうやってると俺の熱でアースの手もだんだんあったかくなってくね 俺と同じ温度になってくなぁって思うと嬉しくてじんじんして ぶわってなるから熱くなるのかなぁ」
「ふぅん・・・ 分かったから目閉じろ」
「伝わった?」
「伝わった伝わった」
「・・・・・ アースは優しいね・・・」
いつもよく分からない事を突然言い出すカイトだけど、今日のは熱に浮かされてる所為か更によく分からない。
でもカイトが今思ったことを正直に素直にそのまま俺に表現してくれているのは分かるから、馬鹿にせずに聞いてやる。
目を閉じろと言ったのに、何が楽しいのかふにゃぁと笑ってどうでもいい事を次々と話し出す。
カイトの気が済むまで適当に返事をしながら胸元にある手を温めた。
少しして口数が減ってきたカイトの様子を窺うと、また頬を染めてこちらをじっと見ている。
「・・・寝ねぇのか? 眠くねぇのか?」
「・・・・ん、アースが・・・そこ揉むから ムズムズする」
楽しそうに話をするカイトに相槌を打っている最中、実はゆっくりと手の位置を変えていて、胸の突起にさりげなく触れていた。
話に夢中で気付かないカイトの顔が段々と違和感から羞恥に変わっていく様子がおかしくてふっと笑ってしまった。
「勃ってるもんなぁ」
「・・・・・っ、バレた・・・・ ・・・アースのせいだからね」
ああ、そうだな
これは確かに俺の所為だって認めるわ
肩を竦ませて身をよじりながらカイトが刺激に耐えるように唇をぎゅっと結ぶ。
さっきから思ってたけど、いつもと違ってどこか力の抜けた声と身体で俺に構ってくるカイト、エロくね?
・・・・・・・・・・
熱出して寝てる奴に何やってんだ俺・・・とか一応反省してみるものの、やっぱり口から出るのは逆の言葉で・・・
「お前が誘うからだろ、・・・・・なぁ、ここ一番熱持ってあっちぃけど・・・・ 触んなくていいのか?」
「・・・・今言おうと思ってた」
「ムズムズして眠れねぇんだろ、触れなんて言うからだぞ、・・・最初から氷にしとけばよかったんだよばぁか」
「ごめん」
「・・・・・違ぇよ 今のは自分に言ったんだ」
「ううん、いつも貰ってばっかでごめん・・・・ でも、もっと欲しい、ねぇアース・・・・頂戴・・・・」
「・・・・・・・ どうなっても知らねぇぞ」
「あっ・・・ つめた、ひぁ・・・・っ」
熱を出した日はその時々によって具合も変わるが、今日のは今迄よりずっと症状が軽いみたいだ。
その所為でカイトが妙に元気で妙に色っぽく見えて・・・
上気した顔に、平気そうなのに時折浅くなる呼吸に、腹から出し切れてない声
・・・・悔しいがそそる。
滅茶苦茶に喘がせてやりたい衝動をギリギリの理性で抑え付けて、力一杯優しくその身体に触れた。
この先R18により、18歳未満の方の閲覧を禁じます。
ベッドに押し倒してちゅっと唇に軽く触れた後、首筋から胸を伝って下腹へと舌を這わせて下りていく。
熱い身体をなぞってするりと下着をずらし硬くなったカイト自身を取り出して握り込む。
すっかり快楽を求める身体になったカイトの腰に顔を近付けると自分から片脚を折って外側に少し開いた。
「鳥肌・・・・、寒いか?」
「ん、ゾクゾクしただけ・・・・んん・・・・っ」
「どっちのゾクゾクだよ・・・・震えてんじゃねぇか、ったく・・・」
「・・・っ!! あっ、や・・・・咥え・・・るの、あ、ぁ・・・あつ・・・・・」
「あぁ、いつもよりあっついなお前の」
「ハァ、ハァ・・・・ぁ、舌ぁ・・・・っ」
できた隙間に身体を割り込ませ、外気に触れてぶるっと震わせるそこを根元まで咥え裏筋を舌で舐め上げた。
背中を反らしながら口元を腕で覆い小さく啼くカイト。
いつもより熱いカイトのそれはどんどん膨れて、先端から快感の証をだらだらと流し口内から溢れ出ようとする。
じゅるじゅると吸い上げて、輪にした指で根元を握り絞るように扱いてやると、カイトが腹に力を入れて身を震わせた。
息が上がり全身を緊張させてシーツをぎゅうと握り込むカイトを見上げながら、更にきつく速く口と指を動かして、空いた手で尖った乳首を捏ねて摘んで擦ってやる。
程無く、カイトの身体がびくんと大きく跳ねて溶けそうなくらい熱い白濁を吐き出した。
「んん~~・・・っ、 ぁ、ハァ・・・・ 頭、くらくらする・・・・」
「一回出したら終わりな、今日は寝ろ」
脱力するカイトのそこから顔を上げて、口元から零れる精液を拭う。
溜めたものを出してやれば身体も落ち着いて眠る気になるだろうと思った。
「ぇ、やだ・・・ 俺ばっかり気持ちいいのやだ・・・」
「熱下がったら後悔する程抱いてやるよ」
「やだっ 今シたい・・・ 少しでもいいから、ねぇアース」
「こら起きるな ・・・・・分かったから」
もう知らん
せっかく善人ぶって紳士的な事言ってみたのに
病人を気遣う振りをする最後の選択肢だったのに
止めるチャンスをあっさり打ち壊してくるカイトの魔力が恐ろしい
そんなに欲しいなら もう抑える必要は無さそうだな
「身体は熱ぃけどここはきついな・・・・、やっぱ酒飲んで熱くなった時とは違うか・・・」
「あっ・・・・ ・・・・・っ」
反応も若干弱ぇな・・・
カイトの頭を枕の上に移し直して片脚を抱え、さっき零れた精液と自分の唾液で濡らした中指をカイトの後ろに侵入させてグチグチと弄ると、甘く掠れた声が聞こえてきてカイトの身体が熱さを増していく。
入り口は少し硬いものの、中は熱く蠢いてもっと奥へと誘ってくるので指を増やして弱い箇所を擦り続けた。
枕に頬を押しつけながら喘ぐカイトの耳に、後ろからぐちゅぐちゅと淫らに響く水音を聴かせてやる。
自分の身体から出るいやらしい音に更に興奮が昂ぶって、ゆるゆると身体が拓いていった。
「んあ、ぁ・・・ ぁ・・・・っ」
いつもより弱くてもその代わり以上に柔らかく快楽に反応して動くカイトの身体が、何とも扇情的で、上手に俺を煽ってくれる。
「・・・もう挿れる」
独り言のように呟いて、ずるりと抜いた指で自分の熱を扱き上げ準備をすると、ヒクヒクと寂しげなカイトの後孔にゆっくりと自身を埋め込ませていった。
「あ・・・・ あ・・・・っ ぁあ・・・・・っ」
「・・・ く・・・」
ずぶ ずぶ と奥へ腰を進める度に入り口がビクンと収縮して俺の太さに合わせてくる。
声を漏らしながらふるふると首を振るカイトの顔を掴んでその唇にキスをした。
舌を絡めながら隙間の無い口腔内でも喘ぎ声を上げて俺にしがみ付いてくる熱い身体をきつく抱く。
狭い内壁を押し開いて突く度に腹の間で揺れるカイトの熱が蜜を零してぬらぬらと光っていて、更にふたりの肌に擦れるその刺激でどんどん濡れていく。
ぬちゅぬちゅと音を立てながら糸を引くカイトのそれにわざと腹を密着させて、顔の横に手を突いた。
真上からカイトの顔を見下ろすと、まだし足りない と瞼を閉じたまま腕が俺を求めて宙を掻き、掠れた声で俺の名を繰り返している。
「あぁ、ここに居る ほら分かんだろ?」
熟れた目元を指の腹で撫でて、汗ばんだ髪を手櫛で整えてやった。
「ぅん、気持ちぃ・・・、ぁ・・・・・っ、あん・・・・・・」
いつもみたくガクガクと強く揺すりたくなる衝動をなんとか抑え付けて、中の気持ちいい箇所を念入りに抉るように擦り続ける。
いい所に当たるとビクンと跳ねて締め付けてくるのでその周辺を焦らしながらゆっくり突いてやった。
ぐちゅ・・・ぬちゅ・・・と結合部から音が漏れて、垂れてくるカイトの先走りと混ざり合う。
「いい顔・・・」
「ぁ、ぁ・・・っ アース・・・・っ んあ・・・っ や ぁ・・・っ」
感じる所を狙ってじっくり 細かく 強弱をつけて腰を動かしていると、いつもと違う動きにカイトが堪らなくなったのか両腕で顔を覆い勝手に溢れる啼き声を必死に抑えようとしている。
快楽に犯される顔を隠そうとするその腕を引き剥がしてベッドに縫い留めた。
俺の視界を遮るな
「見せろよ」
「あっ・・・ それ や ぁっ そこばっか・・・ やぁ・・・」
濡れた身体を反らしながらカイトが俺の手をぎゅうと握り返し、大きく息をしては一瞬止まる。
開いた脚を戦慄かせて爪先がぴぃんと反り返り、ぐちゃぐちゃになったカイトの熱も血管を浮き上がらせて限界まで膨れ上がっていた。
達きそうだな・・・
「いいからそのまま感じてろ、ここ突いててやっから 我慢すんな・・・」
「あ、ん・・・・っ あぁ、あ ぁ・・・・・っ ・・・・・っ!」
俺の言葉が耳に届いているのかいないのか 絶頂を求めてカイト自らもゆるゆると腰を蠢かし中の熱に絡み付いてぐちゅぐちゅと粘着質な音を響かせていく。
カイトの動きに合わせて いい所と最奥を交互に突いてやると更に柔らかく熱く蕩けていった。
次第に痙攣が強くなって、入り口がきゅうと窄まり奥を擦る俺の熱を締め上げていく。
息が止まりそうなカイトの唇に口付けて、互いの唾液を交換しながら指を絡めて握り合った。
「ぅあ・・・っ あんっあっぁあっ・・・ い・・・く・・・、ふぁ・・・っ! ~~・・・っ!!」
「・・・・・・っ」
快感の頂点に達してビクンビクンと内臓がうねるのを、カイトの奥まで挿入した自身で感じ取りながら、ぎゅうぎゅうと締まるその中を今度は自分の為に突き上げ始める。
じっくりゆっくりは俺的にも正直かなりキてて、もう限界だった。
カイトの腹と胸が自身の放った白濁に塗れて荒い息と共に上下しているその様がエロくて興奮する。
その身体を上から見下ろして、まだ震えるカイトの腰を掴んで少しだけ強めに穿った。
「あっ! や・・・っ 待っ・・・て んぁあっ 待・・・っ ああっ・・・!」
「待てねぇよ・・・・」
「ぁっ、 あっ、 は・・・ぁ・・・・ っ! んんんぅ・・・・・っっ!!」
「・・・・・っ きつ・・・」
「・・・・っ ・・・・っ」
「・・・中で イったのか? 凄ぇ締まる・・・」
達してる途中でいつもの突き上げを喰らった所為か快感が更に上書きされて空イキしたらしい。
ガクガクと痙攣するカイトの身体の中が気持ち良くて、気遣う余裕なんて既に残っていない。
未だ達き続けるカイトの奥に何度も腰を打ち付けて自身の熱を注ぎ込んだ。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「アース! おはよぉう!」
「・・・・・・ ・・・・・・・んあ?」
「今日ね、いい天気だよっ 街の中探検しよっ」
「・・・・・・」
朝。
・・・・昼? とにかく目が覚めたら明るかったから次の日だ。
あの後、結果的にいつも通り最後まで致して カイトはそのまま眠りに落ちていった。
俺はいつも通りこいつの身体を綺麗にしてやってシャワー浴びて寝たんだったかな
俺を見下ろすカイトの顔は昨日のあれが嘘のように活き活きしてて、大きな黄金色の瞳に寝惚けた俺の顔が映っている。
ふわふわと柔らかい金髪を揺らしながら早く出掛けたくてうずうずしてるいつものわたあめ
すっかり熱は引いたようだな・・・
無意識に安堵の溜め息がつい漏れてしまったけれど、眠りを妨げられて不機嫌な振りをして誤魔化した。
「・・・・ ・・・・ん」
「ん?なに?手?」
寝転がったままカイトに腕を伸ばす。
差し出された手をぐいっと引き寄せるとカイトがバランスを崩して俺の上に覆い被さった。
驚くカイトの頭を押さえて首筋に鼻を寄せた。
「な・・・っ なになにっ??」
「・・・何か甘い匂いする」
「さっき 風呂上りに練乳アイス食べたよ」
「ぁー・・・ で、溶けたやつが零れたんだろ」
「え、分かる? 拭いたのになぁ」
「甘ぇよ お前の首」
「食べたい? 持って来ようか、練乳アイス」
「ああ どんだけ甘ぇのか喰ってみるか」
「うん んまかったよ♪ この街の練乳おススメ」
「じゃあ お前の身体で確かめるから」
「えっ?」
「俺の上に跨って腰振れ カイト・・・」
-END-
<仕事あんの忘れてた
◆明けましてメリークリスマス
去年もえちぃの(アースが遅く帰ってきた夜)を書いたので今年もぶっこんでみました。
今年は全然お話が書けなかったので何か残さねばとずっと悶々としてたのですが、こんなお話でいかがでしたでしょうか、少しでも楽しんで頂けていたなら幸いでございます。
相変わらず文章は全く上達する気配も無く、分かり辛い所も多々あるかと思いますが、こいつらが今日も仲良しだという事だけでも伝わって頂ければそれで十分でございます。
さぁ今年も例年通り、ただひたすらに残ったケーキを食すだけの簡単なお仕事のクリスマス。
脳内、二次元だけでも楽しい雰囲気を味わい過ごしましょう。
今年も拍手やコメント、ランキング等本当にありがとうございます。
カイトアースラキシンのお話にお付き合い頂き、そして一緒に冒険して頂き、我々一同感謝しております。
これからももしよろしければ遊びにいらしてください。
2014年ありがとうございました。
2015年もよろしくお願い致します。
良いお年を★
エロ魔神ラスボス。でした。
◆追記
後日おまけで大昔に描いた「熱を出すカイト」をデータからサルベージします。
【発掘企画】熱を出すカイト (30日頃)
◆ありがとうございますコメントお返事
◆14/12/24 y様
一か月以上振りの更新なのに、素早く反応頂いてまたまた嬉しいコメントまで頂いて本当にありがとうございます。
飛んでいらっしゃる貴女をこの胸でキャッチしたい★
久し振りのエロ文章いかがでしたでしょうかドキドキ・・・
仲良しっぷりを感じて頂けたようでホッとしております。
ストーブなんか無くてもホカホカでございますグヘヘ
クリスマスって一体何なんでしょうね
ただイチャつきたいだけの口実なんでしょう?そうなんでしょう?
私もいつもの平日と変わらぬ24日です。既にケーキ2個目を攻略中です。
勿論、ラキとシンもいろいろとエロエロしておりますとも。
もし今回のアースカイトのお話が早く完成していればラキシンも・・・と企んでいたのですがやはり間に合わず・・・悔しいのぉ・・・
風邪辛いですね、寒いし乾燥するし温度差激しいしで冬は大変ですね。
私も早く壊れた加湿空気清浄器を新調しなければ喉がやばいです。
お熱はまだ大丈夫ですか?酷くなる前にゆっくりと休んで風邪の野郎を吹っ飛ばしてくださいね。
エロ妄想で身体も頭もポカポカになりましょう♪早く回復されますように。
私の変なエロ文章でよければどんどん利用してやってくださいませ☆
こちらこそ今年はy様と出逢えてとても素敵で癒される数か月でございました。
本当にありがとうございます。
通知が来る度にくねくねとひとりで溶けておりましたエヘヘ
同じ趣味を一緒に楽しめることの何と楽しい事かっ♡
どうかどうか来年もよろしくお願い致します!
良いお年をお過ごしくださいませ♪♪
◆14/12/27 c様
メリークリスマスでした!
お忙しそうだなぁとついったを見てて思っておりました。読んで頂いてありがとうございます!
そしてコメントも頂いてありがとうございます!
充実したクリスマスをお過ごしになられましたでしょうか?♪♪
私の方はこの数日でケーキをホールで3つほど腹の中に処理しまして暫くケーキは見たくないです。
正月まで草とかを食べたい気分です。
えへへ、お察しの通りですよ。
期限に間に合って良かったです。
このお話は裏アカで呟いた内容だったのでc様にとっては既読感があって新鮮味に欠けるかもと少々申し訳ない気持ちもあったのですが、楽しんで頂けてたみたいでほっとしました。
いつも嬉しい反応と感想、ありがとうございます♡
アースのちぐはぐな優しさは書いてるこっちも焦れったいなと思いつつそこがアースだしなと諦めてたりv
カイトの何ひとつ疑わない素直な所はお前もっとしっかりしろとか思ってみたりv
そんな所を素敵なんて言ってくださるc様も素敵です☆
いつも思うけども本当にこいつらの事をよく見ててくれてて細かいことにも気付いてくださって、それを言葉で的確に表してくださる所がもうね、ほんと、嬉しくて嬉しくて、目の前にいらっしゃったらタックル決めたいんですよねぇ♪あ、押し倒すって意味です。
えちぃ話、久しぶり過ぎてドキドキでしたけども、大変えちかったようでぐふふ♡ 今年の使命達成ですかねv
全然恥ずかしい奴じゃないです!もっと赤裸々に語って聞かせてください!もっとくれっ!!
むしろ趣味丸出しの恥ずかしい話を載せている私の方が恥ずかしい奴なんです。
まだまだこれからも黒歴史を生産して参りますよ。
あと数日で2015年ですね。あっという間でございます。
こちらこそ沢山構って頂いて本当にありがとうございます!
来年ももっとお世話になります強制です。よろしくお願いします☆
申し訳ありませんが、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
切実にお願い申し上げます。
「何か欲しいのあるか」
「・・・、大丈夫・・・ ごめんアース」
「何が」
「また俺熱出したね」
「新しい所来て熱出さなかった方が少ねぇだろ、いいから寝とけお前は」
「うん・・・」
初めて訪れた新たな街の宿で、頭から湯気を上げたカイトが布団に包まって横になっている。
黄金色の大きな瞳はいつもより力無く、潤んで半分閉じかけていて今にも溶け出しそうだ。
溶け掛けの飴玉が申し訳無さそうにこちらを見上げている。
この街に着いて食事や買い出しを一通り済ませた頃、カイトが突然熱を出し、アースが荷物ごとカイトを抱えて宿に運んできた。
こんな展開は初めてでは無く、カイトは実はよく熱を出す。
長い間一度も自分の街から出た事の無い者が、突然見知らぬ土地を訪れたりするとその土地の風土が身体に合わず体調を崩すことがよくある。
カイトはそれが顕著に表れる体質で、初めてアースと逢った初めての街でも熱を出して倒れた事があった。
今日のこれもいつもの恒例行事と、既に慣れたアースは特に気にしてはいない。
毎回一日ゆっくり休めば次の日にはケロッと回復していつものふわふわのわたあめに戻るのだ。
それでも熱を出す度に律儀にごめんねをするカイトを見ると、分かっていても心なしか無意識に優しくしてしまいそうになるこの恥ずかしさというかくすぐったさというか何と言っていいのか分からないあぁもう面倒臭いこの説明口調もうやめやめ
「ねぇ やっぱり俺欲しいのある」
なんてグルグル考えてたら首まですっぽり収まったカイトが小さくこう呟いた。
小声でも聞き取れるように頭の横に移動して「何だよ」と聞いてみる。
「手、ちょうだい」
「・・・・・」
言われるままに手を差し出すと、首元に挟み込んでスリスリしてきて「冷たくてきもちぃ♪」と嬉しそうに笑った。
猫か・・・
カイトの熱い体温を吸って指先がじわっと暖かい
寒空で冷えた身体にちょうどいいな、と思ったけど、カイトが俺の手を気に入って離そうとしないから動けない とカイトの所為にして、腕を預けたまま枕元に腰掛けた。
「仕事が明日にズレたから今日はのんびりだな」
「!じゃあ一緒に居られるんだ♪」
「そうだな」
「・・・・? いつも一緒にいるだろばーか、とか言わないの?」
「熱出してるお前を虐めても面白くねぇだろ」
「・・・っ」
「こら潜んな、熱上がる」
「やだ、潜る・・・っ」
何なのこいつ 病人とは思えない速さで布団かまくらを錬成して立て籠もったぞ
あんなにスリスリしてた俺の手をあっさり見捨てやがって 中途半端に余計寒い
訳が分からないので隙間から腕を侵入させて首を掴んでやるとビクッとかまくらが跳ねた。
「首あっつ・・・ 騒ぐな馬鹿、放り出すぞお前」
「アースのせいだろっ」
「はあ? ・・・ったく、真っ赤な顔しやがって、治りたくねぇのか」
「これは熱のせいだけど、今のはアースのせい」
「何言ってんだ沸いてんのか」
「アースのせいだよ」
少々イラッとしたので「殴るぞ」と低音で凄んだら、更に奥に引っ込んでしまった。
何?俺何かしたか?
いつもだったらガバーっと布団を剥いで振り回したりする所だけど今回はやめておく。
「出て来いよ」と声を掛けて胸に仕舞った煙草を取り出して咥えると、暫くしてもぞもぞと息の上がった中身が顔を出した。
「熱い・・・ ごめん大人しくする」
「しとけしとけ」
「ねぇ、背中熱いから触って」
「・・・あいよ」
「ぅひぁっ、つめた、あはは♪」
「ほっぺた真っ赤」
何か今回はいつもより平気そうだな
赤い顔は熱の所為かそれともかまくらった所為かは知らねぇけど・・・
こんな調子ならすぐ元気になるかもしれない
いつもの事で既に慣れてると言っても、だからってこいつを置いて俺だけ酒場で思いっ切り飯を食っても正直面白くないし、仕事に行ったってどうしてもどっかで考えちまうだろうし、いつも元気なカイトがたまにしぼんで一日寝てたりすんのはやっぱつまんねぇ
言葉や表情では絶対に表さない自信はあるのに頭ん中は正直で、この俺がカイトなんかにちぐはぐさせられてんのが悔しい。
服の裾から手を突っ込んで熱い背中を撫でていると、うつ伏せで枕に半分顔を埋めながらカイトがこちらをじっと見詰めているのに気付いて視線を合わせた。
「・・・アースの瞳、青くて気持ちいいね」
「何だそれ」
こいつは何でこう突拍子もなく何ともよく分からない事を言い出すのか
青くて綺麗って事か? 何を今更・・・
青いから涼しく見えるって事か? 気のせいだ
見てると落ち着いて気持ちがいいって事か? うるせぇよ
バカイトが 黙って寝ていればいいものを・・・
そんな顔で煽るなら ちょっと遊んでやる
「・・・アース」
「あ?」
「そこ背中じゃない」
「尻も熱いじゃねぇか」
「そうだけど・・・」
「気持ちいいだろ」
「・・・何で揉むの」
「暇だから」
背中を上下にさすっていた掌の向きを逆にして、その勢いのままするっと腰を通り過ぎてその先まで滑らせる。
今まで無防備だった柔らかい丘をくっと掴むと、カイトがそこに力を込めたのが分かって思わず口の端が緩んだ。
何とも言えない表情で耐えるカイトを無視して、暖かい双丘をやんわりと撫で続けてやった。
暫く揉んだり撫でたりを繰り返していると、さっきとは違う瞳でカイトがこちらを見詰めてきた。
違った意味で熱っぽく、違った意味で浅くなった息と声で俺の名前を呼ぶ。
「・・・・・・、・・・・・アース」
「ん・・・? 何だ?カイト・・・」
甘い声で呼ばれたから、俺もお返しに低くゆっくり呼んでやると、カイトが益々真っ赤になって息を呑んだ。
この音程で名前を呼ばれるのが弱いんだよな
この弱点を見付けてから、不意打ちでわざとこう呼んでやるのが楽しみになっている。
「・・・っ 意地悪・・・」
「望んだくせに」
「・・・っ そ、んなわ・・・んぅ・・・」
「舌もあちぃ・・・」
赤い顔が枕から離れたと同時に屈んでカイトの口を塞いだ。
突然唇を奪われて驚いたもののすぐに俺の舌を受け入れて素直に絡めてくる。
身体を支える腕の力が徐々に弱くなり、ゆっくりとベッドに沈み込んだ。
「ん・・・っ ハァ・・・」
「・・・・ようやく静かになったな、少し寝ろよ」
「・・・・・・」
「いつもみたくじっとしてればすぐ熱引くって、な?」
溢れた唾液を舐め上げて離れると、カイトが名残惜しそうに俺の袖を握り込む。
ちょっとやり過ぎたかも・・・なんて思いながら柔らかい金髪をぽんぽんしながらなだめてやるが、それが逆効果だったらしく更に瞳が蕩けてしまった。
「・・・・・もっと触って、冷たくて気持ちぃから、もっと・・・」
今度は横向きになって俺の手を掴んで胸元に移動させる。
上がった体温を下げるつもりなのかまだ冷たい掌を両手で挟み込んで押し当てた。
が・・・・
「・・・お前、触る毎に益々熱くなるじゃねぇか、氷持ってく・・・」
「やだ、アースの手がいい・・・っ アースの大きい手でなでなでされるとふわぁってなるんだよ、じわぁって嬉しくなるんだよ」
「・・・・そうか」
「こうやってると俺の熱でアースの手もだんだんあったかくなってくね 俺と同じ温度になってくなぁって思うと嬉しくてじんじんして ぶわってなるから熱くなるのかなぁ」
「ふぅん・・・ 分かったから目閉じろ」
「伝わった?」
「伝わった伝わった」
「・・・・・ アースは優しいね・・・」
いつもよく分からない事を突然言い出すカイトだけど、今日のは熱に浮かされてる所為か更によく分からない。
でもカイトが今思ったことを正直に素直にそのまま俺に表現してくれているのは分かるから、馬鹿にせずに聞いてやる。
目を閉じろと言ったのに、何が楽しいのかふにゃぁと笑ってどうでもいい事を次々と話し出す。
カイトの気が済むまで適当に返事をしながら胸元にある手を温めた。
少しして口数が減ってきたカイトの様子を窺うと、また頬を染めてこちらをじっと見ている。
「・・・寝ねぇのか? 眠くねぇのか?」
「・・・・ん、アースが・・・そこ揉むから ムズムズする」
楽しそうに話をするカイトに相槌を打っている最中、実はゆっくりと手の位置を変えていて、胸の突起にさりげなく触れていた。
話に夢中で気付かないカイトの顔が段々と違和感から羞恥に変わっていく様子がおかしくてふっと笑ってしまった。
「勃ってるもんなぁ」
「・・・・・っ、バレた・・・・ ・・・アースのせいだからね」
ああ、そうだな
これは確かに俺の所為だって認めるわ
肩を竦ませて身をよじりながらカイトが刺激に耐えるように唇をぎゅっと結ぶ。
さっきから思ってたけど、いつもと違ってどこか力の抜けた声と身体で俺に構ってくるカイト、エロくね?
・・・・・・・・・・
熱出して寝てる奴に何やってんだ俺・・・とか一応反省してみるものの、やっぱり口から出るのは逆の言葉で・・・
「お前が誘うからだろ、・・・・・なぁ、ここ一番熱持ってあっちぃけど・・・・ 触んなくていいのか?」
「・・・・今言おうと思ってた」
「ムズムズして眠れねぇんだろ、触れなんて言うからだぞ、・・・最初から氷にしとけばよかったんだよばぁか」
「ごめん」
「・・・・・違ぇよ 今のは自分に言ったんだ」
「ううん、いつも貰ってばっかでごめん・・・・ でも、もっと欲しい、ねぇアース・・・・頂戴・・・・」
「・・・・・・・ どうなっても知らねぇぞ」
「あっ・・・ つめた、ひぁ・・・・っ」
熱を出した日はその時々によって具合も変わるが、今日のは今迄よりずっと症状が軽いみたいだ。
その所為でカイトが妙に元気で妙に色っぽく見えて・・・
上気した顔に、平気そうなのに時折浅くなる呼吸に、腹から出し切れてない声
・・・・悔しいがそそる。
滅茶苦茶に喘がせてやりたい衝動をギリギリの理性で抑え付けて、力一杯優しくその身体に触れた。
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ベッドに押し倒してちゅっと唇に軽く触れた後、首筋から胸を伝って下腹へと舌を這わせて下りていく。
熱い身体をなぞってするりと下着をずらし硬くなったカイト自身を取り出して握り込む。
すっかり快楽を求める身体になったカイトの腰に顔を近付けると自分から片脚を折って外側に少し開いた。
「鳥肌・・・・、寒いか?」
「ん、ゾクゾクしただけ・・・・んん・・・・っ」
「どっちのゾクゾクだよ・・・・震えてんじゃねぇか、ったく・・・」
「・・・っ!! あっ、や・・・・咥え・・・るの、あ、ぁ・・・あつ・・・・・」
「あぁ、いつもよりあっついなお前の」
「ハァ、ハァ・・・・ぁ、舌ぁ・・・・っ」
できた隙間に身体を割り込ませ、外気に触れてぶるっと震わせるそこを根元まで咥え裏筋を舌で舐め上げた。
背中を反らしながら口元を腕で覆い小さく啼くカイト。
いつもより熱いカイトのそれはどんどん膨れて、先端から快感の証をだらだらと流し口内から溢れ出ようとする。
じゅるじゅると吸い上げて、輪にした指で根元を握り絞るように扱いてやると、カイトが腹に力を入れて身を震わせた。
息が上がり全身を緊張させてシーツをぎゅうと握り込むカイトを見上げながら、更にきつく速く口と指を動かして、空いた手で尖った乳首を捏ねて摘んで擦ってやる。
程無く、カイトの身体がびくんと大きく跳ねて溶けそうなくらい熱い白濁を吐き出した。
「んん~~・・・っ、 ぁ、ハァ・・・・ 頭、くらくらする・・・・」
「一回出したら終わりな、今日は寝ろ」
脱力するカイトのそこから顔を上げて、口元から零れる精液を拭う。
溜めたものを出してやれば身体も落ち着いて眠る気になるだろうと思った。
「ぇ、やだ・・・ 俺ばっかり気持ちいいのやだ・・・」
「熱下がったら後悔する程抱いてやるよ」
「やだっ 今シたい・・・ 少しでもいいから、ねぇアース」
「こら起きるな ・・・・・分かったから」
もう知らん
せっかく善人ぶって紳士的な事言ってみたのに
病人を気遣う振りをする最後の選択肢だったのに
止めるチャンスをあっさり打ち壊してくるカイトの魔力が恐ろしい
そんなに欲しいなら もう抑える必要は無さそうだな
「身体は熱ぃけどここはきついな・・・・、やっぱ酒飲んで熱くなった時とは違うか・・・」
「あっ・・・・ ・・・・・っ」
反応も若干弱ぇな・・・
カイトの頭を枕の上に移し直して片脚を抱え、さっき零れた精液と自分の唾液で濡らした中指をカイトの後ろに侵入させてグチグチと弄ると、甘く掠れた声が聞こえてきてカイトの身体が熱さを増していく。
入り口は少し硬いものの、中は熱く蠢いてもっと奥へと誘ってくるので指を増やして弱い箇所を擦り続けた。
枕に頬を押しつけながら喘ぐカイトの耳に、後ろからぐちゅぐちゅと淫らに響く水音を聴かせてやる。
自分の身体から出るいやらしい音に更に興奮が昂ぶって、ゆるゆると身体が拓いていった。
「んあ、ぁ・・・ ぁ・・・・っ」
いつもより弱くてもその代わり以上に柔らかく快楽に反応して動くカイトの身体が、何とも扇情的で、上手に俺を煽ってくれる。
「・・・もう挿れる」
独り言のように呟いて、ずるりと抜いた指で自分の熱を扱き上げ準備をすると、ヒクヒクと寂しげなカイトの後孔にゆっくりと自身を埋め込ませていった。
「あ・・・・ あ・・・・っ ぁあ・・・・・っ」
「・・・ く・・・」
ずぶ ずぶ と奥へ腰を進める度に入り口がビクンと収縮して俺の太さに合わせてくる。
声を漏らしながらふるふると首を振るカイトの顔を掴んでその唇にキスをした。
舌を絡めながら隙間の無い口腔内でも喘ぎ声を上げて俺にしがみ付いてくる熱い身体をきつく抱く。
狭い内壁を押し開いて突く度に腹の間で揺れるカイトの熱が蜜を零してぬらぬらと光っていて、更にふたりの肌に擦れるその刺激でどんどん濡れていく。
ぬちゅぬちゅと音を立てながら糸を引くカイトのそれにわざと腹を密着させて、顔の横に手を突いた。
真上からカイトの顔を見下ろすと、まだし足りない と瞼を閉じたまま腕が俺を求めて宙を掻き、掠れた声で俺の名を繰り返している。
「あぁ、ここに居る ほら分かんだろ?」
熟れた目元を指の腹で撫でて、汗ばんだ髪を手櫛で整えてやった。
「ぅん、気持ちぃ・・・、ぁ・・・・・っ、あん・・・・・・」
いつもみたくガクガクと強く揺すりたくなる衝動をなんとか抑え付けて、中の気持ちいい箇所を念入りに抉るように擦り続ける。
いい所に当たるとビクンと跳ねて締め付けてくるのでその周辺を焦らしながらゆっくり突いてやった。
ぐちゅ・・・ぬちゅ・・・と結合部から音が漏れて、垂れてくるカイトの先走りと混ざり合う。
「いい顔・・・」
「ぁ、ぁ・・・っ アース・・・・っ んあ・・・っ や ぁ・・・っ」
感じる所を狙ってじっくり 細かく 強弱をつけて腰を動かしていると、いつもと違う動きにカイトが堪らなくなったのか両腕で顔を覆い勝手に溢れる啼き声を必死に抑えようとしている。
快楽に犯される顔を隠そうとするその腕を引き剥がしてベッドに縫い留めた。
俺の視界を遮るな
「見せろよ」
「あっ・・・ それ や ぁっ そこばっか・・・ やぁ・・・」
濡れた身体を反らしながらカイトが俺の手をぎゅうと握り返し、大きく息をしては一瞬止まる。
開いた脚を戦慄かせて爪先がぴぃんと反り返り、ぐちゃぐちゃになったカイトの熱も血管を浮き上がらせて限界まで膨れ上がっていた。
達きそうだな・・・
「いいからそのまま感じてろ、ここ突いててやっから 我慢すんな・・・」
「あ、ん・・・・っ あぁ、あ ぁ・・・・・っ ・・・・・っ!」
俺の言葉が耳に届いているのかいないのか 絶頂を求めてカイト自らもゆるゆると腰を蠢かし中の熱に絡み付いてぐちゅぐちゅと粘着質な音を響かせていく。
カイトの動きに合わせて いい所と最奥を交互に突いてやると更に柔らかく熱く蕩けていった。
次第に痙攣が強くなって、入り口がきゅうと窄まり奥を擦る俺の熱を締め上げていく。
息が止まりそうなカイトの唇に口付けて、互いの唾液を交換しながら指を絡めて握り合った。
「ぅあ・・・っ あんっあっぁあっ・・・ い・・・く・・・、ふぁ・・・っ! ~~・・・っ!!」
「・・・・・・っ」
快感の頂点に達してビクンビクンと内臓がうねるのを、カイトの奥まで挿入した自身で感じ取りながら、ぎゅうぎゅうと締まるその中を今度は自分の為に突き上げ始める。
じっくりゆっくりは俺的にも正直かなりキてて、もう限界だった。
カイトの腹と胸が自身の放った白濁に塗れて荒い息と共に上下しているその様がエロくて興奮する。
その身体を上から見下ろして、まだ震えるカイトの腰を掴んで少しだけ強めに穿った。
「あっ! や・・・っ 待っ・・・て んぁあっ 待・・・っ ああっ・・・!」
「待てねぇよ・・・・」
「ぁっ、 あっ、 は・・・ぁ・・・・ っ! んんんぅ・・・・・っっ!!」
「・・・・・っ きつ・・・」
「・・・・っ ・・・・っ」
「・・・中で イったのか? 凄ぇ締まる・・・」
達してる途中でいつもの突き上げを喰らった所為か快感が更に上書きされて空イキしたらしい。
ガクガクと痙攣するカイトの身体の中が気持ち良くて、気遣う余裕なんて既に残っていない。
未だ達き続けるカイトの奥に何度も腰を打ち付けて自身の熱を注ぎ込んだ。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「アース! おはよぉう!」
「・・・・・・ ・・・・・・・んあ?」
「今日ね、いい天気だよっ 街の中探検しよっ」
「・・・・・・」
朝。
・・・・昼? とにかく目が覚めたら明るかったから次の日だ。
あの後、結果的にいつも通り最後まで致して カイトはそのまま眠りに落ちていった。
俺はいつも通りこいつの身体を綺麗にしてやってシャワー浴びて寝たんだったかな
俺を見下ろすカイトの顔は昨日のあれが嘘のように活き活きしてて、大きな黄金色の瞳に寝惚けた俺の顔が映っている。
ふわふわと柔らかい金髪を揺らしながら早く出掛けたくてうずうずしてるいつものわたあめ
すっかり熱は引いたようだな・・・
無意識に安堵の溜め息がつい漏れてしまったけれど、眠りを妨げられて不機嫌な振りをして誤魔化した。
「・・・・ ・・・・ん」
「ん?なに?手?」
寝転がったままカイトに腕を伸ばす。
差し出された手をぐいっと引き寄せるとカイトがバランスを崩して俺の上に覆い被さった。
驚くカイトの頭を押さえて首筋に鼻を寄せた。
「な・・・っ なになにっ??」
「・・・何か甘い匂いする」
「さっき 風呂上りに練乳アイス食べたよ」
「ぁー・・・ で、溶けたやつが零れたんだろ」
「え、分かる? 拭いたのになぁ」
「甘ぇよ お前の首」
「食べたい? 持って来ようか、練乳アイス」
「ああ どんだけ甘ぇのか喰ってみるか」
「うん んまかったよ♪ この街の練乳おススメ」
「じゃあ お前の身体で確かめるから」
「えっ?」
「俺の上に跨って腰振れ カイト・・・」
-END-

◆明けましてメリークリスマス
去年もえちぃの(アースが遅く帰ってきた夜)を書いたので今年もぶっこんでみました。
今年は全然お話が書けなかったので何か残さねばとずっと悶々としてたのですが、こんなお話でいかがでしたでしょうか、少しでも楽しんで頂けていたなら幸いでございます。
相変わらず文章は全く上達する気配も無く、分かり辛い所も多々あるかと思いますが、こいつらが今日も仲良しだという事だけでも伝わって頂ければそれで十分でございます。
さぁ今年も例年通り、ただひたすらに残ったケーキを食すだけの簡単なお仕事のクリスマス。
脳内、二次元だけでも楽しい雰囲気を味わい過ごしましょう。
今年も拍手やコメント、ランキング等本当にありがとうございます。
カイトアースラキシンのお話にお付き合い頂き、そして一緒に冒険して頂き、我々一同感謝しております。
これからももしよろしければ遊びにいらしてください。
2014年ありがとうございました。
2015年もよろしくお願い致します。
良いお年を★
エロ魔神ラスボス。でした。
◆追記
後日おまけで大昔に描いた「熱を出すカイト」をデータからサルベージします。
【発掘企画】熱を出すカイト (30日頃)
◆ありがとうございますコメントお返事
◆14/12/24 y様
一か月以上振りの更新なのに、素早く反応頂いてまたまた嬉しいコメントまで頂いて本当にありがとうございます。
飛んでいらっしゃる貴女をこの胸でキャッチしたい★
久し振りのエロ文章いかがでしたでしょうかドキドキ・・・
仲良しっぷりを感じて頂けたようでホッとしております。
ストーブなんか無くてもホカホカでございますグヘヘ
クリスマスって一体何なんでしょうね
ただイチャつきたいだけの口実なんでしょう?そうなんでしょう?
私もいつもの平日と変わらぬ24日です。既にケーキ2個目を攻略中です。
勿論、ラキとシンもいろいろとエロエロしておりますとも。
もし今回のアースカイトのお話が早く完成していればラキシンも・・・と企んでいたのですがやはり間に合わず・・・悔しいのぉ・・・
風邪辛いですね、寒いし乾燥するし温度差激しいしで冬は大変ですね。
私も早く壊れた加湿空気清浄器を新調しなければ喉がやばいです。
お熱はまだ大丈夫ですか?酷くなる前にゆっくりと休んで風邪の野郎を吹っ飛ばしてくださいね。
エロ妄想で身体も頭もポカポカになりましょう♪早く回復されますように。
私の変なエロ文章でよければどんどん利用してやってくださいませ☆
こちらこそ今年はy様と出逢えてとても素敵で癒される数か月でございました。
本当にありがとうございます。
通知が来る度にくねくねとひとりで溶けておりましたエヘヘ
同じ趣味を一緒に楽しめることの何と楽しい事かっ♡
どうかどうか来年もよろしくお願い致します!
良いお年をお過ごしくださいませ♪♪
◆14/12/27 c様
メリークリスマスでした!
お忙しそうだなぁとついったを見てて思っておりました。読んで頂いてありがとうございます!
そしてコメントも頂いてありがとうございます!
充実したクリスマスをお過ごしになられましたでしょうか?♪♪
私の方はこの数日でケーキをホールで3つほど腹の中に処理しまして暫くケーキは見たくないです。
正月まで草とかを食べたい気分です。
えへへ、お察しの通りですよ。
期限に間に合って良かったです。
このお話は裏アカで呟いた内容だったのでc様にとっては既読感があって新鮮味に欠けるかもと少々申し訳ない気持ちもあったのですが、楽しんで頂けてたみたいでほっとしました。
いつも嬉しい反応と感想、ありがとうございます♡
アースのちぐはぐな優しさは書いてるこっちも焦れったいなと思いつつそこがアースだしなと諦めてたりv
カイトの何ひとつ疑わない素直な所はお前もっとしっかりしろとか思ってみたりv
そんな所を素敵なんて言ってくださるc様も素敵です☆
いつも思うけども本当にこいつらの事をよく見ててくれてて細かいことにも気付いてくださって、それを言葉で的確に表してくださる所がもうね、ほんと、嬉しくて嬉しくて、目の前にいらっしゃったらタックル決めたいんですよねぇ♪あ、押し倒すって意味です。
えちぃ話、久しぶり過ぎてドキドキでしたけども、大変えちかったようでぐふふ♡ 今年の使命達成ですかねv
全然恥ずかしい奴じゃないです!もっと赤裸々に語って聞かせてください!もっとくれっ!!
むしろ趣味丸出しの恥ずかしい話を載せている私の方が恥ずかしい奴なんです。
まだまだこれからも黒歴史を生産して参りますよ。
あと数日で2015年ですね。あっという間でございます。
こちらこそ沢山構って頂いて本当にありがとうございます!
来年ももっとお世話になります強制です。よろしくお願いします☆