【トイカ】 16
「お前は普通に入ってこれねぇのかよ 入口何回壊すんだ」
「腹減ってんだよ」
「答えになってねぇから」
「どうでしたか?呪いの件は」
「解けたと思うか?」
さっき出て行った時よりも更に不機嫌になって帰ってきたアースがどっかとソファに腰掛ける。
相変らず気持ち良さそうにくーくー寝息を立てるカイトをジッと見てシンは目を細めた。
「解けてねぇのか?シン」
「そのようですね 弓も先程と変わり無いようですし・・・」
「・・・・・」
顔の前で手を組んで何やら考え込むアースに、「どうぞ」と飲み物を差し出す。
そのシンをギロリと睨み付けて「おい・・・」と小さく呟いた。
「・・・・・・昨日言ってたアレ・・・、場所教えろよ・・・」
「はい?」
「昨日?何言ったっけ・・・」
「・・・・、言ってたじゃねぇか、ほら、何か どっか行ったんだろお前ら・・・」
「・・・・・。(ああ・・・)」
「は? どこだよ」
「~・・・っ、だーから・・・、・・・占いってやつ・・・」
「・・・! あ~・・・、占いか、行ったな。・・・・、・・・占うのか?解き方」
「成程、良い考えですね」
「っせぇな・・・、いいから早く教えろよ」
「・・・ふふ、占いは興味が無いのではありませんでしたか?」
「シン」
嘲笑するシンを窘めようとラキが名前を呼ぶとすぐに「冗談ですよ」とニッコリ返事をした。
くっそ・・・、そう言うと思ってたっつの。
しょうがねぇだろ、ここまできて今一番可能性のある手段っつったらそれくらいしかねぇんだよ。
こいつらがこれからの行き先の当てにするくらいだからそれなりに使える奴なんだろ。
・・・もう何でもいーから早く終わらせてぇんだよ
「確かあの占い師はその日の運勢でよく場所を変えるらしいですよ。私達の時は偶然広場の目立つ所に構えていたのですぐ見つかりましたが・・・」
「取り敢えずそこどこだ 教えろ」
「ええと・・・」
「待った。案内しろ」
「は?」
「案内・・・ですか?」
「俺が居ない間にまーたイチャイチャされたら胸糞悪ぃからな」
「しねぇよ!!」
「ふふ・・・、畏まりました。ではどちらかがカイトの傍に付いてましょう」
「・・・ったくしゃーねーな、俺が行くからお前待ってろ、シン」
「はい?」
「ずっと部屋に居ると身体なまるから外行きてぇ。・・・それに、お前・・・この時間外眩しいだろ・・・」
「・・・・」
「・・・ラキ♡ あぁ・・・ラキは本当に優しいですね・・・押し倒したい♡」
「ちっげぇよ!! 勘違いすんな馬鹿!!」
「駄目だ お前はここで留守番だ」
「はあ?? なんっでだよ!」
「お前方向音痴じゃねぇか!」
「あ~・・・(そうでした)」
「案内どころか余計な仕事増えるわ」
「迷うわけねぇだろ!一回行った所だぞ、・・なんなら、シンの使い魔連れて出れば・・・」
「ふふ」
「じゃあお前来る必要ねぇじゃねぇか」
「ぅ・・・っ」
「・・・(あー、もう♡)」
「て事だからほら行くぞヘン」
「シンです」
「おい! 待てよ・・・っ」
「ラキ、大丈夫ですよ。すぐに貴方の元に戻りますから それまでカイトのお世話をお願いしますね」
「・・・・ ・・・日陰、歩けよ。お前の世話までしたくねぇからな・・・」
「はい♡ (なんて愛おしい♡)」
「日傘でも差せばいいだろ 行くぞ」
「お待ちください 忘れ物が・・・」
「あ?」
「?」
「行ってきますのチューを・・・」
「早く行けっ!! 焼け焦げろっ!!」
「裸に剥くぞこら」
「ラキ♡ラキ♡」と唇を突き出して迫るシンの首根っこを、アースが掴み上げてそのままズルズルと引き摺って歩く。
切れたラキから腹に蹴りを入れられてシンは嬉しそうに呻いた。
・・・あんまこいつと一緒に居たくねぇけど、こいつの能力は使えるしな・・・
「・・・ 当たるといいな」(ズルズル・・・)
「・・・・・ そうですね。 後、首締まってます・・・」(ズルズル・・・)
「はぁ・・・、あいつは何でいつもああなんだ・・・」
「くー・・・」
「って、お前はいつまで寝てんだよ・・・ ぁー、暇だな・・・。 俺も、何かしてぇのにな・・・」
熱中症にお気を付けくださいね。
クーラーつけて薄着でアイス咥えながら「熱中症」をゆーっくり言ってくださいハァハァ・・・
◆追記でいつもありがとうございますコメントお返事♪
「腹減ってんだよ」
「答えになってねぇから」
「どうでしたか?呪いの件は」
「解けたと思うか?」
さっき出て行った時よりも更に不機嫌になって帰ってきたアースがどっかとソファに腰掛ける。
相変らず気持ち良さそうにくーくー寝息を立てるカイトをジッと見てシンは目を細めた。
「解けてねぇのか?シン」
「そのようですね 弓も先程と変わり無いようですし・・・」
「・・・・・」
顔の前で手を組んで何やら考え込むアースに、「どうぞ」と飲み物を差し出す。
そのシンをギロリと睨み付けて「おい・・・」と小さく呟いた。
「・・・・・・昨日言ってたアレ・・・、場所教えろよ・・・」
「はい?」
「昨日?何言ったっけ・・・」
「・・・・、言ってたじゃねぇか、ほら、何か どっか行ったんだろお前ら・・・」
「・・・・・。(ああ・・・)」
「は? どこだよ」
「~・・・っ、だーから・・・、・・・占いってやつ・・・」
「・・・! あ~・・・、占いか、行ったな。・・・・、・・・占うのか?解き方」
「成程、良い考えですね」
「っせぇな・・・、いいから早く教えろよ」
「・・・ふふ、占いは興味が無いのではありませんでしたか?」
「シン」
嘲笑するシンを窘めようとラキが名前を呼ぶとすぐに「冗談ですよ」とニッコリ返事をした。
くっそ・・・、そう言うと思ってたっつの。
しょうがねぇだろ、ここまできて今一番可能性のある手段っつったらそれくらいしかねぇんだよ。
こいつらがこれからの行き先の当てにするくらいだからそれなりに使える奴なんだろ。
・・・もう何でもいーから早く終わらせてぇんだよ
「確かあの占い師はその日の運勢でよく場所を変えるらしいですよ。私達の時は偶然広場の目立つ所に構えていたのですぐ見つかりましたが・・・」
「取り敢えずそこどこだ 教えろ」
「ええと・・・」
「待った。案内しろ」
「は?」
「案内・・・ですか?」
「俺が居ない間にまーたイチャイチャされたら胸糞悪ぃからな」
「しねぇよ!!」
「ふふ・・・、畏まりました。ではどちらかがカイトの傍に付いてましょう」
「・・・ったくしゃーねーな、俺が行くからお前待ってろ、シン」
「はい?」
「ずっと部屋に居ると身体なまるから外行きてぇ。・・・それに、お前・・・この時間外眩しいだろ・・・」
「・・・・」
「・・・ラキ♡ あぁ・・・ラキは本当に優しいですね・・・押し倒したい♡」
「ちっげぇよ!! 勘違いすんな馬鹿!!」
「駄目だ お前はここで留守番だ」
「はあ?? なんっでだよ!」
「お前方向音痴じゃねぇか!」
「あ~・・・(そうでした)」
「案内どころか余計な仕事増えるわ」
「迷うわけねぇだろ!一回行った所だぞ、・・なんなら、シンの使い魔連れて出れば・・・」
「ふふ」
「じゃあお前来る必要ねぇじゃねぇか」
「ぅ・・・っ」
「・・・(あー、もう♡)」
「て事だからほら行くぞヘン」
「シンです」
「おい! 待てよ・・・っ」
「ラキ、大丈夫ですよ。すぐに貴方の元に戻りますから それまでカイトのお世話をお願いしますね」
「・・・・ ・・・日陰、歩けよ。お前の世話までしたくねぇからな・・・」
「はい♡ (なんて愛おしい♡)」
「日傘でも差せばいいだろ 行くぞ」
「お待ちください 忘れ物が・・・」
「あ?」
「?」
「行ってきますのチューを・・・」
「早く行けっ!! 焼け焦げろっ!!」
「裸に剥くぞこら」
「ラキ♡ラキ♡」と唇を突き出して迫るシンの首根っこを、アースが掴み上げてそのままズルズルと引き摺って歩く。
切れたラキから腹に蹴りを入れられてシンは嬉しそうに呻いた。
・・・あんまこいつと一緒に居たくねぇけど、こいつの能力は使えるしな・・・
「・・・ 当たるといいな」(ズルズル・・・)
「・・・・・ そうですね。 後、首締まってます・・・」(ズルズル・・・)
「はぁ・・・、あいつは何でいつもああなんだ・・・」
「くー・・・」
「って、お前はいつまで寝てんだよ・・・ ぁー、暇だな・・・。 俺も、何かしてぇのにな・・・」
熱中症にお気を付けくださいね。
クーラーつけて薄着でアイス咥えながら「熱中症」をゆーっくり言ってくださいハァハァ・・・
◆追記でいつもありがとうございますコメントお返事♪
◆c様
そうそう、ゆーっくり言ってみ?ん?ちゅう・・・?そう、その調子♪
暖かくなると脳もゆるんでくるんです。誰のせいでもありません!
夏風邪は本当にやっかいですね。普通に一週間くらい引いてる気がします。これがデフォじゃね?ってくらいずっとモガモガズキズキしてすっきりしませんねぇ。
早く良くなりますように★☆いっぱい寝るんですよー!
世の中の知識的に言えばアースより紳士の方が遙かに上なんでそこら辺は敵わないでしょうねぇw
このふたりのやりとりは自分でも結構面白いです。
いつもカイトをからかってるアースが紳士にからかわれるってなんかいい・・・。
次ものーんびりお付き合いくださ~い♪
そうそう、ゆーっくり言ってみ?ん?ちゅう・・・?そう、その調子♪
暖かくなると脳もゆるんでくるんです。誰のせいでもありません!
夏風邪は本当にやっかいですね。普通に一週間くらい引いてる気がします。これがデフォじゃね?ってくらいずっとモガモガズキズキしてすっきりしませんねぇ。
早く良くなりますように★☆いっぱい寝るんですよー!
世の中の知識的に言えばアースより紳士の方が遙かに上なんでそこら辺は敵わないでしょうねぇw
このふたりのやりとりは自分でも結構面白いです。
いつもカイトをからかってるアースが紳士にからかわれるってなんかいい・・・。
次ものーんびりお付き合いくださ~い♪