【トイカ】 2
「いた 畑荒らしてる じゃあ狩るよ」
「鹿か?猪か?」
「猪、でかい」
「あんな遠いのよく見えるな」
ギルドの依頼で害獣駆除を始めたカイトとアース。
まずは田畑を荒らす生き物を狩るために遠く離れた草むらに潜んで息を殺した。
いつものほわんとしたカイトとは打って変わって、弓を握って獲物を見定めるその眼は鋭い。
久し振りに見た少しだけ凛々しいそんな顔が面白くて、アースは獣よりもカイトを見学していた。
前にもカイトは動物を狩ったことがある。
「動物を殺すなんて可哀相でできない」とかてっきり言うと思ったけど、
「生きる為に狩るんだ 旅に出る前はよく狩りをしてたよ」と返ってきて意外と野生人で驚いた。
「イノシシ、美味しいよ♪」
「おー 後で丸ごと喰おうぜ」
「うん いっぱい獲ろう♪」
にっこりといつもの笑顔でそう言って弓を持ち直すと、大きく深呼吸をして静かに構えた。
キリキリと小気味良い弦の音がカイトの体を伝わって、しっくりと手に馴染むその感覚にゾクソクと背中が震えた。
弓を引く度に視界が開けて獲物の姿がより鮮明に、更に頭が冴えてどんどん心が落ち着いて静かになっていく。
するっと指が離れて、甲高い音を一瞬響かせると一直線に矢が飛んで行き、程無く地面に崩れ落ちる音が聞こえてきた。
「・・・・・ 凄い」
「よし、仕留めたな」
「この弓 凄い」
「ん?」
「弓を引くとなんか気持ちいい・・・」
「は?」
おかしな感想が聞こえてカイトの方を見ると、獲物を仕留めたことなんてどうでもいいと目を見開いて握った弓に釘付けになっている。
手を震わせながら恍惚状態でうっとりしていた。
大会の賞品になるくらいだからそれなりにいい品なんだろう。
自分にはよく分からないが何か弓使いが称賛するような工夫がされてるのかもしれない。
カイトが喜んでいるなら手に入れて良かった。
「アース、次っ! 次行こう。 畑とか山とかまだまだいっぱいあるから早く行こう」
「待て待て そんなに急がなくても奴らは逃げねぇよ」
「逃げるよ!」
「分かったから・・・」
「次は鹿とかもっとでかいのいないかなー 熊とか出たら面白いのに もっとこの弓試したい」
「おい 猪そのまま・・・」
早く早くとアースの手を引っ張って走り出すカイトにさすがのアースも少し戸惑ってしまう。
新しい弓をすっかり気に入ったのはいいけれど、何だか目的が変わってきてるような気がして・・・。
うわぁ!40万hitありがとうございます!ビックリした!!
◆追記でコメントお返事♪
◆h⇒c様
ウハウハいらっしゃ~い♪ ニヤニヤしながらお待ちしておりました^^
始まりましたね~
アースはシンラキを見るとまた何か起こるんじゃね?みたいな嫌な予感がするんでしょうね、条件反射で目が死にます☆
アースで遊んで頂いてありがとうございます♫
あんなんで良かったらいつでも構ってやってください!
呼ばれた瞬間画面を飛び出して会いに行きますゆえv
弓、怪しいですよね
うん、怪しいんですよ
次回も怪しいです。
早くエロ展開にいけるようにゴリゴリ頑張ります♪
また読んでやってくださいねー☆
腕の中に入ったら二の腕をガブガブしてやると喜びますよあいつは(コッソリ)
「鹿か?猪か?」
「猪、でかい」
「あんな遠いのよく見えるな」
ギルドの依頼で害獣駆除を始めたカイトとアース。
まずは田畑を荒らす生き物を狩るために遠く離れた草むらに潜んで息を殺した。
いつものほわんとしたカイトとは打って変わって、弓を握って獲物を見定めるその眼は鋭い。
久し振りに見た少しだけ凛々しいそんな顔が面白くて、アースは獣よりもカイトを見学していた。
前にもカイトは動物を狩ったことがある。
「動物を殺すなんて可哀相でできない」とかてっきり言うと思ったけど、
「生きる為に狩るんだ 旅に出る前はよく狩りをしてたよ」と返ってきて意外と野生人で驚いた。
「イノシシ、美味しいよ♪」
「おー 後で丸ごと喰おうぜ」
「うん いっぱい獲ろう♪」
にっこりといつもの笑顔でそう言って弓を持ち直すと、大きく深呼吸をして静かに構えた。
キリキリと小気味良い弦の音がカイトの体を伝わって、しっくりと手に馴染むその感覚にゾクソクと背中が震えた。
弓を引く度に視界が開けて獲物の姿がより鮮明に、更に頭が冴えてどんどん心が落ち着いて静かになっていく。
するっと指が離れて、甲高い音を一瞬響かせると一直線に矢が飛んで行き、程無く地面に崩れ落ちる音が聞こえてきた。
「・・・・・ 凄い」
「よし、仕留めたな」
「この弓 凄い」
「ん?」
「弓を引くとなんか気持ちいい・・・」
「は?」
おかしな感想が聞こえてカイトの方を見ると、獲物を仕留めたことなんてどうでもいいと目を見開いて握った弓に釘付けになっている。
手を震わせながら恍惚状態でうっとりしていた。
大会の賞品になるくらいだからそれなりにいい品なんだろう。
自分にはよく分からないが何か弓使いが称賛するような工夫がされてるのかもしれない。
カイトが喜んでいるなら手に入れて良かった。
「アース、次っ! 次行こう。 畑とか山とかまだまだいっぱいあるから早く行こう」
「待て待て そんなに急がなくても奴らは逃げねぇよ」
「逃げるよ!」
「分かったから・・・」
「次は鹿とかもっとでかいのいないかなー 熊とか出たら面白いのに もっとこの弓試したい」
「おい 猪そのまま・・・」
早く早くとアースの手を引っ張って走り出すカイトにさすがのアースも少し戸惑ってしまう。
新しい弓をすっかり気に入ったのはいいけれど、何だか目的が変わってきてるような気がして・・・。
うわぁ!40万hitありがとうございます!ビックリした!!
◆追記でコメントお返事♪
◆h⇒c様
ウハウハいらっしゃ~い♪ ニヤニヤしながらお待ちしておりました^^
始まりましたね~
アースはシンラキを見るとまた何か起こるんじゃね?みたいな嫌な予感がするんでしょうね、条件反射で目が死にます☆
アースで遊んで頂いてありがとうございます♫
あんなんで良かったらいつでも構ってやってください!
呼ばれた瞬間画面を飛び出して会いに行きますゆえv
弓、怪しいですよね
うん、怪しいんですよ
次回も怪しいです。
早くエロ展開にいけるようにゴリゴリ頑張ります♪
また読んでやってくださいねー☆
腕の中に入ったら二の腕をガブガブしてやると喜びますよあいつは(コッソリ)