文【warm × tender snow】17
「ん? お前の飼い主は・・・?」
「御主人様なら宿でゆっくりお休み中です。 そちらのわたあめはどうしたのですか?」
「右に同じだ」
「そうですか ふふ・・・」
午後の競技が始まろうとしている広場に、続々と参加者が集まっていた。
ラキを寝かせた後少しだけ休憩したシンと、カイトを寝かせた後たらふく昼食を摂ったアースが、先程の日陰にほぼ同時に戻ってきてそんな会話をしている。
「つーことは次の種目はお前とって事か」
「よろしくお願い致します。どうぞ御自分のペースで進んで頂いて構いませんから」
「合わせる気なんてミミズの目玉ほども無ぇから安心しろ」
「それは少し残念ですね そして少し嬉しいです」
「あーそーですか」
「くく・・・・ ほら、司会者のテンダラーさんが見えましたよ ルール説明ですね」
朝と同じようにあのテンションで司会者が二種目目の説明を始めた。
『さぁーて次の種目はぁぁぁ~~~! “洞・窟・探・検” !! だぁーーーーーーーっ!!!』
「・・・・ 相変わらずうぜぇな・・・ 洞窟だぁ?」
『午前中走り回ったこの森を少し進むと その先に大きな洞窟があるんだ! 大昔、炭鉱だった名残で思いっきり入り組んでるから入ったら最後、迷子決定だ!その巨大迷路の洞窟を潜り抜けて出口に辿り着くまでの合計タイムで一番を決めるぞぉー!これは二人一組で挑戦してもらうよ!協力してたったひとつしか無い出口を目指してくれ!! 大丈夫!! この洞窟には魔物はいない!! はず!! もし迷子になって出れなくなってもこの街のベテラン探検隊が君達を探してくれるから安心して迷ってくれ!! 地位も名誉も手に入れるには勇気だって必要なんだぞぉ! レッツ迷子!!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「お前、朝の時点で何の競技するか知ってたんだろ」
「はい 張り紙に書いてありましたから」
「あいつには無理だったな・・・・ これは俺向きだ」
「方向音痴のラキにも無理でした。 しかも暗闇。 ・・・・・・その点私には全く障害になりませんので。 むしろ早く入りたい」
『さあ!日が暮れる前に洞窟を抜けられるチャレンジャーは果たして居るのかっ!? 時間が勿体無いから早速始めちゃうよーー!! 参加者は速やかに集まってくれー!! 洞窟の入り口まで案内するよぉー!あ、迷っても大丈夫!スタート前に発信機を配るからしっかり身に付けておくんだ!』
洞窟に向かう参加者達の一番後ろを面倒臭そうに歩くアースに「頑張りましょうね」とシンが話し掛ける。
それを無視して新しく煙草に火を点けるアースを見てふふふと笑いながらその数歩後ろを付いて行った。
「ん?ここか ・・・・・・」
『今君達に付けた発信機は洞窟に入ると同時にタイマーが起動する仕掛けになっているよ!時間差でスタートしてもきっちり時間を計ってくれるから公平なんだ!どうだい?凄いだろぉう?? さあ、それではそろそろ洞窟探検、始めちゃうよー!!』
「「ぉぉおおおおーーーーっ!!!!!!」」
「さてと・・・」
「いよいよですね」
数百人の参加者達がスタート!の合図で入り口に向かって走って行く。
その集団を後ろで眺めながらアースはのんびりと煙草を最後まで吸い切った。
シンはその彼の横で丁寧にサングラスを拭いてもう一度元の位置に掛け直した。
「・・・・・・・・・」
「何考えてる」
「・・・・・・余り早く終わらせてしまったら折角眠ったラキを起こしてしまうかもしれないと思いまして」
「早く終わるんならその後どっかで時間潰してればいいじゃねーか」
「我慢する自信がありません。 今すぐラキに触れたいのです。」
「あいつも大変だな こんな粘着質なストーカーに気に入られてよ どうでもいい好きにしろよ 行くぞ」
「はい」と返事をして薄暗い入り口をふたり同時にくぐった。
真っ暗な洞窟の中、所々どこからか光が漏れている。そこだけがほんのり明るいだけで、少し進むとすぐに一面暗闇に包まれた。
あちこちから参加者の声が聞こえてくる。既に迷ってリタイヤを訴える者もいるようだ。
その中でシンが気持ち良さそうに深呼吸を始めた。。
「あぁ、涼しい。 何て心地良いのでしょう」
「おいお前、先に出口探して出てろ 俺はゆっくり行くから」
「はい? ・・・・・・・・・・・・・」
✼拍手お返事✼
H様
御訪問拍手コメントありがとうございます!!
相変わらずそのお名前、大好物です(*ノェノ)
お久し振りです(*゚∀゚*)
いつも遊びに来て頂いているようで本当にありがとうございます♬
またコメント頂けてとても嬉しいです(●´ェ`●)
まさか私の知らない所で常連さんになって頂けていたとは!
私はなんて幸せ者なのでしょう♪
そーしーて!H様も銀魂好きとはー!
仲間見つけたー!(゚∀゚)キタコレ
もうね、銀ちゃんの二の腕が最高なんです。
神楽も羨ましいけど、さっちゃんも羨ましいのです。
私も愛チョリス違法改造して銀ちゃん作りたい!
その件に関してH様と3時間程語り合いたい(*´ェ`*)
こんなぐだぐだマイペースなブログですがこれからもよろしくお願い致します♪
貴方様の好みのお話は果たして書けているのかっ
書けてたらいいな(*´∀`*)
という事で、これからどんどん寒くなっていきますがH様も体調お気をつけ下さいませ♪
また遊びに来て頂けたら嬉しいです!
お待ちしておりまーす♡
「御主人様なら宿でゆっくりお休み中です。 そちらのわたあめはどうしたのですか?」
「右に同じだ」
「そうですか ふふ・・・」
午後の競技が始まろうとしている広場に、続々と参加者が集まっていた。
ラキを寝かせた後少しだけ休憩したシンと、カイトを寝かせた後たらふく昼食を摂ったアースが、先程の日陰にほぼ同時に戻ってきてそんな会話をしている。
「つーことは次の種目はお前とって事か」
「よろしくお願い致します。どうぞ御自分のペースで進んで頂いて構いませんから」
「合わせる気なんてミミズの目玉ほども無ぇから安心しろ」
「それは少し残念ですね そして少し嬉しいです」
「あーそーですか」
「くく・・・・ ほら、司会者のテンダラーさんが見えましたよ ルール説明ですね」
朝と同じようにあのテンションで司会者が二種目目の説明を始めた。
『さぁーて次の種目はぁぁぁ~~~! “洞・窟・探・検” !! だぁーーーーーーーっ!!!』
「・・・・ 相変わらずうぜぇな・・・ 洞窟だぁ?」
『午前中走り回ったこの森を少し進むと その先に大きな洞窟があるんだ! 大昔、炭鉱だった名残で思いっきり入り組んでるから入ったら最後、迷子決定だ!その巨大迷路の洞窟を潜り抜けて出口に辿り着くまでの合計タイムで一番を決めるぞぉー!これは二人一組で挑戦してもらうよ!協力してたったひとつしか無い出口を目指してくれ!! 大丈夫!! この洞窟には魔物はいない!! はず!! もし迷子になって出れなくなってもこの街のベテラン探検隊が君達を探してくれるから安心して迷ってくれ!! 地位も名誉も手に入れるには勇気だって必要なんだぞぉ! レッツ迷子!!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「お前、朝の時点で何の競技するか知ってたんだろ」
「はい 張り紙に書いてありましたから」
「あいつには無理だったな・・・・ これは俺向きだ」
「方向音痴のラキにも無理でした。 しかも暗闇。 ・・・・・・その点私には全く障害になりませんので。 むしろ早く入りたい」
『さあ!日が暮れる前に洞窟を抜けられるチャレンジャーは果たして居るのかっ!? 時間が勿体無いから早速始めちゃうよーー!! 参加者は速やかに集まってくれー!! 洞窟の入り口まで案内するよぉー!あ、迷っても大丈夫!スタート前に発信機を配るからしっかり身に付けておくんだ!』
洞窟に向かう参加者達の一番後ろを面倒臭そうに歩くアースに「頑張りましょうね」とシンが話し掛ける。
それを無視して新しく煙草に火を点けるアースを見てふふふと笑いながらその数歩後ろを付いて行った。
「ん?ここか ・・・・・・」
『今君達に付けた発信機は洞窟に入ると同時にタイマーが起動する仕掛けになっているよ!時間差でスタートしてもきっちり時間を計ってくれるから公平なんだ!どうだい?凄いだろぉう?? さあ、それではそろそろ洞窟探検、始めちゃうよー!!』
「「ぉぉおおおおーーーーっ!!!!!!」」
「さてと・・・」
「いよいよですね」
数百人の参加者達がスタート!の合図で入り口に向かって走って行く。
その集団を後ろで眺めながらアースはのんびりと煙草を最後まで吸い切った。
シンはその彼の横で丁寧にサングラスを拭いてもう一度元の位置に掛け直した。
「・・・・・・・・・」
「何考えてる」
「・・・・・・余り早く終わらせてしまったら折角眠ったラキを起こしてしまうかもしれないと思いまして」
「早く終わるんならその後どっかで時間潰してればいいじゃねーか」
「我慢する自信がありません。 今すぐラキに触れたいのです。」
「あいつも大変だな こんな粘着質なストーカーに気に入られてよ どうでもいい好きにしろよ 行くぞ」
「はい」と返事をして薄暗い入り口をふたり同時にくぐった。
真っ暗な洞窟の中、所々どこからか光が漏れている。そこだけがほんのり明るいだけで、少し進むとすぐに一面暗闇に包まれた。
あちこちから参加者の声が聞こえてくる。既に迷ってリタイヤを訴える者もいるようだ。
その中でシンが気持ち良さそうに深呼吸を始めた。。
「あぁ、涼しい。 何て心地良いのでしょう」
「おいお前、先に出口探して出てろ 俺はゆっくり行くから」
「はい? ・・・・・・・・・・・・・」
✼拍手お返事✼
H様
御訪問拍手コメントありがとうございます!!
相変わらずそのお名前、大好物です(*ノェノ)
お久し振りです(*゚∀゚*)
いつも遊びに来て頂いているようで本当にありがとうございます♬
またコメント頂けてとても嬉しいです(●´ェ`●)
まさか私の知らない所で常連さんになって頂けていたとは!
私はなんて幸せ者なのでしょう♪
そーしーて!H様も銀魂好きとはー!
仲間見つけたー!(゚∀゚)キタコレ
もうね、銀ちゃんの二の腕が最高なんです。
神楽も羨ましいけど、さっちゃんも羨ましいのです。
私も愛チョリス違法改造して銀ちゃん作りたい!
その件に関してH様と3時間程語り合いたい(*´ェ`*)
こんなぐだぐだマイペースなブログですがこれからもよろしくお願い致します♪
貴方様の好みのお話は果たして書けているのかっ
書けてたらいいな(*´∀`*)
という事で、これからどんどん寒くなっていきますがH様も体調お気をつけ下さいませ♪
また遊びに来て頂けたら嬉しいです!
お待ちしておりまーす♡