文【warm × tender snow】16
「んん・・・・ ・・・?」
「おはようございます ラキ 大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・ ・・・・・・・・・」
「ここは広場の隅の建物の影です。 もう昼過ぎですよ。 一時間後に午後の大会が始まります。」
「・・・・・・・ぁ~・・・・、そか、俺、寝ちまったんだ・・・・」
「いつもの事ながら、寝惚けたラキも一段と可愛らしいです♡ 状況、把握できましたか?」
半分しか開いてない瞳をコシコシと擦ってボーっと宙を眺めるラキ、何て愛おしいのでしょう。
このまま押し倒してアレとかコレとか舐め回したい・・・・・・・
「・・・・・・・・・・まだ眠い ・・・・・・・背中痛い」
「眠りが深そうだったので ちょうど今、宿に戻ろうかと思っていたのです。 やはりちゃんとベッドで眠った方がよろしいかと・・・ お腹は空きましたか?」
「んーん、 もう少し寝たい 目、開かない ・・・・・・宿、俺、悪い、戻る・・・・・かな」
「ラキ、ふらふらです。私も行きますよ。 お姫様抱っこ しましょうか♡」
半分寝たまま立ち上がるラキの腕をぐいっと引っ張るとその勢いのままこちらに倒れてきた。
いつもより口調も態度もヘロヘロのラキ。 あぁもう、キュンキュンしちゃうじゃないですかっ
『お姫様抱っこ』に対する罵倒はまだですかっ?
早く「自分で歩くわボケシン!!」って言って下さい♪
「ん・・・・・・・ うん、じゃぁ、それで、頼むにゃ・・・・・」
「へぇぇええええええっ!!??」
何という想定外・・・・っ
そんな新たな攻め方が・・・・・・・っ
あああっ 自ら私に腕を回してくるとは・・・・・・・っ
私の心臓を燃やし尽くす気ですかっ!?
「かかかっ畏まりました・・・・っ」
寝ぼけたラキが途中で目が覚めて、今の自分の発言と状況を理解したら恥ずかしくて堪らなくなるだろう。
そんなラキも大好きだけれど・・・・。
もう一度眠って忘れてしまうように、宿に戻るまで余計な事は言わない事にしよう。
自分よりも小さくて綺麗な愛しい人の身体。
それを両手で軽々と抱いて、閉じた瞳をじっと眺めた。
「ずっと、待ってて、くれたんだろ、お前・・・・ 」
「いいえ 待ってませんよ ずっと妄想してましたから♪」
おっと、早速余計な事を・・・・
「そうか、後で、教えろよ、俺が、やってやる」
「はい お願いします」
最終的にやられるのは貴方の方なんですけどね♡
「それからあいつ、カイト に、 お前の使い魔、見せてやってくれ」
「はい?」
「約束したから。 あいつ、お前のそれの為に、頑張ってたみたいだから」
「・・・・・・・・・・・・そうですか」
そんな話は知らないな。
大会が始まる前、私が使い魔を飛ばす前の事、ですかね。
カイトの事になると不機嫌になっていたあのラキが、そのカイトと約束をするなんて。
「ラキ、貴方が愛し過ぎてこのまま抱いてしまいたいです。」
「・・・・・・・・・・・くーーー・・・・」
「・・・・・・・・・お預け、ですね。 今夜の為にたっぷり眠ってください♡」
お友達ができて 良かったですね ラキ。
お姫様抱っこで眠るラキの首筋にちゅっと吸い付いて軽く甘噛みをした。
宿に残していくのは少し寂しいけれど、ラキが頑張った分、私もきちんとこなさなければ。
「出る前に、薔薇の紅茶で落ち着きましょう。 ・・・・・・・・・・・・・鎮めないと」
◆何この風邪しつっこい! いつまでおんねん!
こんなんじゃもし誰かを尾行しろとかって指令が来たら咳で対象Aにバレちゃうじゃんねー。
しゃっくり止まらんからちょっと脅かしてくれとか言われても大きい音出す前におっさんみたいな咳出るからうかうかしゃっくりも止めてあげられないじゃんねー。
おじさん困っちゃうよ。
風邪、気をつけてくださいね。マジで。
私もいい加減しつこいな。
「おはようございます ラキ 大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・ ・・・・・・・・・」
「ここは広場の隅の建物の影です。 もう昼過ぎですよ。 一時間後に午後の大会が始まります。」
「・・・・・・・ぁ~・・・・、そか、俺、寝ちまったんだ・・・・」
「いつもの事ながら、寝惚けたラキも一段と可愛らしいです♡ 状況、把握できましたか?」
半分しか開いてない瞳をコシコシと擦ってボーっと宙を眺めるラキ、何て愛おしいのでしょう。
このまま押し倒してアレとかコレとか舐め回したい・・・・・・・
「・・・・・・・・・・まだ眠い ・・・・・・・背中痛い」
「眠りが深そうだったので ちょうど今、宿に戻ろうかと思っていたのです。 やはりちゃんとベッドで眠った方がよろしいかと・・・ お腹は空きましたか?」
「んーん、 もう少し寝たい 目、開かない ・・・・・・宿、俺、悪い、戻る・・・・・かな」
「ラキ、ふらふらです。私も行きますよ。 お姫様抱っこ しましょうか♡」
半分寝たまま立ち上がるラキの腕をぐいっと引っ張るとその勢いのままこちらに倒れてきた。
いつもより口調も態度もヘロヘロのラキ。 あぁもう、キュンキュンしちゃうじゃないですかっ
『お姫様抱っこ』に対する罵倒はまだですかっ?
早く「自分で歩くわボケシン!!」って言って下さい♪
「ん・・・・・・・ うん、じゃぁ、それで、頼むにゃ・・・・・」
「へぇぇええええええっ!!??」
何という想定外・・・・っ
そんな新たな攻め方が・・・・・・・っ
あああっ 自ら私に腕を回してくるとは・・・・・・・っ
私の心臓を燃やし尽くす気ですかっ!?
「かかかっ畏まりました・・・・っ」
寝ぼけたラキが途中で目が覚めて、今の自分の発言と状況を理解したら恥ずかしくて堪らなくなるだろう。
そんなラキも大好きだけれど・・・・。
もう一度眠って忘れてしまうように、宿に戻るまで余計な事は言わない事にしよう。
自分よりも小さくて綺麗な愛しい人の身体。
それを両手で軽々と抱いて、閉じた瞳をじっと眺めた。
「ずっと、待ってて、くれたんだろ、お前・・・・ 」
「いいえ 待ってませんよ ずっと妄想してましたから♪」
おっと、早速余計な事を・・・・
「そうか、後で、教えろよ、俺が、やってやる」
「はい お願いします」
最終的にやられるのは貴方の方なんですけどね♡
「それからあいつ、カイト に、 お前の使い魔、見せてやってくれ」
「はい?」
「約束したから。 あいつ、お前のそれの為に、頑張ってたみたいだから」
「・・・・・・・・・・・・そうですか」
そんな話は知らないな。
大会が始まる前、私が使い魔を飛ばす前の事、ですかね。
カイトの事になると不機嫌になっていたあのラキが、そのカイトと約束をするなんて。
「ラキ、貴方が愛し過ぎてこのまま抱いてしまいたいです。」
「・・・・・・・・・・・くーーー・・・・」
「・・・・・・・・・お預け、ですね。 今夜の為にたっぷり眠ってください♡」
お友達ができて 良かったですね ラキ。
お姫様抱っこで眠るラキの首筋にちゅっと吸い付いて軽く甘噛みをした。
宿に残していくのは少し寂しいけれど、ラキが頑張った分、私もきちんとこなさなければ。
「出る前に、薔薇の紅茶で落ち着きましょう。 ・・・・・・・・・・・・・鎮めないと」
◆何この風邪しつっこい! いつまでおんねん!
こんなんじゃもし誰かを尾行しろとかって指令が来たら咳で対象Aにバレちゃうじゃんねー。
しゃっくり止まらんからちょっと脅かしてくれとか言われても大きい音出す前におっさんみたいな咳出るからうかうかしゃっくりも止めてあげられないじゃんねー。
おじさん困っちゃうよ。
風邪、気をつけてくださいね。マジで。
私もいい加減しつこいな。