【ちゃんとRPG】 3
【トイカ】 6★R18
R18です。年齢に満たない方は閲覧をご遠慮ください。
嫌だ嫌だと頭を振って抵抗するカイトを押さえ付けて胸の突起を舐めて吸った。
反応して漏れるその声はいつもと変わらず可愛くて素直だ。
「は・・・ んぁ・・・っ ヤだ 離し・・・っ」
「だぁめ」
感じてるのに口から出る言葉は拒絶ばかり。
一体どうしてこんな風に豹変してしまったのか分からないけれど、これはこれでエロくていい。
「ぁあ・・・っっ そ こヤ・・・」
「力抜けよ、指 挿入んねぇだろ」
きゅうと締まるそこに指を当てて力を込めるが脚を閉じて腕を追い出そうとしてくるので、一番弱い左耳を丁寧に舐めて口に含んでやる。
ちゅくちゅくと濡れる音とアースの熱い息遣いが耳を伝ってカイトの全身を駆け巡る。
堪らず声を上げて震えるその隙を逃すはずが無くたっぷりと濡らした長い指がカイトの奥を触った。
「んああっ! ぁ・・・あ・・・っ んは・・・っ」
媚薬入りの甘い香りがするローション、カイトの好きな匂いだ。
中で指を動かす度に香りが広がってカイトの鼻をくすぐる。
効果は覿面、段々と身体が緩んで指が挿入るそこの水音も大きくなっていった。
中指に続いて人差し指も奥まで滑り込ませていい所をぐちゅぐちゅと弄るとまたビクンと跳ねて根元をきつく締めつけてくる。
完全に勃ち上がったカイトの熱が快感を求めてふるふると揺れてもアースはそれを無視して胸を攻め続けた。
「あ・・・ぅ、んんん・・・っ ヤ、アー、・・スぅ」
「んー」
アースの絶妙な舌と指使いに身体の痺れが止まらない。
嫌なのに こんな事したくないのに 気持ち良くて堪らない。
嫌で嫌で今すぐ振り解いて逃げ出したいのに もっと触って欲しいって思うのは何でだろう・・・
何で・・・
・・・・
何で俺 嫌なんだっけ・・・
頭がグルグルする・・・
「ああっ、あっ、んあっ、や ぁ・・・」
「凄ぇ感じてんじゃねぇか ほらもうすぐ三本目だ」
「あぐ・・・ぅぅ、あっ!ああぁ・・・」
「達きそうだな 気持ちいいんだろ」
「あ、あ・・・、イ・・・ぃ」
「・・・・」
汗で湿った身体をくねらせて、もっと欲しいとカイトが脚を絡めてくる。
舌先で乳首をゆっくりと舐めながら噛んだり引っ張ったりを繰り返し、
グチュグチュと蠢く三本の指は弱い所を狙って壊れてしまいそうなほど激しく動き続けた。
「あああっ! だめ、イ、んああっ・・・~~っ!!」
汗と体液を飛び散らせてカイトの身体が大きく跳ね、自分の顔に白いものがかかった。
荒い呼吸でくたっとするカイトを覗き込んでアースが静かに声を掛ける。
「今、イイって言ったよな」
「・・・はっ・・・? 知ら・・・なぃ・・・言ってない」
「尻弄られただけでこんな飛ばしてんのにか? ・・・ ・・・身体は正直だよなぁ」
「ハァ・・ハァ・・、も、ヤだ・・分 かん・・なぃぃ ヤ、だ離し・・・」
一瞬、元のカイトに戻ったかも とちょっと期待したけどまたイヤイヤが始まって暴れ出す。
「ふぅん」と呟いて挿れた指をグチャグチャ動かすとカイトの身体がすぐに反応して震えた。
もっと触って欲しいのに言えなくて、腕を押さえられてるから自分でも扱けなくて、カイトのそれがまだ足りないと主張する。
先端から糸を引いたまま放ったらかしにされて、顔に飛んだ白いのも拭いてくれなくて、恥ずかしくてカイトの全身が増々赤くなった。
そのまま指を動かしながらアースは自分の前を緩め中を弄り半分硬くなった塊を引っ張り出す。
それを見て無意識にカイトの身体の熱が上がった。
「何で・・・こんな、俺今日ヤだって言ったの に、」
「そうか」
「腕痛いし、ベタベタで気持ち悪いし」
「ああ」
「明日 体痛くて弓引けなかったら、アースのせいだ!」
「もう黙らす ・・・挿れるぞ」
◆追記でコメントお返事♪
嫌だ嫌だと頭を振って抵抗するカイトを押さえ付けて胸の突起を舐めて吸った。
反応して漏れるその声はいつもと変わらず可愛くて素直だ。
「は・・・ んぁ・・・っ ヤだ 離し・・・っ」
「だぁめ」
感じてるのに口から出る言葉は拒絶ばかり。
一体どうしてこんな風に豹変してしまったのか分からないけれど、これはこれでエロくていい。
「ぁあ・・・っっ そ こヤ・・・」
「力抜けよ、指 挿入んねぇだろ」
きゅうと締まるそこに指を当てて力を込めるが脚を閉じて腕を追い出そうとしてくるので、一番弱い左耳を丁寧に舐めて口に含んでやる。
ちゅくちゅくと濡れる音とアースの熱い息遣いが耳を伝ってカイトの全身を駆け巡る。
堪らず声を上げて震えるその隙を逃すはずが無くたっぷりと濡らした長い指がカイトの奥を触った。
「んああっ! ぁ・・・あ・・・っ んは・・・っ」
媚薬入りの甘い香りがするローション、カイトの好きな匂いだ。
中で指を動かす度に香りが広がってカイトの鼻をくすぐる。
効果は覿面、段々と身体が緩んで指が挿入るそこの水音も大きくなっていった。
中指に続いて人差し指も奥まで滑り込ませていい所をぐちゅぐちゅと弄るとまたビクンと跳ねて根元をきつく締めつけてくる。
完全に勃ち上がったカイトの熱が快感を求めてふるふると揺れてもアースはそれを無視して胸を攻め続けた。
「あ・・・ぅ、んんん・・・っ ヤ、アー、・・スぅ」
「んー」
アースの絶妙な舌と指使いに身体の痺れが止まらない。
嫌なのに こんな事したくないのに 気持ち良くて堪らない。
嫌で嫌で今すぐ振り解いて逃げ出したいのに もっと触って欲しいって思うのは何でだろう・・・
何で・・・
・・・・
何で俺 嫌なんだっけ・・・
頭がグルグルする・・・
「ああっ、あっ、んあっ、や ぁ・・・」
「凄ぇ感じてんじゃねぇか ほらもうすぐ三本目だ」
「あぐ・・・ぅぅ、あっ!ああぁ・・・」
「達きそうだな 気持ちいいんだろ」
「あ、あ・・・、イ・・・ぃ」
「・・・・」
汗で湿った身体をくねらせて、もっと欲しいとカイトが脚を絡めてくる。
舌先で乳首をゆっくりと舐めながら噛んだり引っ張ったりを繰り返し、
グチュグチュと蠢く三本の指は弱い所を狙って壊れてしまいそうなほど激しく動き続けた。
「あああっ! だめ、イ、んああっ・・・~~っ!!」
汗と体液を飛び散らせてカイトの身体が大きく跳ね、自分の顔に白いものがかかった。
荒い呼吸でくたっとするカイトを覗き込んでアースが静かに声を掛ける。
「今、イイって言ったよな」
「・・・はっ・・・? 知ら・・・なぃ・・・言ってない」
「尻弄られただけでこんな飛ばしてんのにか? ・・・ ・・・身体は正直だよなぁ」
「ハァ・・ハァ・・、も、ヤだ・・分 かん・・なぃぃ ヤ、だ離し・・・」
一瞬、元のカイトに戻ったかも とちょっと期待したけどまたイヤイヤが始まって暴れ出す。
「ふぅん」と呟いて挿れた指をグチャグチャ動かすとカイトの身体がすぐに反応して震えた。
もっと触って欲しいのに言えなくて、腕を押さえられてるから自分でも扱けなくて、カイトのそれがまだ足りないと主張する。
先端から糸を引いたまま放ったらかしにされて、顔に飛んだ白いのも拭いてくれなくて、恥ずかしくてカイトの全身が増々赤くなった。
そのまま指を動かしながらアースは自分の前を緩め中を弄り半分硬くなった塊を引っ張り出す。
それを見て無意識にカイトの身体の熱が上がった。
「何で・・・こんな、俺今日ヤだって言ったの に、」
「そうか」
「腕痛いし、ベタベタで気持ち悪いし」
「ああ」
「明日 体痛くて弓引けなかったら、アースのせいだ!」
「もう黙らす ・・・挿れるぞ」
◆追記でコメントお返事♪
【トイカ】 7★R18
R18です。年齢に満たない方は閲覧をご遠慮ください。
「ぅぁあ・・・っ ・・・っ ん・・・っ ぁ・・・っ」
「・・・ ・・・あっつ」
アルコールと媚薬の相乗効果でカイトの内は想像以上に熱い。
一気に貫いたからかきつく目を瞑って口を大きく開けながらカイトが声を漏らした。
嫌がる割に根元までがっちりと咥え込んで、腰を引くときゅぅと引き止めてくる。
「んだよ、やっぱ欲しいんじゃねぇか・・・」
「んあ・・・ や・・・ あぁあ・・・っ ヤだ・・・ 痛・・い」
「前がか? パンパンだもんなぁ・・・ 触って欲しいんだろ」
「あん、あ・・・ ぁあっ んぅ・・・」
埋め込まれた熱で休む間も無く突き上げられて、身体がガクガクと揺さぶられ喋る所か息もできない。
カイトの脚を深く折り畳んで顔を覆ってキスをしながら「くはは・・・」とアースが笑った。
「いい感じに締め付けてくるな・・・ 身体はいつも通りだ」
「あ・・・っ んん・・・っ や ぁあ・・・っ」
耳、首、鎖骨を舐めて、また胸に吸い付くと、腰をがっしり固定して容赦無く突き続ける。
アースの額からも汗が飛んだ。
まだ一度も握って貰えないカイトの中心がアースの腹に擦れてだらだらと汁を零す。
いい所ばかりを攻められてカイトの身体が限界を知らせて痙攣を始めた。
「ここ・・・ イイだろ・・・ 達きかけてんじゃねぇかよ」
「あああっ、は、ぁあ・・・、ハァ・・・ ヤ だ・・・っ ヤだ ヤだ・・・」
「好きなくせに・・・」
「・・・す、きじゃなぃ・・・っ あっあっ・・・、アース、・・・っ」
「ん・・・?」
「ア・・・ス、なんか、・・・きらい だ・・・ぁっ」
「ぶはっ ・・・・そうか 嫌いか」
「んあっぁっ・・・ ああんっ、ぅあっ・・・ ああっ・・・」
こんなに感じて前も後ろもグチャグチャで、もう腕なんて押さえてないのにそれに気付かないくらいとろけてて・・・
涙も涎もだらだら垂れ流して後ろ突かれただけで達きそうになってるくせによく言う・・・
「・・・ 中に・・・ 出すぞ」
「んあっ! や・・・っ」
頭の上にあった枕をカイトの腰の下に敷いて少しだけ高くする。
突き上げる角度が変わって更に快感が増し、カイトの声が一層濡れた。
ギシギシと軋むベッドの音と溢れる水音が耳を犯していく。
「はあっ・・! ああっ んあ・・っ ヤ・・だっ!」
「嫌じゃねぇだろ・・・」
「あん・・・っ! ふ・・ぁっ、ああぁっ もっとぉ・・・!」
「どっちだよ・・・」
「イ・・ぁ、イっ クっ・・・ぅぁ・・・っ ~~・・・っ!!」
「・・・・・っ!」
ビクンと弾けてふたりの身体の間にカイトの欲が飛び散り、お互いの腹を汚した。
ぎゅう・・・と締まるその奥をもう一度突いてアースも中に思い切り熱を吐き出すと、まだ震えるカイトの中心を握って扱き始める。
「・・・っ!! あっ! だめっ・・・ さわん なぃ・・・でっ! あっあっやあああ・・・っ!」
「・・・触って欲しかったんだろ」
「ああっ! んああぁっ・・・! くぅ・・・っ ・・・っっ!!」
出したばかりなのにすぐまた快感の波が押し寄せてあっさり達ってしまった。
ガクンと脱力して息をするのがやっとの状態のカイト。
そのままゆっくりと眠りに落ちていくのをアースは静かに見守った。
◆追記でコメントお返事♪
「ぅぁあ・・・っ ・・・っ ん・・・っ ぁ・・・っ」
「・・・ ・・・あっつ」
アルコールと媚薬の相乗効果でカイトの内は想像以上に熱い。
一気に貫いたからかきつく目を瞑って口を大きく開けながらカイトが声を漏らした。
嫌がる割に根元までがっちりと咥え込んで、腰を引くときゅぅと引き止めてくる。
「んだよ、やっぱ欲しいんじゃねぇか・・・」
「んあ・・・ や・・・ あぁあ・・・っ ヤだ・・・ 痛・・い」
「前がか? パンパンだもんなぁ・・・ 触って欲しいんだろ」
「あん、あ・・・ ぁあっ んぅ・・・」
埋め込まれた熱で休む間も無く突き上げられて、身体がガクガクと揺さぶられ喋る所か息もできない。
カイトの脚を深く折り畳んで顔を覆ってキスをしながら「くはは・・・」とアースが笑った。
「いい感じに締め付けてくるな・・・ 身体はいつも通りだ」
「あ・・・っ んん・・・っ や ぁあ・・・っ」
耳、首、鎖骨を舐めて、また胸に吸い付くと、腰をがっしり固定して容赦無く突き続ける。
アースの額からも汗が飛んだ。
まだ一度も握って貰えないカイトの中心がアースの腹に擦れてだらだらと汁を零す。
いい所ばかりを攻められてカイトの身体が限界を知らせて痙攣を始めた。
「ここ・・・ イイだろ・・・ 達きかけてんじゃねぇかよ」
「あああっ、は、ぁあ・・・、ハァ・・・ ヤ だ・・・っ ヤだ ヤだ・・・」
「好きなくせに・・・」
「・・・す、きじゃなぃ・・・っ あっあっ・・・、アース、・・・っ」
「ん・・・?」
「ア・・・ス、なんか、・・・きらい だ・・・ぁっ」
「ぶはっ ・・・・そうか 嫌いか」
「んあっぁっ・・・ ああんっ、ぅあっ・・・ ああっ・・・」
こんなに感じて前も後ろもグチャグチャで、もう腕なんて押さえてないのにそれに気付かないくらいとろけてて・・・
涙も涎もだらだら垂れ流して後ろ突かれただけで達きそうになってるくせによく言う・・・
「・・・ 中に・・・ 出すぞ」
「んあっ! や・・・っ」
頭の上にあった枕をカイトの腰の下に敷いて少しだけ高くする。
突き上げる角度が変わって更に快感が増し、カイトの声が一層濡れた。
ギシギシと軋むベッドの音と溢れる水音が耳を犯していく。
「はあっ・・! ああっ んあ・・っ ヤ・・だっ!」
「嫌じゃねぇだろ・・・」
「あん・・・っ! ふ・・ぁっ、ああぁっ もっとぉ・・・!」
「どっちだよ・・・」
「イ・・ぁ、イっ クっ・・・ぅぁ・・・っ ~~・・・っ!!」
「・・・・・っ!」
ビクンと弾けてふたりの身体の間にカイトの欲が飛び散り、お互いの腹を汚した。
ぎゅう・・・と締まるその奥をもう一度突いてアースも中に思い切り熱を吐き出すと、まだ震えるカイトの中心を握って扱き始める。
「・・・っ!! あっ! だめっ・・・ さわん なぃ・・・でっ! あっあっやあああ・・・っ!」
「・・・触って欲しかったんだろ」
「ああっ! んああぁっ・・・! くぅ・・・っ ・・・っっ!!」
出したばかりなのにすぐまた快感の波が押し寄せてあっさり達ってしまった。
ガクンと脱力して息をするのがやっとの状態のカイト。
そのままゆっくりと眠りに落ちていくのをアースは静かに見守った。
◆追記でコメントお返事♪
【トイカ】 9
「―――・・で、そのカイトは何してんだ?」
「まだ寝てる 昨日あれだけ動き回ったんだ、暫く起きねぇだろ」
「何か変なもんでも喰ったんじゃねぇ?」
「お前らと一緒にすんな」
シャツのボタンを留めながら話していたラキがイラッとしてこちらを睨んできた。
「は? そもそもお前何しに来たんだよ 喧嘩売りに来たのか」
「・・・・・ ・・・お前らは何ともねぇか・・・?」
「はあ??」
「・・・・・・・」
突然自分たちのことを訊かれてポカンとする。
そりゃそうだ
カイトが変なのと、今の質問を同時に挙げられても訳が分からないに決まってる。
俺だって一晩考えたが答えが出ずに結局こんな所に居る。
話す順番を間違えたな・・・
「あのな・・・ ・・・・・・、・・・・・・。」
「何だよ」
「いや、あいつ 凄ぇガン見してくんだけど シバいていいか?」
「ん?」
順を追って説明しようとしたら気持ち悪い視線を感じてラキの後ろに目をやるといつの間に着替えたのか全身真っ黒で固めたシンがこちらをじっと見ていた。
「・・・ 何だか あなたの身体から微かに嫌な臭いがしますね・・・」
「あ?臭ぇか?風呂入ってきたけど」
「・・・・・」
いつになく真面目な表情で見据えてくるので話すのを止めてこちらもじっと見詰め返してやる。
よく見ると、奴の真紅の瞳は俺の目ではなく、俺全体とその向こう側を凝視しているようだ。
「・・・・・何か 良くないものがカイトに悪戯をしているのかもしれませんね」
「・・・・」
「・・・魔物か?」
俺に顔を近付けて見えないものを意地でも見ようと目を凝らしながらラキがシンに訊いた。
「この方の残り香だけではまだ何とも・・・ 何か、カイトが変わった原因に心当たりは・・・?」
「・・・・・・ ・・・・あぁ」
・・・驚いた。
俺から話さなくても、勝手に気付いて勝手にその先に辿り着いちまう。
やっぱアレが関係してんのか・・・
もしかして・・・と思い始めて、ずっともやもやと歪んでハマらなかったパズルのピースがぐにゃんと形を変えた。
と同時に沸々と何かが湧き上がる。
頭の奥でチリチリと音がしやがる・・・。
「ちょっと待ってろ」と呟いて沸き立つそれをグッと押さえ付け自分の部屋でまだぐっすりと眠るカイトとその脇に転がる瑠璃色のそれを担いでまたこの部屋に戻ってきた。
肩に担がれてもなお眠り続けるカイトを見て驚くシンに、持ってきた物を放り投げてやる。
「―――・・・! あぁ・・・ これです」
「そうか」
「俺らが獲った弓じゃねぇか・・・」
やっぱりな・・・
「・・・呪いのようですね」
「のろい・・・」
「人間か?」
ラキの問いに「はい」と答えてそれを壁に立て掛けた。
人間? 呪い? 何だそれ 魔法みたいなもんか? またファンタジーか・・・
「どうやらこの呪いは弓を引くと発動する仕掛けのようです。使用した主の感情を操作して性格を真逆にしてしまうようですね・・・」
疑念が確信に変わった。
頭の中もジリジリと熱い・・・。
「誰だ?目的は?」
「何でしょうねぇ・・・ それにこの呪いは最近かけられたものではありませんね。もう何年も前から・・・」
くっだらねぇ・・・ 何だよそれ・・・
何でいっつもこう面倒臭いもんに巻き込まれるんだ・・・
「パッと見普通に寝てっけど大丈夫なんか?」
「結構年季は入ってますが命に関わるような類ではありません。大丈夫。解けますよ。」
人のベッドで眠りこけるカイトを覗き込んでそう言うラキにシンはニッコリ微笑んだ。
◆追記でコメントお返事♪
「まだ寝てる 昨日あれだけ動き回ったんだ、暫く起きねぇだろ」
「何か変なもんでも喰ったんじゃねぇ?」
「お前らと一緒にすんな」
シャツのボタンを留めながら話していたラキがイラッとしてこちらを睨んできた。
「は? そもそもお前何しに来たんだよ 喧嘩売りに来たのか」
「・・・・・ ・・・お前らは何ともねぇか・・・?」
「はあ??」
「・・・・・・・」
突然自分たちのことを訊かれてポカンとする。
そりゃそうだ
カイトが変なのと、今の質問を同時に挙げられても訳が分からないに決まってる。
俺だって一晩考えたが答えが出ずに結局こんな所に居る。
話す順番を間違えたな・・・
「あのな・・・ ・・・・・・、・・・・・・。」
「何だよ」
「いや、あいつ 凄ぇガン見してくんだけど シバいていいか?」
「ん?」
順を追って説明しようとしたら気持ち悪い視線を感じてラキの後ろに目をやるといつの間に着替えたのか全身真っ黒で固めたシンがこちらをじっと見ていた。
「・・・ 何だか あなたの身体から微かに嫌な臭いがしますね・・・」
「あ?臭ぇか?風呂入ってきたけど」
「・・・・・」
いつになく真面目な表情で見据えてくるので話すのを止めてこちらもじっと見詰め返してやる。
よく見ると、奴の真紅の瞳は俺の目ではなく、俺全体とその向こう側を凝視しているようだ。
「・・・・・何か 良くないものがカイトに悪戯をしているのかもしれませんね」
「・・・・」
「・・・魔物か?」
俺に顔を近付けて見えないものを意地でも見ようと目を凝らしながらラキがシンに訊いた。
「この方の残り香だけではまだ何とも・・・ 何か、カイトが変わった原因に心当たりは・・・?」
「・・・・・・ ・・・・あぁ」
・・・驚いた。
俺から話さなくても、勝手に気付いて勝手にその先に辿り着いちまう。
やっぱアレが関係してんのか・・・
もしかして・・・と思い始めて、ずっともやもやと歪んでハマらなかったパズルのピースがぐにゃんと形を変えた。
と同時に沸々と何かが湧き上がる。
頭の奥でチリチリと音がしやがる・・・。
「ちょっと待ってろ」と呟いて沸き立つそれをグッと押さえ付け自分の部屋でまだぐっすりと眠るカイトとその脇に転がる瑠璃色のそれを担いでまたこの部屋に戻ってきた。
肩に担がれてもなお眠り続けるカイトを見て驚くシンに、持ってきた物を放り投げてやる。
「―――・・・! あぁ・・・ これです」
「そうか」
「俺らが獲った弓じゃねぇか・・・」
やっぱりな・・・
「・・・呪いのようですね」
「のろい・・・」
「人間か?」
ラキの問いに「はい」と答えてそれを壁に立て掛けた。
人間? 呪い? 何だそれ 魔法みたいなもんか? またファンタジーか・・・
「どうやらこの呪いは弓を引くと発動する仕掛けのようです。使用した主の感情を操作して性格を真逆にしてしまうようですね・・・」
疑念が確信に変わった。
頭の中もジリジリと熱い・・・。
「誰だ?目的は?」
「何でしょうねぇ・・・ それにこの呪いは最近かけられたものではありませんね。もう何年も前から・・・」
くっだらねぇ・・・ 何だよそれ・・・
何でいっつもこう面倒臭いもんに巻き込まれるんだ・・・
「パッと見普通に寝てっけど大丈夫なんか?」
「結構年季は入ってますが命に関わるような類ではありません。大丈夫。解けますよ。」
人のベッドで眠りこけるカイトを覗き込んでそう言うラキにシンはニッコリ微笑んだ。
◆追記でコメントお返事♪