文【warm × tender snow】52
逆効果じゃねーか
真っ赤になって我慢宣言をするカイトを胡座の上に乗せて、ぶふっと吹き出すアース。
頭の上の髪がふわっと舞って、笑われた事に気付いたカイトが「あ、また笑ってる…」と呟いた。
「笑ってねーよ。・・・・そうか、じゃあ全部終わったらちゃんと、やるんだな」
「・・・うん」
物欲しそうな面して我慢とかよく言う。
そうやって焦らすから意地悪したくなるんだよカイト。
「分かった。なら俺も我慢する」
「うん、・・・えっ、ちょっ・・・、アースっ!?待っ・・・」
上がった熱を吸い取るようにカイトの首筋に唇を這わせた。
肩がビクンと跳ねて引き離そうと俺の胸を押してくる。
力、入ってねーよ。
「ア、ースっ、や、っ・・・駄目、何して・・・っ」
「・・・キス、しねぇんだろ。だから、俺もこれで我慢するっつってんの」
益々熱くなるそこに歯を立てていつもの声で囁いてやる。
カイトの身体がゾクゾクと震えるのがわかった。
柔らかい金髪を撫でてシャツの上から背中をなぞる。
わざと優しく抱き締めて、少しだけ強く首筋を吸った。
「あ・・・っ、あ、ゃ、ぁぁ・・・」
「早く・・・、抱きてぇな・・・」
「・・・・・っ!」
「午後のヤツさっさと終わらせて 弓獲ったらとっとと帰ってこい」
「うん」
「そしたら続き、時間気にしねぇでたっぷりやろうな」
耳元で低く囁くと、カイトが頭から湯気を出して黙ったままコクリと頷いた。
「そろそろ行くんだろ ほら、しっかりしろよ」
「・・・あ、本当だ」
時計を見て我に返ったカイトがモタモタと立ち上がる。
洗面所でバシャバシャと顔を洗って適当に拭くと、まだ濡れた頭を振りながら慌てて駆けていった。
・・・、ちょっとやりすぎたか・・・
◆追記でこの先の更新について
と、コメントお返事♪
と、こんなん描く予定でした(イチャ漫画)
真っ赤になって我慢宣言をするカイトを胡座の上に乗せて、ぶふっと吹き出すアース。
頭の上の髪がふわっと舞って、笑われた事に気付いたカイトが「あ、また笑ってる…」と呟いた。
「笑ってねーよ。・・・・そうか、じゃあ全部終わったらちゃんと、やるんだな」
「・・・うん」
物欲しそうな面して我慢とかよく言う。
そうやって焦らすから意地悪したくなるんだよカイト。
「分かった。なら俺も我慢する」
「うん、・・・えっ、ちょっ・・・、アースっ!?待っ・・・」
上がった熱を吸い取るようにカイトの首筋に唇を這わせた。
肩がビクンと跳ねて引き離そうと俺の胸を押してくる。
力、入ってねーよ。
「ア、ースっ、や、っ・・・駄目、何して・・・っ」
「・・・キス、しねぇんだろ。だから、俺もこれで我慢するっつってんの」
益々熱くなるそこに歯を立てていつもの声で囁いてやる。
カイトの身体がゾクゾクと震えるのがわかった。
柔らかい金髪を撫でてシャツの上から背中をなぞる。
わざと優しく抱き締めて、少しだけ強く首筋を吸った。
「あ・・・っ、あ、ゃ、ぁぁ・・・」
「早く・・・、抱きてぇな・・・」
「・・・・・っ!」
「午後のヤツさっさと終わらせて 弓獲ったらとっとと帰ってこい」
「うん」
「そしたら続き、時間気にしねぇでたっぷりやろうな」
耳元で低く囁くと、カイトが頭から湯気を出して黙ったままコクリと頷いた。
「そろそろ行くんだろ ほら、しっかりしろよ」
「・・・あ、本当だ」
時計を見て我に返ったカイトがモタモタと立ち上がる。
洗面所でバシャバシャと顔を洗って適当に拭くと、まだ濡れた頭を振りながら慌てて駆けていった。
・・・、ちょっとやりすぎたか・・・

◆追記でこの先の更新について
と、コメントお返事♪
と、こんなん描く予定でした(イチャ漫画)
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文【warm × tender snow】53
「おや、カイト」
「あ、シン」
午後の競技が始まる頃、広場から少し離れた木陰にいたシンがカイトを見付けて声を掛ける。
「食事は済ませましたか?」
「うん、もうすぐ始まるよなっ 次は何だろなっ」
「・・・・」
「ぅえっ? 何っ?」
「いえ・・・」
何となく挙動不審なカイトをいつも通りの笑顔で眺める紳士。
日除けのフードを被り直して「頑張りましょうね」ともう一度微笑んだ。
「そういえば、ラキから聞きましたが、私の使い魔が見たいとか」
「・・・っ!! うんっ、見たい!!」
明らかに別の事を考えていたカイトの瞳がその一言で一気に光輝いた。
「見せてっ! どこに入ってるっ? 喋るっ?」
「まぁ落ち着いて、そろそろ時間ですから」
流石のシンも圧倒される程の期待に満ちた眼差しを受けて、「こうしましょう」と言葉を続けた。
「次の競技で一番を獲ったら好きなだけ見せて差し上げますよ」
「本当にっ!?」
「何なら一日貸して差し上げても結構です」
「ええっ!?~~~~~っ☆★♪」
「せっかくですから、この方が燃えるでしょう?」
「絶対だよ!? 俺勝つよ! やるよっ!!」
大きな瞳をキラキラさせて顔の周りに花を散らしながらその場で屈伸するカイト。
すっかりテンションの上がったカイトにニッコリと微笑んで向こうにある宿をチラリと見た。
ふふ・・・、彼が意地悪をしたくなる気持ちが分かる気がしますねぇ・・・
◆追記で独り言
と、コメントお返事♪
「あ、シン」
午後の競技が始まる頃、広場から少し離れた木陰にいたシンがカイトを見付けて声を掛ける。
「食事は済ませましたか?」
「うん、もうすぐ始まるよなっ 次は何だろなっ」
「・・・・」
「ぅえっ? 何っ?」
「いえ・・・」
何となく挙動不審なカイトをいつも通りの笑顔で眺める紳士。
日除けのフードを被り直して「頑張りましょうね」ともう一度微笑んだ。
「そういえば、ラキから聞きましたが、私の使い魔が見たいとか」
「・・・っ!! うんっ、見たい!!」
明らかに別の事を考えていたカイトの瞳がその一言で一気に光輝いた。
「見せてっ! どこに入ってるっ? 喋るっ?」
「まぁ落ち着いて、そろそろ時間ですから」
流石のシンも圧倒される程の期待に満ちた眼差しを受けて、「こうしましょう」と言葉を続けた。
「次の競技で一番を獲ったら好きなだけ見せて差し上げますよ」
「本当にっ!?」
「何なら一日貸して差し上げても結構です」
「ええっ!?~~~~~っ☆★♪」
「せっかくですから、この方が燃えるでしょう?」
「絶対だよ!? 俺勝つよ! やるよっ!!」
大きな瞳をキラキラさせて顔の周りに花を散らしながらその場で屈伸するカイト。
すっかりテンションの上がったカイトにニッコリと微笑んで向こうにある宿をチラリと見た。
ふふ・・・、彼が意地悪をしたくなる気持ちが分かる気がしますねぇ・・・

◆追記で独り言
と、コメントお返事♪
文【warm × tender snow】54
『皆ぁー! 昼飯喰ったかーい!?
まだ午前中の山登り長距離走から帰って来てない参加者が半分くらいいるようだけど、時間切れで失格!
時間勿体無いからさくっと進めちゃうよーーう!
さぁーて! 2日に渡って戦ってきた本大会! ついに最後の競技の始まりだぁーーっ!!』
「「「お゛お゛ぉーーーーっ!!!」」」
「テンダラーさんが見えましたね」
「早くっ! 早く始めようよおっさん! 次は何やるんだっ!?」
いつもの広場の中央に例の司会者が現れて、最後の競技の説明を始める。
テンションの上がったカイトがステージをバンバン叩いて呼び掛けた。
『第四回戦! 最後は誰もが子供の頃夢中になった”かくれんぼ”だぁーーっ!!』
「「「おおーー・・・・ぉ?」」」
「ふむ・・・」
「かくれんぼっ! よし! やろう!」
司会者の言葉にカイト以外の参加者が怪訝な顔をする。
毎年催されるこの大会は、始まる前に事前に張り紙等で競技内容を公表していた。
それによれば最後の競技は水泳だったはず。
『あっはっはー! 驚いてるねー☆ 実は先程事務局とお偉いさんが集まって会議をしてね!
これまでの三種目が競争ばかりだったからちょっと趣向を変えてみようということになったんだ!
急に変更しちゃったお詫びにこのかくれんぼで一番になった人には主催者側から賞金をプレゼントするよ!!』
「「「おおおっ!!!」」」
『さぁこのかくれんぼ!また二人一組で参加してもらうよっ☆ 一人は隠れる役、もう一人が探す役だっ!
隠れる人はこの腕輪をはめて誰にも見つからないように隠れようっ!
探す人はパートナー以外をどんどん見つけてその腕輪をガンガン回収っ!
そして終了時間までに見つからずに、さらにたくさんの腕輪を回収した組が優勝だっ☆
当然見つけられた組はその場で失格っ!それまでに集めた腕輪も無効になるよっ!
戦う場所はこの森から向こうの山までだよっ!』
「「「ひろっっっ!!!」」」
「ふむ・・・」
「さあやろうっ! 始めようっ!♪♪」
「相変らずうぜぇな・・・」
「はぅっ! ラキっ♡」
遠くの日陰で説明を聞いていたシンの元に、ギルドにいたラキが戻ってきて溜め息をつく。
「カイトが出るなら俺は無理か」
「カイトとラキは昨日ペアになりましたからね。 私が行きますよ。」
「あっ!ラキっ! 長距離走一位おめでとう♪ 次は俺が頑張るよっ 勝つよっ」
「ぁー・・・ うん 頑張れ」
「カイトは探す役でよろしいですか? 私、隠れる方が得意なので」
「いいぞっ 見つけて腕輪集めればいいんだよなっ!」
やがて腕輪配布の合図を受けて 参加者がわらわらと集まりだした。
「正直よぉ このままやっても優勝の見込み無さそうだったから俺やる気しなかったけどよ」
「そうそう、賞金出るっつーならなぁ」
「ああ、事務局も粋な事やってくれるよなー」
「金欲しー」
「くく・・・ 楽しいかくれんぼになりそうですね」
「手、抜くなよシン」
「はい♡ ・・・・・・・ 手を抜かない代わりに」
「あ?」
「終わったら 私のを抜いて下さるんですよね♡」
「おー、全力で引き千切ってやるよ」
「ぉぉぅ・・・♡」
「シンー! 早くこっち!」
「はよ行け馬鹿」
◆たくさんのご訪問ありがとうございます!
先日20万hitありがとう企画をさせて頂いたばかりなのに、もうすぐ30万に届きそうでゾクゾクします♪
これからも一緒に妄想生活を楽しんで頂けたら嬉しいです☆
まだ午前中の山登り長距離走から帰って来てない参加者が半分くらいいるようだけど、時間切れで失格!
時間勿体無いからさくっと進めちゃうよーーう!
さぁーて! 2日に渡って戦ってきた本大会! ついに最後の競技の始まりだぁーーっ!!』
「「「お゛お゛ぉーーーーっ!!!」」」
「テンダラーさんが見えましたね」
「早くっ! 早く始めようよおっさん! 次は何やるんだっ!?」
いつもの広場の中央に例の司会者が現れて、最後の競技の説明を始める。
テンションの上がったカイトがステージをバンバン叩いて呼び掛けた。
『第四回戦! 最後は誰もが子供の頃夢中になった”かくれんぼ”だぁーーっ!!』
「「「おおーー・・・・ぉ?」」」
「ふむ・・・」
「かくれんぼっ! よし! やろう!」
司会者の言葉にカイト以外の参加者が怪訝な顔をする。
毎年催されるこの大会は、始まる前に事前に張り紙等で競技内容を公表していた。
それによれば最後の競技は水泳だったはず。
『あっはっはー! 驚いてるねー☆ 実は先程事務局とお偉いさんが集まって会議をしてね!
これまでの三種目が競争ばかりだったからちょっと趣向を変えてみようということになったんだ!
急に変更しちゃったお詫びにこのかくれんぼで一番になった人には主催者側から賞金をプレゼントするよ!!』
「「「おおおっ!!!」」」
『さぁこのかくれんぼ!また二人一組で参加してもらうよっ☆ 一人は隠れる役、もう一人が探す役だっ!
隠れる人はこの腕輪をはめて誰にも見つからないように隠れようっ!
探す人はパートナー以外をどんどん見つけてその腕輪をガンガン回収っ!
そして終了時間までに見つからずに、さらにたくさんの腕輪を回収した組が優勝だっ☆
当然見つけられた組はその場で失格っ!それまでに集めた腕輪も無効になるよっ!
戦う場所はこの森から向こうの山までだよっ!』
「「「ひろっっっ!!!」」」
「ふむ・・・」
「さあやろうっ! 始めようっ!♪♪」
「相変らずうぜぇな・・・」
「はぅっ! ラキっ♡」
遠くの日陰で説明を聞いていたシンの元に、ギルドにいたラキが戻ってきて溜め息をつく。
「カイトが出るなら俺は無理か」
「カイトとラキは昨日ペアになりましたからね。 私が行きますよ。」
「あっ!ラキっ! 長距離走一位おめでとう♪ 次は俺が頑張るよっ 勝つよっ」
「ぁー・・・ うん 頑張れ」
「カイトは探す役でよろしいですか? 私、隠れる方が得意なので」
「いいぞっ 見つけて腕輪集めればいいんだよなっ!」
やがて腕輪配布の合図を受けて 参加者がわらわらと集まりだした。
「正直よぉ このままやっても優勝の見込み無さそうだったから俺やる気しなかったけどよ」
「そうそう、賞金出るっつーならなぁ」
「ああ、事務局も粋な事やってくれるよなー」
「金欲しー」
「くく・・・ 楽しいかくれんぼになりそうですね」
「手、抜くなよシン」
「はい♡ ・・・・・・・ 手を抜かない代わりに」
「あ?」
「終わったら 私のを抜いて下さるんですよね♡」
「おー、全力で引き千切ってやるよ」
「ぉぉぅ・・・♡」
「シンー! 早くこっち!」
「はよ行け馬鹿」
◆たくさんのご訪問ありがとうございます!
先日20万hitありがとう企画をさせて頂いたばかりなのに、もうすぐ30万に届きそうでゾクゾクします♪
これからも一緒に妄想生活を楽しんで頂けたら嬉しいです☆
こんなん描く予定でした

入院する前に途中まで描いてて、結局ボカーンてなったものです。
せっかくなので続きを描いてこっそり投げときます。
例の如くクリックで巨大化。
文【warm × tender snow】52 に載せる予定でしたー。
◆追記で独り言
と、ありがとうございます コメントお返事♪