文【warm × tender snow】14★
「あいつらっていつでもイチャイチャしてんだな・・・・」
「ぇ、あ・・・・ ラキ寝ちゃったのか」
「俺らもイチャついとくか?」
「ええっ!? だっ・・・ や、これ からお昼ご飯食べて ほら、 午後からまた競技ある し!」
カイトの両腕を掴んでニヤニヤと顔を近付けて来るアースに、耳まで真っ赤にしたカイトが必死に言い訳をする。
その必死さがおかしくて ぶはっ と吹きだしてしまった。
「ばーか 冗談だよ」
「ぇ、ぁ、 ・・・・・なんだ」
「ん? 何お前、やっぱして欲しいんじゃねぇか」
「ええええ・・・・っ? ぅ・・・ えーと、ん・・・・」
「んー? はっきり言え 男だろ」
「ん・・・・ だって、朝、あんなチューするから・・・」
「朝? ・・・・あーー、 そういえばしたな、 何、それ思い出したのか」
「ん、だから・・・・ ちょっとだけ・・・ またしたい」
くす・・・と小さく笑ってポンッと頭を叩くと、日陰に座るシンに「おい」と声を掛けた。
「眠ったばかりなので私達はもう少しここに居ます。 昼食はどうぞお構いなく御自由に。 大会の午後の部は14時からのようですからまた後ほどこちらに集合でよろしいかと。」
「よし じゃあ 俺らは先行くぞ」
「え、どこ行くんだ」
「あ?お前、ここでパンツ脱ぐか?」
「ぅええええええっ!!?? 無理!!」
「だろ? 飯の前に宿戻って抜いてやるよ」
「~~~~・・・・・・・・・・・・・・・っ!」
耳どころか全身真っ赤になったカイトを連れて口元をニヤリと歪ませたアースが、まだ騒がしい広場を抜けて宿に向かって歩いて行く。
眠るラキの頭を撫でながらそれを見送るシンも薄く笑って「イチャイチャしてるのはお互い様でしょう」と呟いた。
゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「お前、一番取ったから興奮してんだろ」
「・・・・・・・。 ぁ、・・・そうかも」
森の中を走り回ってすっかり汗だくになった身体をシャワーで流した後、ベッドに腰掛けるアースの膝に乗ろうと脚を上げたカイトがチラリとテーブルを見た。
そこにはさっき手に入れた派手なメダルが光っていた。
「俺は見てねーから それがどれだけ大変だったか知らねーけど、一番取ったんだ。それなりに頑張ったんだろ 疲れてテンションおかしくなるくらい」
「・・・・・・・・ うん、でも楽しかった」
アースの首に腕を回してニッコリ笑うカイトの胸をさわさわと撫でて、互いのおでこをこつんと合わせる。
「やるよ 御褒美、 口開けな」
「うん アース・・・・」
優しいアースに触れられて、その上まだ明るいこんな真昼間にこんな事をしてるというのが恥ずかしくて、益々興奮して、まだキスしかしてないのにもう出てしまいそうだ。
すぐに熱い舌が出てきて煙草の香りのする唾液を貪った。
微妙な力加減で胸を弄られて腰が痺れる。
もうそれ以上弄って欲しくなくて両手でアースの腕を押さえると、「もう駄目か?」と耳元で囁かれた。
「んぅ・・・・ ここばっかヤだ アース」
「・・・・・ん? じゃぁ どうして欲しいんだよ」
「・・・・・・・・・・こっちも触って よ、 ・・・・それに、アースも脱いで」
「あれー? さっき『ちょっとだけ』って言ってたよな 気のせいか? ここ弄って俺も脱いだらちょっとだけじゃ済まなくなんぞ」
わざと意地悪く言ってやると、カイトが唇をぐっと噛んで困った顔を見せる。
熱を持った自身を 自分で扱こうと伸ばしてきたカイトの腕を大きな手が掴んで邪魔をした。
「ん゛ん゛・・・・・っ アー・・・・ス んぁ、ん・・・・ぅ・・・・・っ」
「このまま、・・・・・キスしたまま 俺のベルト外しな ・・・・・ほら」
アースの舌に自分の舌を吸われながら、言われるままシャツの下に隠れたベルトを探す。
ベルトってこんなに複雑だったっけ?と疑いたくなるほどなかなか外れてくれない。
快感で痺れる手に力を込めてゆっくりと時間をかけて抜き取った。
その次のジッパーを下ろしたところで腕を掴まれて、両手をアースの肩に乗せられて、更に深く舌を絡められた。
「ぇ、あ・・・・ ラキ寝ちゃったのか」
「俺らもイチャついとくか?」
「ええっ!? だっ・・・ や、これ からお昼ご飯食べて ほら、 午後からまた競技ある し!」
カイトの両腕を掴んでニヤニヤと顔を近付けて来るアースに、耳まで真っ赤にしたカイトが必死に言い訳をする。
その必死さがおかしくて ぶはっ と吹きだしてしまった。
「ばーか 冗談だよ」
「ぇ、ぁ、 ・・・・・なんだ」
「ん? 何お前、やっぱして欲しいんじゃねぇか」
「ええええ・・・・っ? ぅ・・・ えーと、ん・・・・」
「んー? はっきり言え 男だろ」
「ん・・・・ だって、朝、あんなチューするから・・・」
「朝? ・・・・あーー、 そういえばしたな、 何、それ思い出したのか」
「ん、だから・・・・ ちょっとだけ・・・ またしたい」
くす・・・と小さく笑ってポンッと頭を叩くと、日陰に座るシンに「おい」と声を掛けた。
「眠ったばかりなので私達はもう少しここに居ます。 昼食はどうぞお構いなく御自由に。 大会の午後の部は14時からのようですからまた後ほどこちらに集合でよろしいかと。」
「よし じゃあ 俺らは先行くぞ」
「え、どこ行くんだ」
「あ?お前、ここでパンツ脱ぐか?」
「ぅええええええっ!!?? 無理!!」
「だろ? 飯の前に宿戻って抜いてやるよ」
「~~~~・・・・・・・・・・・・・・・っ!」
耳どころか全身真っ赤になったカイトを連れて口元をニヤリと歪ませたアースが、まだ騒がしい広場を抜けて宿に向かって歩いて行く。
眠るラキの頭を撫でながらそれを見送るシンも薄く笑って「イチャイチャしてるのはお互い様でしょう」と呟いた。
゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「お前、一番取ったから興奮してんだろ」
「・・・・・・・。 ぁ、・・・そうかも」
森の中を走り回ってすっかり汗だくになった身体をシャワーで流した後、ベッドに腰掛けるアースの膝に乗ろうと脚を上げたカイトがチラリとテーブルを見た。
そこにはさっき手に入れた派手なメダルが光っていた。
「俺は見てねーから それがどれだけ大変だったか知らねーけど、一番取ったんだ。それなりに頑張ったんだろ 疲れてテンションおかしくなるくらい」
「・・・・・・・・ うん、でも楽しかった」
アースの首に腕を回してニッコリ笑うカイトの胸をさわさわと撫でて、互いのおでこをこつんと合わせる。
「やるよ 御褒美、 口開けな」
「うん アース・・・・」
優しいアースに触れられて、その上まだ明るいこんな真昼間にこんな事をしてるというのが恥ずかしくて、益々興奮して、まだキスしかしてないのにもう出てしまいそうだ。
すぐに熱い舌が出てきて煙草の香りのする唾液を貪った。
微妙な力加減で胸を弄られて腰が痺れる。
もうそれ以上弄って欲しくなくて両手でアースの腕を押さえると、「もう駄目か?」と耳元で囁かれた。
「んぅ・・・・ ここばっかヤだ アース」
「・・・・・ん? じゃぁ どうして欲しいんだよ」
「・・・・・・・・・・こっちも触って よ、 ・・・・それに、アースも脱いで」
「あれー? さっき『ちょっとだけ』って言ってたよな 気のせいか? ここ弄って俺も脱いだらちょっとだけじゃ済まなくなんぞ」
わざと意地悪く言ってやると、カイトが唇をぐっと噛んで困った顔を見せる。
熱を持った自身を 自分で扱こうと伸ばしてきたカイトの腕を大きな手が掴んで邪魔をした。
「ん゛ん゛・・・・・っ アー・・・・ス んぁ、ん・・・・ぅ・・・・・っ」
「このまま、・・・・・キスしたまま 俺のベルト外しな ・・・・・ほら」
アースの舌に自分の舌を吸われながら、言われるままシャツの下に隠れたベルトを探す。
ベルトってこんなに複雑だったっけ?と疑いたくなるほどなかなか外れてくれない。
快感で痺れる手に力を込めてゆっくりと時間をかけて抜き取った。
その次のジッパーを下ろしたところで腕を掴まれて、両手をアースの肩に乗せられて、更に深く舌を絡められた。
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文【warm × tender snow】15★(R18)
「ん・・・・っ あっ! はっ・・・・・ん、ん・・・っ 」
「ガチガチじゃねぇか お前のこれ・・・・・ ったくエロい身体しやがって」
「あっ・・・ あっ・・・・ ん・・・・ ァース・・・のも硬いじゃん」
「誰のせいだよ」
アースの大きな掌がふたりの熱を握って上下に擦るとすぐにぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いて、それに合わせてカイトが気持ち良さそうに喘いだ。
「ああ・・・・、 あっ!あ・・・っ ぁ・・・すごぃ、 んあっ・・・」
「・・・ ・・・・もう達クだろ 我慢しなくていいぞ」
「あ・・・・・・・・っ アースぅ・・・・」
「ん・・・・? あぁ」
身体をビクビクと震わせてアースに頬擦りをしながら限界を迎えようとするカイトの耳をペロリと舐める。
その耳にピッタリ唇を這わせて熱い息と一緒に名前を呼んでやる。
「カイト・・・・・・」
「んあっ・・・・・・・・!! や、も・・・駄目、イ・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!」
一番低い声でゆっくりと囁かれて、耐え切れずに弾けてしまった。
いつもこの声には弱い。
何度この声で達かされたか分からない。
耳から体中に伝わって内臓の奥までその声に支配されて全身がアースの所有物になってしまうような錯覚に陥る。
その瞬間が堪らなく感じて気持ちいい。
このまま溶けてアースの一部になっちゃえばいいのに・・・・。
「アース 好き 大好きだよ」
「知ってるよ」
「うん・・・・、 ねぇ ちょっとだけ ・・・・・・・挿れたい」
「くく・・・・ そうきたか」
「うん 『ちょっとだけ』」
「ふ・・・・ だからな、 もうすでに『ちょっとだけ』じゃ済まなくなってるから。 俺も挿れてぇし・・・」
もう一度キスをして、アースの掌に飛び散らせた熱い液体を指に塗ってカイトの後ろを弄り始める。
力を抜いてアースの指を受け入れるカイトが可愛くて自然と瞳が優しくなった。
綺麗な青い瞳に見詰められてドキンと心臓が高鳴る。
その音がアースにも聞こえたらしく、ふふ・・・と笑われて益々恥ずかしくなった。
アースに抱っこされて後ろをぐちぐちと弄られて、さっき達したばかりなのにまた身体が疼いてくる。
「あっあっ・・・、あっ・・・・・ぁあっ・・・・」
「昨日もしたからすぐ解れてぐちゃぐちゃだな ・・・・・・・いいか?」
「は・・・・ ぁ、・・・・ぃぃょ うん・・・ んぁっ」
「ん・・・ ちょっと腰浮かせ そうだ いい声で鳴けよ」
カイトの腰を抱いて、半分まで挿入したままくるっと向きを変えると 背中を支えながらベッドにゆっくりと寝かせた。
逞しい腕に抱えられて嬉しくて一気に体温が上がる。
段々と奥深くまで挿入ってくる熱が少しずついい所を刺激して更に快感を与えてくれる。
突かれる度にガクガクと身体も揺れて自然と声が漏れた。
アースの腕も指も 瞳も声も 熱い身体も 今、俺を求めてくれてる・・・・。
「っあ、あ、あ、・・・・・っ はぁはぁ・・・・・ ぁあっ あ・・・っ」
「気持ち良さそうだな・・・・ 締め付けが半端ねぇ・・・」
「んぁあ・・・・っ! な、に・・・・ ゆび?」
「中指。 俺が挿入ってるここ お前のでとろとろだから指もすんなり挿入っちまった ほら」
楽しそうに笑いながら アースの長い中指を自身が納まるそこに埋めてくる。
いつもと違う違和感に戸惑って身体を起こそうとすると中で動く中指が一番感じる場所を擦ってきた。
全身に電気が流れてビクビクと跳ねて一際高い声で喘いでしまう。
「あああっ・・・・! や、だめそれ・・・・ 無 理ぃ・・・っ あっあっあっあ・・・んんっ!」
「よがり狂って飛んじまえ 後は俺がやっとくから・・・・」
「えっ・・・ 何・・・、んあぁぁあっ! ハァ・・・ あっ! んはっ あ・・・・・・~~っ!!」
「おやすみ カイト」
激しく突かれて更に指で弄られて、堪らず達してしまうカイトの奥に自分も熱を吐き出して、カクンと脱力するその身体を強く抱き締めた。
「・・・・・・・、 ・・・・・・・・・・・・・・・・・昼間にヤるのも いいもんだな、 ・・・・・ちょっとだけ」
「ガチガチじゃねぇか お前のこれ・・・・・ ったくエロい身体しやがって」
「あっ・・・ あっ・・・・ ん・・・・ ァース・・・のも硬いじゃん」
「誰のせいだよ」
アースの大きな掌がふたりの熱を握って上下に擦るとすぐにぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いて、それに合わせてカイトが気持ち良さそうに喘いだ。
「ああ・・・・、 あっ!あ・・・っ ぁ・・・すごぃ、 んあっ・・・」
「・・・ ・・・・もう達クだろ 我慢しなくていいぞ」
「あ・・・・・・・・っ アースぅ・・・・」
「ん・・・・? あぁ」
身体をビクビクと震わせてアースに頬擦りをしながら限界を迎えようとするカイトの耳をペロリと舐める。
その耳にピッタリ唇を這わせて熱い息と一緒に名前を呼んでやる。
「カイト・・・・・・」
「んあっ・・・・・・・・!! や、も・・・駄目、イ・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!」
一番低い声でゆっくりと囁かれて、耐え切れずに弾けてしまった。
いつもこの声には弱い。
何度この声で達かされたか分からない。
耳から体中に伝わって内臓の奥までその声に支配されて全身がアースの所有物になってしまうような錯覚に陥る。
その瞬間が堪らなく感じて気持ちいい。
このまま溶けてアースの一部になっちゃえばいいのに・・・・。
「アース 好き 大好きだよ」
「知ってるよ」
「うん・・・・、 ねぇ ちょっとだけ ・・・・・・・挿れたい」
「くく・・・・ そうきたか」
「うん 『ちょっとだけ』」
「ふ・・・・ だからな、 もうすでに『ちょっとだけ』じゃ済まなくなってるから。 俺も挿れてぇし・・・」
もう一度キスをして、アースの掌に飛び散らせた熱い液体を指に塗ってカイトの後ろを弄り始める。
力を抜いてアースの指を受け入れるカイトが可愛くて自然と瞳が優しくなった。
綺麗な青い瞳に見詰められてドキンと心臓が高鳴る。
その音がアースにも聞こえたらしく、ふふ・・・と笑われて益々恥ずかしくなった。
アースに抱っこされて後ろをぐちぐちと弄られて、さっき達したばかりなのにまた身体が疼いてくる。
「あっあっ・・・、あっ・・・・・ぁあっ・・・・」
「昨日もしたからすぐ解れてぐちゃぐちゃだな ・・・・・・・いいか?」
「は・・・・ ぁ、・・・・ぃぃょ うん・・・ んぁっ」
「ん・・・ ちょっと腰浮かせ そうだ いい声で鳴けよ」
カイトの腰を抱いて、半分まで挿入したままくるっと向きを変えると 背中を支えながらベッドにゆっくりと寝かせた。
逞しい腕に抱えられて嬉しくて一気に体温が上がる。
段々と奥深くまで挿入ってくる熱が少しずついい所を刺激して更に快感を与えてくれる。
突かれる度にガクガクと身体も揺れて自然と声が漏れた。
アースの腕も指も 瞳も声も 熱い身体も 今、俺を求めてくれてる・・・・。
「っあ、あ、あ、・・・・・っ はぁはぁ・・・・・ ぁあっ あ・・・っ」
「気持ち良さそうだな・・・・ 締め付けが半端ねぇ・・・」
「んぁあ・・・・っ! な、に・・・・ ゆび?」
「中指。 俺が挿入ってるここ お前のでとろとろだから指もすんなり挿入っちまった ほら」
楽しそうに笑いながら アースの長い中指を自身が納まるそこに埋めてくる。
いつもと違う違和感に戸惑って身体を起こそうとすると中で動く中指が一番感じる場所を擦ってきた。
全身に電気が流れてビクビクと跳ねて一際高い声で喘いでしまう。
「あああっ・・・・! や、だめそれ・・・・ 無 理ぃ・・・っ あっあっあっあ・・・んんっ!」
「よがり狂って飛んじまえ 後は俺がやっとくから・・・・」
「えっ・・・ 何・・・、んあぁぁあっ! ハァ・・・ あっ! んはっ あ・・・・・・~~っ!!」
「おやすみ カイト」
激しく突かれて更に指で弄られて、堪らず達してしまうカイトの奥に自分も熱を吐き出して、カクンと脱力するその身体を強く抱き締めた。
「・・・・・・・、 ・・・・・・・・・・・・・・・・・昼間にヤるのも いいもんだな、 ・・・・・ちょっとだけ」
文【warm × tender snow】16
「んん・・・・ ・・・?」
「おはようございます ラキ 大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・ ・・・・・・・・・」
「ここは広場の隅の建物の影です。 もう昼過ぎですよ。 一時間後に午後の大会が始まります。」
「・・・・・・・ぁ~・・・・、そか、俺、寝ちまったんだ・・・・」
「いつもの事ながら、寝惚けたラキも一段と可愛らしいです♡ 状況、把握できましたか?」
半分しか開いてない瞳をコシコシと擦ってボーっと宙を眺めるラキ、何て愛おしいのでしょう。
このまま押し倒してアレとかコレとか舐め回したい・・・・・・・
「・・・・・・・・・・まだ眠い ・・・・・・・背中痛い」
「眠りが深そうだったので ちょうど今、宿に戻ろうかと思っていたのです。 やはりちゃんとベッドで眠った方がよろしいかと・・・ お腹は空きましたか?」
「んーん、 もう少し寝たい 目、開かない ・・・・・・宿、俺、悪い、戻る・・・・・かな」
「ラキ、ふらふらです。私も行きますよ。 お姫様抱っこ しましょうか♡」
半分寝たまま立ち上がるラキの腕をぐいっと引っ張るとその勢いのままこちらに倒れてきた。
いつもより口調も態度もヘロヘロのラキ。 あぁもう、キュンキュンしちゃうじゃないですかっ
『お姫様抱っこ』に対する罵倒はまだですかっ?
早く「自分で歩くわボケシン!!」って言って下さい♪
「ん・・・・・・・ うん、じゃぁ、それで、頼むにゃ・・・・・」
「へぇぇええええええっ!!??」
何という想定外・・・・っ
そんな新たな攻め方が・・・・・・・っ
あああっ 自ら私に腕を回してくるとは・・・・・・・っ
私の心臓を燃やし尽くす気ですかっ!?
「かかかっ畏まりました・・・・っ」
寝ぼけたラキが途中で目が覚めて、今の自分の発言と状況を理解したら恥ずかしくて堪らなくなるだろう。
そんなラキも大好きだけれど・・・・。
もう一度眠って忘れてしまうように、宿に戻るまで余計な事は言わない事にしよう。
自分よりも小さくて綺麗な愛しい人の身体。
それを両手で軽々と抱いて、閉じた瞳をじっと眺めた。
「ずっと、待ってて、くれたんだろ、お前・・・・ 」
「いいえ 待ってませんよ ずっと妄想してましたから♪」
おっと、早速余計な事を・・・・
「そうか、後で、教えろよ、俺が、やってやる」
「はい お願いします」
最終的にやられるのは貴方の方なんですけどね♡
「それからあいつ、カイト に、 お前の使い魔、見せてやってくれ」
「はい?」
「約束したから。 あいつ、お前のそれの為に、頑張ってたみたいだから」
「・・・・・・・・・・・・そうですか」
そんな話は知らないな。
大会が始まる前、私が使い魔を飛ばす前の事、ですかね。
カイトの事になると不機嫌になっていたあのラキが、そのカイトと約束をするなんて。
「ラキ、貴方が愛し過ぎてこのまま抱いてしまいたいです。」
「・・・・・・・・・・・くーーー・・・・」
「・・・・・・・・・お預け、ですね。 今夜の為にたっぷり眠ってください♡」
お友達ができて 良かったですね ラキ。
お姫様抱っこで眠るラキの首筋にちゅっと吸い付いて軽く甘噛みをした。
宿に残していくのは少し寂しいけれど、ラキが頑張った分、私もきちんとこなさなければ。
「出る前に、薔薇の紅茶で落ち着きましょう。 ・・・・・・・・・・・・・鎮めないと」
「おはようございます ラキ 大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・ ・・・・・・・・・」
「ここは広場の隅の建物の影です。 もう昼過ぎですよ。 一時間後に午後の大会が始まります。」
「・・・・・・・ぁ~・・・・、そか、俺、寝ちまったんだ・・・・」
「いつもの事ながら、寝惚けたラキも一段と可愛らしいです♡ 状況、把握できましたか?」
半分しか開いてない瞳をコシコシと擦ってボーっと宙を眺めるラキ、何て愛おしいのでしょう。
このまま押し倒してアレとかコレとか舐め回したい・・・・・・・
「・・・・・・・・・・まだ眠い ・・・・・・・背中痛い」
「眠りが深そうだったので ちょうど今、宿に戻ろうかと思っていたのです。 やはりちゃんとベッドで眠った方がよろしいかと・・・ お腹は空きましたか?」
「んーん、 もう少し寝たい 目、開かない ・・・・・・宿、俺、悪い、戻る・・・・・かな」
「ラキ、ふらふらです。私も行きますよ。 お姫様抱っこ しましょうか♡」
半分寝たまま立ち上がるラキの腕をぐいっと引っ張るとその勢いのままこちらに倒れてきた。
いつもより口調も態度もヘロヘロのラキ。 あぁもう、キュンキュンしちゃうじゃないですかっ
『お姫様抱っこ』に対する罵倒はまだですかっ?
早く「自分で歩くわボケシン!!」って言って下さい♪
「ん・・・・・・・ うん、じゃぁ、それで、頼むにゃ・・・・・」
「へぇぇええええええっ!!??」
何という想定外・・・・っ
そんな新たな攻め方が・・・・・・・っ
あああっ 自ら私に腕を回してくるとは・・・・・・・っ
私の心臓を燃やし尽くす気ですかっ!?
「かかかっ畏まりました・・・・っ」
寝ぼけたラキが途中で目が覚めて、今の自分の発言と状況を理解したら恥ずかしくて堪らなくなるだろう。
そんなラキも大好きだけれど・・・・。
もう一度眠って忘れてしまうように、宿に戻るまで余計な事は言わない事にしよう。
自分よりも小さくて綺麗な愛しい人の身体。
それを両手で軽々と抱いて、閉じた瞳をじっと眺めた。
「ずっと、待ってて、くれたんだろ、お前・・・・ 」
「いいえ 待ってませんよ ずっと妄想してましたから♪」
おっと、早速余計な事を・・・・
「そうか、後で、教えろよ、俺が、やってやる」
「はい お願いします」
最終的にやられるのは貴方の方なんですけどね♡
「それからあいつ、カイト に、 お前の使い魔、見せてやってくれ」
「はい?」
「約束したから。 あいつ、お前のそれの為に、頑張ってたみたいだから」
「・・・・・・・・・・・・そうですか」
そんな話は知らないな。
大会が始まる前、私が使い魔を飛ばす前の事、ですかね。
カイトの事になると不機嫌になっていたあのラキが、そのカイトと約束をするなんて。
「ラキ、貴方が愛し過ぎてこのまま抱いてしまいたいです。」
「・・・・・・・・・・・くーーー・・・・」
「・・・・・・・・・お預け、ですね。 今夜の為にたっぷり眠ってください♡」
お友達ができて 良かったですね ラキ。
お姫様抱っこで眠るラキの首筋にちゅっと吸い付いて軽く甘噛みをした。
宿に残していくのは少し寂しいけれど、ラキが頑張った分、私もきちんとこなさなければ。
「出る前に、薔薇の紅茶で落ち着きましょう。 ・・・・・・・・・・・・・鎮めないと」
今日は銀ちゃんの誕生日
文【warm × tender snow】17
「ん? お前の飼い主は・・・?」
「御主人様なら宿でゆっくりお休み中です。 そちらのわたあめはどうしたのですか?」
「右に同じだ」
「そうですか ふふ・・・」
午後の競技が始まろうとしている広場に、続々と参加者が集まっていた。
ラキを寝かせた後少しだけ休憩したシンと、カイトを寝かせた後たらふく昼食を摂ったアースが、先程の日陰にほぼ同時に戻ってきてそんな会話をしている。
「つーことは次の種目はお前とって事か」
「よろしくお願い致します。どうぞ御自分のペースで進んで頂いて構いませんから」
「合わせる気なんてミミズの目玉ほども無ぇから安心しろ」
「それは少し残念ですね そして少し嬉しいです」
「あーそーですか」
「くく・・・・ ほら、司会者のテンダラーさんが見えましたよ ルール説明ですね」
朝と同じようにあのテンションで司会者が二種目目の説明を始めた。
『さぁーて次の種目はぁぁぁ~~~! “洞・窟・探・検” !! だぁーーーーーーーっ!!!』
「・・・・ 相変わらずうぜぇな・・・ 洞窟だぁ?」
『午前中走り回ったこの森を少し進むと その先に大きな洞窟があるんだ! 大昔、炭鉱だった名残で思いっきり入り組んでるから入ったら最後、迷子決定だ!その巨大迷路の洞窟を潜り抜けて出口に辿り着くまでの合計タイムで一番を決めるぞぉー!これは二人一組で挑戦してもらうよ!協力してたったひとつしか無い出口を目指してくれ!! 大丈夫!! この洞窟には魔物はいない!! はず!! もし迷子になって出れなくなってもこの街のベテラン探検隊が君達を探してくれるから安心して迷ってくれ!! 地位も名誉も手に入れるには勇気だって必要なんだぞぉ! レッツ迷子!!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「お前、朝の時点で何の競技するか知ってたんだろ」
「はい 張り紙に書いてありましたから」
「あいつには無理だったな・・・・ これは俺向きだ」
「方向音痴のラキにも無理でした。 しかも暗闇。 ・・・・・・その点私には全く障害になりませんので。 むしろ早く入りたい」
『さあ!日が暮れる前に洞窟を抜けられるチャレンジャーは果たして居るのかっ!? 時間が勿体無いから早速始めちゃうよーー!! 参加者は速やかに集まってくれー!! 洞窟の入り口まで案内するよぉー!あ、迷っても大丈夫!スタート前に発信機を配るからしっかり身に付けておくんだ!』
洞窟に向かう参加者達の一番後ろを面倒臭そうに歩くアースに「頑張りましょうね」とシンが話し掛ける。
それを無視して新しく煙草に火を点けるアースを見てふふふと笑いながらその数歩後ろを付いて行った。
「ん?ここか ・・・・・・」
『今君達に付けた発信機は洞窟に入ると同時にタイマーが起動する仕掛けになっているよ!時間差でスタートしてもきっちり時間を計ってくれるから公平なんだ!どうだい?凄いだろぉう?? さあ、それではそろそろ洞窟探検、始めちゃうよー!!』
「「ぉぉおおおおーーーーっ!!!!!!」」
「さてと・・・」
「いよいよですね」
数百人の参加者達がスタート!の合図で入り口に向かって走って行く。
その集団を後ろで眺めながらアースはのんびりと煙草を最後まで吸い切った。
シンはその彼の横で丁寧にサングラスを拭いてもう一度元の位置に掛け直した。
「・・・・・・・・・」
「何考えてる」
「・・・・・・余り早く終わらせてしまったら折角眠ったラキを起こしてしまうかもしれないと思いまして」
「早く終わるんならその後どっかで時間潰してればいいじゃねーか」
「我慢する自信がありません。 今すぐラキに触れたいのです。」
「あいつも大変だな こんな粘着質なストーカーに気に入られてよ どうでもいい好きにしろよ 行くぞ」
「はい」と返事をして薄暗い入り口をふたり同時にくぐった。
真っ暗な洞窟の中、所々どこからか光が漏れている。そこだけがほんのり明るいだけで、少し進むとすぐに一面暗闇に包まれた。
あちこちから参加者の声が聞こえてくる。既に迷ってリタイヤを訴える者もいるようだ。
その中でシンが気持ち良さそうに深呼吸を始めた。。
「あぁ、涼しい。 何て心地良いのでしょう」
「おいお前、先に出口探して出てろ 俺はゆっくり行くから」
「はい? ・・・・・・・・・・・・・」
「御主人様なら宿でゆっくりお休み中です。 そちらのわたあめはどうしたのですか?」
「右に同じだ」
「そうですか ふふ・・・」
午後の競技が始まろうとしている広場に、続々と参加者が集まっていた。
ラキを寝かせた後少しだけ休憩したシンと、カイトを寝かせた後たらふく昼食を摂ったアースが、先程の日陰にほぼ同時に戻ってきてそんな会話をしている。
「つーことは次の種目はお前とって事か」
「よろしくお願い致します。どうぞ御自分のペースで進んで頂いて構いませんから」
「合わせる気なんてミミズの目玉ほども無ぇから安心しろ」
「それは少し残念ですね そして少し嬉しいです」
「あーそーですか」
「くく・・・・ ほら、司会者のテンダラーさんが見えましたよ ルール説明ですね」
朝と同じようにあのテンションで司会者が二種目目の説明を始めた。
『さぁーて次の種目はぁぁぁ~~~! “洞・窟・探・検” !! だぁーーーーーーーっ!!!』
「・・・・ 相変わらずうぜぇな・・・ 洞窟だぁ?」
『午前中走り回ったこの森を少し進むと その先に大きな洞窟があるんだ! 大昔、炭鉱だった名残で思いっきり入り組んでるから入ったら最後、迷子決定だ!その巨大迷路の洞窟を潜り抜けて出口に辿り着くまでの合計タイムで一番を決めるぞぉー!これは二人一組で挑戦してもらうよ!協力してたったひとつしか無い出口を目指してくれ!! 大丈夫!! この洞窟には魔物はいない!! はず!! もし迷子になって出れなくなってもこの街のベテラン探検隊が君達を探してくれるから安心して迷ってくれ!! 地位も名誉も手に入れるには勇気だって必要なんだぞぉ! レッツ迷子!!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「お前、朝の時点で何の競技するか知ってたんだろ」
「はい 張り紙に書いてありましたから」
「あいつには無理だったな・・・・ これは俺向きだ」
「方向音痴のラキにも無理でした。 しかも暗闇。 ・・・・・・その点私には全く障害になりませんので。 むしろ早く入りたい」
『さあ!日が暮れる前に洞窟を抜けられるチャレンジャーは果たして居るのかっ!? 時間が勿体無いから早速始めちゃうよーー!! 参加者は速やかに集まってくれー!! 洞窟の入り口まで案内するよぉー!あ、迷っても大丈夫!スタート前に発信機を配るからしっかり身に付けておくんだ!』
洞窟に向かう参加者達の一番後ろを面倒臭そうに歩くアースに「頑張りましょうね」とシンが話し掛ける。
それを無視して新しく煙草に火を点けるアースを見てふふふと笑いながらその数歩後ろを付いて行った。
「ん?ここか ・・・・・・」
『今君達に付けた発信機は洞窟に入ると同時にタイマーが起動する仕掛けになっているよ!時間差でスタートしてもきっちり時間を計ってくれるから公平なんだ!どうだい?凄いだろぉう?? さあ、それではそろそろ洞窟探検、始めちゃうよー!!』
「「ぉぉおおおおーーーーっ!!!!!!」」
「さてと・・・」
「いよいよですね」
数百人の参加者達がスタート!の合図で入り口に向かって走って行く。
その集団を後ろで眺めながらアースはのんびりと煙草を最後まで吸い切った。
シンはその彼の横で丁寧にサングラスを拭いてもう一度元の位置に掛け直した。
「・・・・・・・・・」
「何考えてる」
「・・・・・・余り早く終わらせてしまったら折角眠ったラキを起こしてしまうかもしれないと思いまして」
「早く終わるんならその後どっかで時間潰してればいいじゃねーか」
「我慢する自信がありません。 今すぐラキに触れたいのです。」
「あいつも大変だな こんな粘着質なストーカーに気に入られてよ どうでもいい好きにしろよ 行くぞ」
「はい」と返事をして薄暗い入り口をふたり同時にくぐった。
真っ暗な洞窟の中、所々どこからか光が漏れている。そこだけがほんのり明るいだけで、少し進むとすぐに一面暗闇に包まれた。
あちこちから参加者の声が聞こえてくる。既に迷ってリタイヤを訴える者もいるようだ。
その中でシンが気持ち良さそうに深呼吸を始めた。。
「あぁ、涼しい。 何て心地良いのでしょう」
「おいお前、先に出口探して出てろ 俺はゆっくり行くから」
「はい? ・・・・・・・・・・・・・」