【アース×カイト】カイトが熱を出した日★R18
こちらの記事は後半からR18になっております。
申し訳ありませんが、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
切実にお願い申し上げます。
「何か欲しいのあるか」
「・・・、大丈夫・・・ ごめんアース」
「何が」
「また俺熱出したね」
「新しい所来て熱出さなかった方が少ねぇだろ、いいから寝とけお前は」
「うん・・・」
初めて訪れた新たな街の宿で、頭から湯気を上げたカイトが布団に包まって横になっている。
黄金色の大きな瞳はいつもより力無く、潤んで半分閉じかけていて今にも溶け出しそうだ。
溶け掛けの飴玉が申し訳無さそうにこちらを見上げている。
この街に着いて食事や買い出しを一通り済ませた頃、カイトが突然熱を出し、アースが荷物ごとカイトを抱えて宿に運んできた。
こんな展開は初めてでは無く、カイトは実はよく熱を出す。
長い間一度も自分の街から出た事の無い者が、突然見知らぬ土地を訪れたりするとその土地の風土が身体に合わず体調を崩すことがよくある。
カイトはそれが顕著に表れる体質で、初めてアースと逢った初めての街でも熱を出して倒れた事があった。
今日のこれもいつもの恒例行事と、既に慣れたアースは特に気にしてはいない。
毎回一日ゆっくり休めば次の日にはケロッと回復していつものふわふわのわたあめに戻るのだ。
それでも熱を出す度に律儀にごめんねをするカイトを見ると、分かっていても心なしか無意識に優しくしてしまいそうになるこの恥ずかしさというかくすぐったさというか何と言っていいのか分からないあぁもう面倒臭いこの説明口調もうやめやめ
「ねぇ やっぱり俺欲しいのある」
なんてグルグル考えてたら首まですっぽり収まったカイトが小さくこう呟いた。
小声でも聞き取れるように頭の横に移動して「何だよ」と聞いてみる。
「手、ちょうだい」
「・・・・・」
言われるままに手を差し出すと、首元に挟み込んでスリスリしてきて「冷たくてきもちぃ♪」と嬉しそうに笑った。
猫か・・・
カイトの熱い体温を吸って指先がじわっと暖かい
寒空で冷えた身体にちょうどいいな、と思ったけど、カイトが俺の手を気に入って離そうとしないから動けない とカイトの所為にして、腕を預けたまま枕元に腰掛けた。
「仕事が明日にズレたから今日はのんびりだな」
「!じゃあ一緒に居られるんだ♪」
「そうだな」
「・・・・? いつも一緒にいるだろばーか、とか言わないの?」
「熱出してるお前を虐めても面白くねぇだろ」
「・・・っ」
「こら潜んな、熱上がる」
「やだ、潜る・・・っ」
何なのこいつ 病人とは思えない速さで布団かまくらを錬成して立て籠もったぞ
あんなにスリスリしてた俺の手をあっさり見捨てやがって 中途半端に余計寒い
訳が分からないので隙間から腕を侵入させて首を掴んでやるとビクッとかまくらが跳ねた。
「首あっつ・・・ 騒ぐな馬鹿、放り出すぞお前」
「アースのせいだろっ」
「はあ? ・・・ったく、真っ赤な顔しやがって、治りたくねぇのか」
「これは熱のせいだけど、今のはアースのせい」
「何言ってんだ沸いてんのか」
「アースのせいだよ」
少々イラッとしたので「殴るぞ」と低音で凄んだら、更に奥に引っ込んでしまった。
何?俺何かしたか?
いつもだったらガバーっと布団を剥いで振り回したりする所だけど今回はやめておく。
「出て来いよ」と声を掛けて胸に仕舞った煙草を取り出して咥えると、暫くしてもぞもぞと息の上がった中身が顔を出した。
「熱い・・・ ごめん大人しくする」
「しとけしとけ」
「ねぇ、背中熱いから触って」
「・・・あいよ」
「ぅひぁっ、つめた、あはは♪」
「ほっぺた真っ赤」
何か今回はいつもより平気そうだな
赤い顔は熱の所為かそれともかまくらった所為かは知らねぇけど・・・
こんな調子ならすぐ元気になるかもしれない
いつもの事で既に慣れてると言っても、だからってこいつを置いて俺だけ酒場で思いっ切り飯を食っても正直面白くないし、仕事に行ったってどうしてもどっかで考えちまうだろうし、いつも元気なカイトがたまにしぼんで一日寝てたりすんのはやっぱつまんねぇ
言葉や表情では絶対に表さない自信はあるのに頭ん中は正直で、この俺がカイトなんかにちぐはぐさせられてんのが悔しい。
服の裾から手を突っ込んで熱い背中を撫でていると、うつ伏せで枕に半分顔を埋めながらカイトがこちらをじっと見詰めているのに気付いて視線を合わせた。
「・・・アースの瞳、青くて気持ちいいね」
「何だそれ」
こいつは何でこう突拍子もなく何ともよく分からない事を言い出すのか
青くて綺麗って事か? 何を今更・・・
青いから涼しく見えるって事か? 気のせいだ
見てると落ち着いて気持ちがいいって事か? うるせぇよ
バカイトが 黙って寝ていればいいものを・・・
そんな顔で煽るなら ちょっと遊んでやる
「・・・アース」
「あ?」
「そこ背中じゃない」
「尻も熱いじゃねぇか」
「そうだけど・・・」
「気持ちいいだろ」
「・・・何で揉むの」
「暇だから」
背中を上下にさすっていた掌の向きを逆にして、その勢いのままするっと腰を通り過ぎてその先まで滑らせる。
今まで無防備だった柔らかい丘をくっと掴むと、カイトがそこに力を込めたのが分かって思わず口の端が緩んだ。
何とも言えない表情で耐えるカイトを無視して、暖かい双丘をやんわりと撫で続けてやった。
暫く揉んだり撫でたりを繰り返していると、さっきとは違う瞳でカイトがこちらを見詰めてきた。
違った意味で熱っぽく、違った意味で浅くなった息と声で俺の名前を呼ぶ。
「・・・・・・、・・・・・アース」
「ん・・・? 何だ?カイト・・・」
甘い声で呼ばれたから、俺もお返しに低くゆっくり呼んでやると、カイトが益々真っ赤になって息を呑んだ。
この音程で名前を呼ばれるのが弱いんだよな
この弱点を見付けてから、不意打ちでわざとこう呼んでやるのが楽しみになっている。
「・・・っ 意地悪・・・」
「望んだくせに」
「・・・っ そ、んなわ・・・んぅ・・・」
「舌もあちぃ・・・」
赤い顔が枕から離れたと同時に屈んでカイトの口を塞いだ。
突然唇を奪われて驚いたもののすぐに俺の舌を受け入れて素直に絡めてくる。
身体を支える腕の力が徐々に弱くなり、ゆっくりとベッドに沈み込んだ。
「ん・・・っ ハァ・・・」
「・・・・ようやく静かになったな、少し寝ろよ」
「・・・・・・」
「いつもみたくじっとしてればすぐ熱引くって、な?」
溢れた唾液を舐め上げて離れると、カイトが名残惜しそうに俺の袖を握り込む。
ちょっとやり過ぎたかも・・・なんて思いながら柔らかい金髪をぽんぽんしながらなだめてやるが、それが逆効果だったらしく更に瞳が蕩けてしまった。
「・・・・・もっと触って、冷たくて気持ちぃから、もっと・・・」
今度は横向きになって俺の手を掴んで胸元に移動させる。
上がった体温を下げるつもりなのかまだ冷たい掌を両手で挟み込んで押し当てた。
が・・・・
「・・・お前、触る毎に益々熱くなるじゃねぇか、氷持ってく・・・」
「やだ、アースの手がいい・・・っ アースの大きい手でなでなでされるとふわぁってなるんだよ、じわぁって嬉しくなるんだよ」
「・・・・そうか」
「こうやってると俺の熱でアースの手もだんだんあったかくなってくね 俺と同じ温度になってくなぁって思うと嬉しくてじんじんして ぶわってなるから熱くなるのかなぁ」
「ふぅん・・・ 分かったから目閉じろ」
「伝わった?」
「伝わった伝わった」
「・・・・・ アースは優しいね・・・」
いつもよく分からない事を突然言い出すカイトだけど、今日のは熱に浮かされてる所為か更によく分からない。
でもカイトが今思ったことを正直に素直にそのまま俺に表現してくれているのは分かるから、馬鹿にせずに聞いてやる。
目を閉じろと言ったのに、何が楽しいのかふにゃぁと笑ってどうでもいい事を次々と話し出す。
カイトの気が済むまで適当に返事をしながら胸元にある手を温めた。
少しして口数が減ってきたカイトの様子を窺うと、また頬を染めてこちらをじっと見ている。
「・・・寝ねぇのか? 眠くねぇのか?」
「・・・・ん、アースが・・・そこ揉むから ムズムズする」
楽しそうに話をするカイトに相槌を打っている最中、実はゆっくりと手の位置を変えていて、胸の突起にさりげなく触れていた。
話に夢中で気付かないカイトの顔が段々と違和感から羞恥に変わっていく様子がおかしくてふっと笑ってしまった。
「勃ってるもんなぁ」
「・・・・・っ、バレた・・・・ ・・・アースのせいだからね」
ああ、そうだな
これは確かに俺の所為だって認めるわ
肩を竦ませて身をよじりながらカイトが刺激に耐えるように唇をぎゅっと結ぶ。
さっきから思ってたけど、いつもと違ってどこか力の抜けた声と身体で俺に構ってくるカイト、エロくね?
・・・・・・・・・・
熱出して寝てる奴に何やってんだ俺・・・とか一応反省してみるものの、やっぱり口から出るのは逆の言葉で・・・
「お前が誘うからだろ、・・・・・なぁ、ここ一番熱持ってあっちぃけど・・・・ 触んなくていいのか?」
「・・・・今言おうと思ってた」
「ムズムズして眠れねぇんだろ、触れなんて言うからだぞ、・・・最初から氷にしとけばよかったんだよばぁか」
「ごめん」
「・・・・・違ぇよ 今のは自分に言ったんだ」
「ううん、いつも貰ってばっかでごめん・・・・ でも、もっと欲しい、ねぇアース・・・・頂戴・・・・」
「・・・・・・・ どうなっても知らねぇぞ」
「あっ・・・ つめた、ひぁ・・・・っ」
熱を出した日はその時々によって具合も変わるが、今日のは今迄よりずっと症状が軽いみたいだ。
その所為でカイトが妙に元気で妙に色っぽく見えて・・・
上気した顔に、平気そうなのに時折浅くなる呼吸に、腹から出し切れてない声
・・・・悔しいがそそる。
滅茶苦茶に喘がせてやりたい衝動をギリギリの理性で抑え付けて、力一杯優しくその身体に触れた。
この先R18により、18歳未満の方の閲覧を禁じます。
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「何か欲しいのあるか」
「・・・、大丈夫・・・ ごめんアース」
「何が」
「また俺熱出したね」
「新しい所来て熱出さなかった方が少ねぇだろ、いいから寝とけお前は」
「うん・・・」
初めて訪れた新たな街の宿で、頭から湯気を上げたカイトが布団に包まって横になっている。
黄金色の大きな瞳はいつもより力無く、潤んで半分閉じかけていて今にも溶け出しそうだ。
溶け掛けの飴玉が申し訳無さそうにこちらを見上げている。
この街に着いて食事や買い出しを一通り済ませた頃、カイトが突然熱を出し、アースが荷物ごとカイトを抱えて宿に運んできた。
こんな展開は初めてでは無く、カイトは実はよく熱を出す。
長い間一度も自分の街から出た事の無い者が、突然見知らぬ土地を訪れたりするとその土地の風土が身体に合わず体調を崩すことがよくある。
カイトはそれが顕著に表れる体質で、初めてアースと逢った初めての街でも熱を出して倒れた事があった。
今日のこれもいつもの恒例行事と、既に慣れたアースは特に気にしてはいない。
毎回一日ゆっくり休めば次の日にはケロッと回復していつものふわふわのわたあめに戻るのだ。
それでも熱を出す度に律儀にごめんねをするカイトを見ると、分かっていても心なしか無意識に優しくしてしまいそうになるこの恥ずかしさというかくすぐったさというか何と言っていいのか分からないあぁもう面倒臭いこの説明口調もうやめやめ
「ねぇ やっぱり俺欲しいのある」
なんてグルグル考えてたら首まですっぽり収まったカイトが小さくこう呟いた。
小声でも聞き取れるように頭の横に移動して「何だよ」と聞いてみる。
「手、ちょうだい」
「・・・・・」
言われるままに手を差し出すと、首元に挟み込んでスリスリしてきて「冷たくてきもちぃ♪」と嬉しそうに笑った。
猫か・・・
カイトの熱い体温を吸って指先がじわっと暖かい
寒空で冷えた身体にちょうどいいな、と思ったけど、カイトが俺の手を気に入って離そうとしないから動けない とカイトの所為にして、腕を預けたまま枕元に腰掛けた。
「仕事が明日にズレたから今日はのんびりだな」
「!じゃあ一緒に居られるんだ♪」
「そうだな」
「・・・・? いつも一緒にいるだろばーか、とか言わないの?」
「熱出してるお前を虐めても面白くねぇだろ」
「・・・っ」
「こら潜んな、熱上がる」
「やだ、潜る・・・っ」
何なのこいつ 病人とは思えない速さで布団かまくらを錬成して立て籠もったぞ
あんなにスリスリしてた俺の手をあっさり見捨てやがって 中途半端に余計寒い
訳が分からないので隙間から腕を侵入させて首を掴んでやるとビクッとかまくらが跳ねた。
「首あっつ・・・ 騒ぐな馬鹿、放り出すぞお前」
「アースのせいだろっ」
「はあ? ・・・ったく、真っ赤な顔しやがって、治りたくねぇのか」
「これは熱のせいだけど、今のはアースのせい」
「何言ってんだ沸いてんのか」
「アースのせいだよ」
少々イラッとしたので「殴るぞ」と低音で凄んだら、更に奥に引っ込んでしまった。
何?俺何かしたか?
いつもだったらガバーっと布団を剥いで振り回したりする所だけど今回はやめておく。
「出て来いよ」と声を掛けて胸に仕舞った煙草を取り出して咥えると、暫くしてもぞもぞと息の上がった中身が顔を出した。
「熱い・・・ ごめん大人しくする」
「しとけしとけ」
「ねぇ、背中熱いから触って」
「・・・あいよ」
「ぅひぁっ、つめた、あはは♪」
「ほっぺた真っ赤」
何か今回はいつもより平気そうだな
赤い顔は熱の所為かそれともかまくらった所為かは知らねぇけど・・・
こんな調子ならすぐ元気になるかもしれない
いつもの事で既に慣れてると言っても、だからってこいつを置いて俺だけ酒場で思いっ切り飯を食っても正直面白くないし、仕事に行ったってどうしてもどっかで考えちまうだろうし、いつも元気なカイトがたまにしぼんで一日寝てたりすんのはやっぱつまんねぇ
言葉や表情では絶対に表さない自信はあるのに頭ん中は正直で、この俺がカイトなんかにちぐはぐさせられてんのが悔しい。
服の裾から手を突っ込んで熱い背中を撫でていると、うつ伏せで枕に半分顔を埋めながらカイトがこちらをじっと見詰めているのに気付いて視線を合わせた。
「・・・アースの瞳、青くて気持ちいいね」
「何だそれ」
こいつは何でこう突拍子もなく何ともよく分からない事を言い出すのか
青くて綺麗って事か? 何を今更・・・
青いから涼しく見えるって事か? 気のせいだ
見てると落ち着いて気持ちがいいって事か? うるせぇよ
バカイトが 黙って寝ていればいいものを・・・
そんな顔で煽るなら ちょっと遊んでやる
「・・・アース」
「あ?」
「そこ背中じゃない」
「尻も熱いじゃねぇか」
「そうだけど・・・」
「気持ちいいだろ」
「・・・何で揉むの」
「暇だから」
背中を上下にさすっていた掌の向きを逆にして、その勢いのままするっと腰を通り過ぎてその先まで滑らせる。
今まで無防備だった柔らかい丘をくっと掴むと、カイトがそこに力を込めたのが分かって思わず口の端が緩んだ。
何とも言えない表情で耐えるカイトを無視して、暖かい双丘をやんわりと撫で続けてやった。
暫く揉んだり撫でたりを繰り返していると、さっきとは違う瞳でカイトがこちらを見詰めてきた。
違った意味で熱っぽく、違った意味で浅くなった息と声で俺の名前を呼ぶ。
「・・・・・・、・・・・・アース」
「ん・・・? 何だ?カイト・・・」
甘い声で呼ばれたから、俺もお返しに低くゆっくり呼んでやると、カイトが益々真っ赤になって息を呑んだ。
この音程で名前を呼ばれるのが弱いんだよな
この弱点を見付けてから、不意打ちでわざとこう呼んでやるのが楽しみになっている。
「・・・っ 意地悪・・・」
「望んだくせに」
「・・・っ そ、んなわ・・・んぅ・・・」
「舌もあちぃ・・・」
赤い顔が枕から離れたと同時に屈んでカイトの口を塞いだ。
突然唇を奪われて驚いたもののすぐに俺の舌を受け入れて素直に絡めてくる。
身体を支える腕の力が徐々に弱くなり、ゆっくりとベッドに沈み込んだ。
「ん・・・っ ハァ・・・」
「・・・・ようやく静かになったな、少し寝ろよ」
「・・・・・・」
「いつもみたくじっとしてればすぐ熱引くって、な?」
溢れた唾液を舐め上げて離れると、カイトが名残惜しそうに俺の袖を握り込む。
ちょっとやり過ぎたかも・・・なんて思いながら柔らかい金髪をぽんぽんしながらなだめてやるが、それが逆効果だったらしく更に瞳が蕩けてしまった。
「・・・・・もっと触って、冷たくて気持ちぃから、もっと・・・」
今度は横向きになって俺の手を掴んで胸元に移動させる。
上がった体温を下げるつもりなのかまだ冷たい掌を両手で挟み込んで押し当てた。
が・・・・
「・・・お前、触る毎に益々熱くなるじゃねぇか、氷持ってく・・・」
「やだ、アースの手がいい・・・っ アースの大きい手でなでなでされるとふわぁってなるんだよ、じわぁって嬉しくなるんだよ」
「・・・・そうか」
「こうやってると俺の熱でアースの手もだんだんあったかくなってくね 俺と同じ温度になってくなぁって思うと嬉しくてじんじんして ぶわってなるから熱くなるのかなぁ」
「ふぅん・・・ 分かったから目閉じろ」
「伝わった?」
「伝わった伝わった」
「・・・・・ アースは優しいね・・・」
いつもよく分からない事を突然言い出すカイトだけど、今日のは熱に浮かされてる所為か更によく分からない。
でもカイトが今思ったことを正直に素直にそのまま俺に表現してくれているのは分かるから、馬鹿にせずに聞いてやる。
目を閉じろと言ったのに、何が楽しいのかふにゃぁと笑ってどうでもいい事を次々と話し出す。
カイトの気が済むまで適当に返事をしながら胸元にある手を温めた。
少しして口数が減ってきたカイトの様子を窺うと、また頬を染めてこちらをじっと見ている。
「・・・寝ねぇのか? 眠くねぇのか?」
「・・・・ん、アースが・・・そこ揉むから ムズムズする」
楽しそうに話をするカイトに相槌を打っている最中、実はゆっくりと手の位置を変えていて、胸の突起にさりげなく触れていた。
話に夢中で気付かないカイトの顔が段々と違和感から羞恥に変わっていく様子がおかしくてふっと笑ってしまった。
「勃ってるもんなぁ」
「・・・・・っ、バレた・・・・ ・・・アースのせいだからね」
ああ、そうだな
これは確かに俺の所為だって認めるわ
肩を竦ませて身をよじりながらカイトが刺激に耐えるように唇をぎゅっと結ぶ。
さっきから思ってたけど、いつもと違ってどこか力の抜けた声と身体で俺に構ってくるカイト、エロくね?
・・・・・・・・・・
熱出して寝てる奴に何やってんだ俺・・・とか一応反省してみるものの、やっぱり口から出るのは逆の言葉で・・・
「お前が誘うからだろ、・・・・・なぁ、ここ一番熱持ってあっちぃけど・・・・ 触んなくていいのか?」
「・・・・今言おうと思ってた」
「ムズムズして眠れねぇんだろ、触れなんて言うからだぞ、・・・最初から氷にしとけばよかったんだよばぁか」
「ごめん」
「・・・・・違ぇよ 今のは自分に言ったんだ」
「ううん、いつも貰ってばっかでごめん・・・・ でも、もっと欲しい、ねぇアース・・・・頂戴・・・・」
「・・・・・・・ どうなっても知らねぇぞ」
「あっ・・・ つめた、ひぁ・・・・っ」
熱を出した日はその時々によって具合も変わるが、今日のは今迄よりずっと症状が軽いみたいだ。
その所為でカイトが妙に元気で妙に色っぽく見えて・・・
上気した顔に、平気そうなのに時折浅くなる呼吸に、腹から出し切れてない声
・・・・悔しいがそそる。
滅茶苦茶に喘がせてやりたい衝動をギリギリの理性で抑え付けて、力一杯優しくその身体に触れた。
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